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四角く
明るい暗闇の中で
僕は不透明なオイルライターを灯していたんだ
外に出ればどうなる
はみ出せばどうなる
消失する私
崩れ落ちる
世界は丸くない
だけ ....
彼はいるのだ
明るさ―この時期には場違いな―の中に
まるで透明で小さな箱に押し込まれたように
彼は縮こまっているのだ
ただ、昨年、一昨年、と
思い出せるだけのこの時期の思い出を ....
酷く痩せた顔
表情変えず 君は絵を描き続ける
何にも無いこの部屋
モチーフはいつも 君の頭の中
折れた筆
寒さにかじかむ手
そこら中の傑作達を眺めてたら
目は乾いて 泪も流せなくなっ ....
ふと気付けば夜の闇
棒のような足を動かし
やっと山から出た
そこには町があった
町は不気味なほど静まりかえっている
町を歩き回ってる時にこんな声が聞こえてくる
「ようこ ....
ずっとまえ ぼくはとてもめがよかった
とおくのとおくのほうまで
ぼくはみえていたよ
そこにはないものまで
ぼくはみえていたよ
おとうさんとおかあさんはとてもめがわるい
ぶあ ....