すべてのおすすめ
 
線路を歩いた
草がたくさん生えていた
誰もいなかった
ずっと前に廃線になったのだ

線路沿いに坂を上っていくと
車両が置き晒されていた
子供が廊下を走っていた

もう少し歩いて ....
波間に夢を見る

ふと揺られていた

気がつくと電車などに乗ってしまっていて
しかも田舎の単線の三両編制で
左手には木々が広がり
進行方向右の窓のそばで
ぼんやりと外を見てると
すぐ ....
6月の快晴に出会って
やあ久しぶり なんて手を挙げたりして
からからに乾こうとしてる街を
隙間を見つけながら走り抜けたりする

名前も知らない鳥が
真似できないような声を出してる
それに ....
雲 のチビ は
ちらり すまして

ふんわり おなか
に まるまって

かくれんぼ なの
だれにも 言わないで

抱きしめたら

ここ へ そら
鍵盤の流れ
書斎の壁
狂った額に優しく
私は受話器を落とす

「悲しみを愛せよ・・・」


無数の音符に巻かれて
加速する刃
氷を突き、宙を舞った

私は目覚める

衝撃は ....
秒針がふるえて
ぼくは ただ
青くなってゆくばかりだ


深みが光を吸収し
かわりに
無数の粒子が
まとわりつく


探してた言葉は
どこにも見えず
たえなまく


 ....
青空の下、作品が並べられている
授賞式に集まった名優たち、やはり洋モノにはかなわない
何種類もの香りに鼻がおかしくなりそうだ

彼の作品が並べられている
彼は空の青さに気づかない

 ....
夜の汀に
静かに打ち寄せる旋律が
月を濡らし
とびきり無垢なくらやみ
豊かな潮騒に包まれる
すべての静かなあなたたち
今はただ
波間に映りこんだ月のように
やさしく揺れて
なにも持た ....
(1)

高校生のとき、
まだJRが国鉄だった時代、
三十日間三十万円日本一周鉄道の旅を計画した。
青春18切符があれば、不可能事ではなかった、
東京を通過しないとどこにも行けない関東圏、 ....
どこから夢で
どこまで夢だったのか
わからない
という 朝


さざ波がたっていたので
ただ 
風をさがした



前に進むための
1オンス



やがて
なにもか ....
夜で潤んだ廊下のタイルに
こぼれていた非常口の灯りは



それなのに
何からも 何処からも
匂いの消えた夜だった


緑色に 浸りたい
そんな気がしていたのは
 ....
気がつくと きみは
魚になってしまっていたので
ずっと
きみを知っていたのに
はじめて見たような気さえした


望遠鏡をのぞくと いつも
波がよせては砕け
飛び散る


セロハ ....
信号を無視してあらゆる交差点を渡った 緩慢な自殺未遂もことごとく失敗に終わり
裁縫バサミで刺した腕の傷も今はもうほとんど目立たない


つながれた大型犬が吠える それにつられて隣の家の
つな ....
 塀の上のツツジの蜜をアゲハ蝶が吸っている
 硝子屋の軽トラが道の脇に停まっている
 見上げたら 
 茎のような電線の向こうに
 無期懲役の太陽がある
 自分の魅 ....
ごめんなさい

あなたは、
夕方になったのに、
まだシャッターを降ろしていなかったの
ですね

わたしのシャッターは
とっくに降りていて、
だから、

まだシャッターを
降ろし ....
ふせじ の なかの
ながい ゆめ

とんとん どうにか
すすけてく

ならくのそら は
しらせぬ いろで

ここやら どこやら
さき ゆれる

わたらせ まい よ
と ....
自分を忘れるほど
君する夜
遠いのです
東京タワー
今夜も綺麗に咲いていますか?
僕は都会が怖いので
蟻をプツプツと潰しています
これ以上苦くならない為に
部屋が散らかっているので
 ....
冷蔵庫には蟹がある
九本足の蟹がある




あたしは今夜見ないふり
首の赤味を押さえます




もしか
あなたが欲しいのが
甲羅の色のランプなら
あたしは ....
この街は地図に載っているのに
どうして迷ってしまうんだろう


いつも見る夢のイメージで
飛び越えてみようとしたけれど
上手くいかないものだね
今日と明日の境界線は
思いのほか広い
 ....
嫌煙権とか
定期健診とか
「お酢が体にいい」だとか
「物を投げてはいけない」だとか
「あの子と遊んじゃいけない」だとか
「電話中も笑顔で」だとか
「酒癖が悪いのは大人として恥ずかしい」だと ....
雲一つない夜空だから 

ついでに人差し指で

月も消しました




あなたは耳を真っ赤にして

(それはぽかぽかあったかいから)

無理矢理あくびを引っぱり出し

 ....
そらばかり
みあげてたら
すいこまれたり
おっこちたりして
ときどき
こわくなる

そらのあつさと
ぼくのうすさを
シーソーで

ぐいぐい

ぎったん

するする ....
どぎまぎした瞬間が塊になってから
あっちやこっちで郵便物
あーなんてすばらしい傷つきやすさが
インサイドのリラクゼーション
アウェイなら手を振りなよ

 (ここでかえる。
 まるで緞 ....
泥のついたじゃがいもを手に取り
母さんはわたしへと目を向け
折り返し台所の窓に映った自分へと
そして再びわたしへと目を戻す

心なしかじゃがいもの泥を洗い流すときの
母さんの手は力 ....
焼けた鉄の匂いがして
午后四時
夕暮れにはまだ早い


大きな橋の上から見下ろす川岸には
まだ若い女の子と男の子が手を繋いで座っていて
川の流れは緩やかでみどり色
遠くまでちゃんと ....
 こんなにもまっすぐ前が見えて
 とにかく死にそうだ
 街路樹の下に落ちた影が
 決められてもいないのに
 光を失う
 道の先で
 郵便配達夫が方向転換する
 それ ....
沈んでゆく亡き王女のためのパヴァ−ヌにさみしい初夏の夕ぐれ
ピアノは巨大にリビングしているけど
きみのいないみぎてもいないし
きみのいないくすりゆびもいない
どうしようもない僕はしっとりと
 ....
青い花だけの庭を作ったら
寂しいだろうか

なら、
かすみ草を添えておくことにしよう

蛇が住みつくほどに茂った庭に
猫の鳴き声

人間に
何の用だい?

それもこれも
目に ....
呼吸したり
成長したり
引き潮を待ったりしてたら
20億年
あっという間に過ぎた


海底では
あらゆる生物が
地球を
ぐるりとくるんでいる

海はまた
それをまるごと
く ....
やがて知らない街で ぼくらは旅に出たことを心底憎み 育つだろう
明かりの消えた街頭が時折点滅する 宇宙の言語だテレパシー
保全のために まったき保全のための遊歩を 遊歩するんだ
こぼした飲み物の ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3309)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰還- 渡邉建志自由詩4*04-6-17
マニ- ねなぎ自由詩604-6-17
6月の快晴- 霜天自由詩704-6-17
_そら_の- 砂木自由詩8*04-6-17
トリプルアクセル- 木葉 揺自由詩9*04-6-17
ブルーホール- 望月 ゆ ...自由詩5*04-6-17
流れて- あとら自由詩3*04-6-16
コルトレーン_二編- ワタナベ自由詩14*04-6-16
停車場- 佐々宝砂自由詩1204-6-16
- 望月 ゆ ...自由詩5*04-6-16
非常口- A道化自由詩404-6-16
飛沫- 望月 ゆ ...自由詩18*04-6-16
あの頃- 石畑由紀 ...自由詩19*04-6-15
ブルーで飽きない- カンチェ ...自由詩7*04-6-15
シャッター- チアーヌ自由詩404-6-15
わたる- 砂木自由詩7*04-6-15
予定- 本木はじ ...自由詩604-6-15
蟹を食べる- フユナ自由詩18*04-6-15
空は僕で僕だった- 霜天自由詩804-6-15
「ニュースくらい見なさい」だとか- 鏡文字自由詩5*04-6-15
夢見る熱帯夜- 喫煙変拍 ...自由詩204-6-15
そら_と_ぼく_の_のうたん- 玉兎自由詩6*04-6-14
プールサイド- 示唆ウゲ ...自由詩204-6-14
じゃがいもの花- 容子自由詩1004-6-14
立夏- 有邑空玖自由詩4*04-6-14
不在- カンチェ ...自由詩8*04-6-14
形見- 本木はじ ...自由詩504-6-14
六月- 蒼木りん自由詩3*04-6-14
ストロマトライト- 望月 ゆ ...自由詩8*04-6-14
路地裏マウントホール- 黒川排除 ...自由詩204-6-14

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