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ぼくらは電波に乗って。


つい揺れて悔いて後退るぼくの間違いも、変化する内側を訴えるきみの気まぐれも、あけすけで譲らない誰かの嘘も。電波に乗って、浮かんでは飛び交うそれらがもし、全て空気中にう ....
1

正直、高校を卒業した時の成績はよくなかった
偏差値にして40前後
空を飛ぶ試験にうかるには絶望的な数字だった

なにしろそのころ
空を飛ぶための試験を通過するには
偏差値にして6 ....
何故戦争をするのか
あたまがわるいからだ
つまり人間が、起ってほしくないことについてばかり考えているからだ
創造しなくなった

日和見は全員銃を持つ
日本男児はアジアの幼女をレイプ ....
(1)

僕は眩暈をおこし倒れゆく途中、眩暈の原因はこの部屋の絨毯の模様がどうにも見慣れない形に変わってしまったからだということに気づき、しばらく斜めになったまま考察を続けた。



(2 ....
  夜
  きれた煙草を買いにコンビニにいったら
  店員である友人のBが
  マルボロ新しいの入ったよ
  とレジ打ちしながら眼の前に立つ
  ぶす・でぶの大学生らしき女を ....
空に標識がないのに
飛行機がぶつからないのは不思議だ
と母がつぶやく

風のはじまりはどこなんだろうねえ
風はどこで終わるんだろうねえ

お母さん
あなたと同じように
私も
いつの ....
 かたくなな心にも
 差し入れる
 隙き間はあって

 たとえば胸元は
 案外そうで

 防備するための
 ことばの固い服

 分け入って

 ぱさり、と落ちる
  
   ....
不揃いな足音は鳩 鳩 鳩の
何かを象徴して下さることを願った赤い皴の寄る足でした
逸らした塞いだ目に耳に染み付いた 赤の皴 皴 皴に
自らの底面の砂利を明け渡す為ベンチの上面へ足を抱え上 ....
わたしの夜のとなりに
ことばがたくさん住んでいて
ときどきベランダで
お話をする
こどものかたちをしてる

一緒にトマトを食べたり
くっついてみたり
ゴミを片付けたり

たのしいね ....
連続していく

足元で繰り返していく季節
飛び越える音も聞き慣れた
回り続ける円の内側を
ただ一列に連続していく


繋がっていく

足元で連なっていく蟻の行列
長く長く終わりが ....
目的地を探して
彷徨う心の軌跡は
直進し
蛇行し
迂回する

高い山の頂上を
目指すルートを探しているなら
地図を調べればいい
かつて登った者に尋ねてもいい
頂上の
その一点が
 ....
ビルディングは
壊れると
風よりも早い
たくわんの淵は よれよれしてて
噛むとカリコリやのに
今日のはまた特に
薄っぺらくて よれよれ
あたり前やけど まんまるやないし
たくわん なんで よれよれなん?
なんで もっと しっ ....
臆病みを申し上げます
遠く闇が講じる膚滓
歩み聴かす、気化す藍
ソウダ、泡立つか別つか
ほら、小舟はすぐだ
操舵守りも無しに彼岸に
雨漏りの杜に蝙蝠の籠る幻視
戦う以前に戦死ですか
愛 ....
ぴしゃん、と
はねた
さかなのおを
おって
ぼくは
もぐる

ぼくのなかの
くうきは
こぽり こぽ こぽ
ぼくを
つたって
そらに
かえる

ぼくは
ぼくで
 ....
陽が当たらないこの部屋には夜が堆積したまま、おはよう。
けして眩しくはないけれど、それは挨拶だ。



腕を下にしていたのでしびれた。下敷きが平たく硬いのは、しびれずに楽に生きていくための防 ....
せんえんで
ひゃくえんのものを
さんこかいました
おつりは
いくらでしょう

あほう
ちっとは
頭を使えや
解るか
客が
なんぼやって言うたら
負けろって意味なんやぞ
普通な ....
熱くも無く 涼しくも無く

肌に濡れる風は心地よく また煩わしくもあり

音は無く

揺れる木葉は遂に無言

それを何と呼ぶかは人の自由で

ただ「微風」と 私はよんだ
 赤いランドセルは女の子の特権よ
 真っ赤な真っ赤なランドセル
 その中に
 金魚の群れを飼っている
 小学校三年生の夏

 真っ赤なランドセルをせおって歩く姿に
 隣の家のえみりさんを ....
きのえだいっぱいに
きれいなはながさいていたので
よじのぼって
ごめんねゆるしてね
ちゃんとあやまって
ちいさなえだをひとつだけおって
はなびらがちらないように
ちゅういしてもってか ....
誰だろう?誰かに見られてる。おかしい。ゾクゾクする。
男だ、と思う。わたしは女だから、見ているのは、たぶん。
わたしは、うつくしくない。いわゆる美人さんではない。
わたしは男に見られることは少な ....
指と指の間から
零れ落ちていくそれが青春だと
零れ落ちていくそれを左手ですくい
左手から零れ落ちたそれを右手でつかもうとする
もどかしさに胸をかき
からっぽであることにはたと気づく
ぬるい ....
なんだよ、ダジャレじゃねえか
と激しく笑われたので渡しそびれた

きっと勝つと、キットカット
受験合格のお守りだって
コンビニだって神社になる

簡単に買えたけど
その気持ちは簡単 ....
ぷよぷよ頭のシロイルカや
花火のようなくらげをみて
三人でおおきなアイスクリームを食べても
小さな女の子はそっぽを向いたまま
だから水族館から海へ向かう砂浜は
お母さんと君だけで歩いて行った ....
ついに発見されたのですね
青空いっぱいの無色な孔雀の骨
嗚呼ただの伝説かと思っていたのに
雲雀の血のにじんだ五月の空の
気圏のいちばんの上層
きらびやかな氷窒素のあたりから
発見されたので ....
ニュー。ニュー。
新しくなることについて考える昼すこし前の柔らかい光だ。


上着のポケットにしまっていた石を垂直に投げる。加速度と重力。そう、加速度と重力がせめぎあうその瞬間の曇り空に、押し ....
こどもがえへへと笑う
かわいいね ぎゅー
なんてするけど

パパの好きな塩辛
手作りして
「お帰りなさい」とか
言うけど

ほんとは

わたしが
誰のものでもないように

 ....
桜前線 が来て
花見客

そして
砂漠

ぎっしり 携帯した
迷彩服

の 中に 人

ほおばる 春
つづく 虐殺

信じてなんか いられない
みじめな 幸福 ....
泥のような緑
黙したままの光景に
虚ろがる夢が漂い
わたしは疲れている

コンクリートで舗装された
河川敷をよたよた
歩く老人を見て
わたしは疲れている

反省など冷たく
こおろ ....
きみがプリンが好きだと知り
ボールと泡だて器を用意した
すると 卵をきらしていることに気づき
悩んだ末に おもてに出た

ぼくは 公園に向かい
砂場にすわりこんだ
誰かが忘れていったプリ ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モバイル100- nm6自由詩804-4-20
自由をめぐる空想- ワタナベ自由詩17*04-4-20
戦争詩- 馬野ミキ自由詩904-4-20
おはなし_1〜50- Monk自由詩53*04-4-20
マルボロ(リミテッド・エディション)- 高田夙児自由詩1004-4-20
標識_2- 岡村明子自由詩8*04-4-19
ピスタチオ- umineko自由詩204-4-19
偏光病- A道化自由詩504-4-19
夜のとなり- チアーヌ自由詩7*04-4-19
光の先へ- 霜天自由詩404-4-19
彷徨う- さち自由詩604-4-19
ビルディング- 黒川排除 ...自由詩104-4-19
へたれ- 湾鶴自由詩404-4-19
そぞろ歩き- 六崎杏介自由詩104-4-18
しずく- 玉兎自由詩104-4-18
いつまでも繰り返している- nm6自由詩13*04-4-18
大人の算数- ねなぎ自由詩304-4-18
微々たる風に- 白峰=黒 ...自由詩4*04-4-18
金魚ランドセル- 容子自由詩704-4-17
こえだ- アンテ自由詩704-4-17
どうかわたしにスープを飲ませてください- チアーヌ自由詩804-4-17
青春- ワタナベ自由詩804-4-16
キットカット日和- RT自由詩2*04-4-16
子供の日- まんぼう自由詩604-4-16
空の骨- まんぼう自由詩704-4-16
ニュー/ヒア- nm6自由詩21*04-4-16
空のお墓- チアーヌ自由詩904-4-15
前線- 砂木自由詩9*04-4-15
発光する窓- 黒川排除 ...自由詩604-4-15
プリンと砂と涙- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-15

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