また失ってしまった
また黒い腹を見られた
そりゃあ怖いよな
誰もいない夜空を仰いだ

夢を見ていた
もやがかかる
溺れるように眠る
息継ぎの途中で
静かな部屋に放り出される
すべて ....
少し遠いスーパーまで
ゆずとかぼちゃを買いに行ってきた
明日は冬至なので
かぼちゃを小豆と煮て
ゆず湯に入る
いつもはシャワーで済ませるため
お風呂は贅沢に感じる
たった1個だけれど
 ....
冬の大三角、
今夜くっきり視え
おいらびっくらこ
オリオン大犬子犬の
残響座してベテルギウス
次いでシリウス、プロキオン

あゝ今宵、冬場の宇宙花火仰ぎ見た
あの時の貴女のほっそりした ....
穏やかに

スースースーと

空気が揺れる

真夜中の闇

微かな息の声に

君の光を感じる

眩しき闇の夜中
生き、
伸びられることが奇跡だと
云われたわけではさらさらなくて

ただ、
若くてガンを患ったものだから
ステージ12345
とかに
ちょっとだけ詳しくなったよ

大丈夫だ ....
空も大地も冷えきって
天の涙が白く降り積もる頃
森の妖精たちは冬眠をする
気持ちは落ち込まず穏やか

木々が切り倒され
ゴミが廃棄された時の
身が引きちぎれそうな思いを
葉っぱに乗せて ....
小学生のとき
教室でモンシロ蝶の幼虫を育てていた
クラスメイト全員に与えられた
翡翠色のいもむし

そっと指の腹で撫で
キャベツの葉をあげ
毎日見守っていた

やがて蝶になるはずのそ ....
耳が痛むほどの静けさの中
なんにもないことを
風景や、音階の隙間に
みようとしてた
きこうとしてた

和音が
一通だけ届き
雨に流され
みわたすかぎり
一つのポスト

ミレドが ....
傾きかけた夕日に
静かに染められていく放課後の教室
たわむれあそぶ影法師たち
その風景からひとりひとりを
輪郭にそって丁寧にきりとり
ノートに貼り付けていく

ふるえる手で
間隔が
 ....
どれくらい
長い間
眠っていたんだろう
色々なことが
なくなり
色々なことが
現れた
この世

変わってゆくもの
変わらないもの
変えたくないもの
変えたかったもの
許せない ....
先ずはロボットが立ち上げるまでの辛抱で
1世代や2世代を犠牲にしても均衡優先で

ワールドモデルを実装したAIが現れる前

私たちのやってきたことは個を潰しあいし
宮澤喜一先生が国産トロン ....
{引用=うなずいて言われるままにここに来ていまや迷子となりしや我はいずこか}

いつだって曖昧にうなずいてきた
そうして 自分というものを主張出来ないまま
言われるままに進んできた
そこに俺 ....
箱舟に頭を下げようと思った朝
本当にそれでいいと思えた朝
いく時間後には打ちひしがれて死を
見つめるやと悟り得て吐いても
ただいまは春の朝で在る平等に花の朝で在る
この清々しさのどこにも偽り ....
三丁目二番六号付近の路上に林檎を置いた
いつか君と出会うための魔術だ

御堂筋を渡る、四丁目のあちこちに足跡を残す

南船場四丁目をさらに巡回する

反復は呪われた想いだ
破れた地図の ....
日本は前科者です
先の大戦で

金で賄えないものがあります
人の命

僕が子どものころ見た戦隊ものの悪役で
金で解決できないことはないと叫ぶ者

反省の色は消え
またぞろ同じムーブ ....
いつだって
逃げ出したいのは
空の彼方
まぼろしの国

そこに住む住人は
みな穏やかで
過去を問わない
未来も尋ねない
お元気ですか
から始まる会話は
今日あった細やかなことを
 ....
ひつじの群れが
机の上を横断する
通過するまで
宿題は中断
頬杖をついた鼻の先を
ひつじたちは通り過ぎていく
一番端の崖の所まで到着すると
窓から空へと向かい
雲の群れになった ....
AIにダメ出しされまして
わたくし、面食らい

信念の大事な局面で
AIからダメ出しが?

立つ瀬がないだろうが
AIが最高権威とか、イヤだよ俺

意味のレベルに関する限り
AIは ....
秋が深まり
冬が近づいてくると
この国の人々は次第に幽かになってゆく
秋とは空きであり
物事に空きが出来る季節
それに対して冬は不結であり
何もかもが互いに結ばれずに
バラバラに佇んでい ....
目玉焼きごはんを食べる
半熟の目玉焼きが
上手に創れるようになったから
とろっとした黄身としょうゆが最高だ

おかかごはんを食べる
お徳用のかつおぶしだから
ごっそり掴んでぜいたくに
 ....
会話

 
 
勇猛果敢な柑橘類
食べて日暮らし
寝て起きて

純情可憐な日めくり帳
めくって学ぶ
過去と未来

去年の今日も同じこと
くりかえす 人生
幸せか と、たがい ....
朝に聞いた曲
心の目が柔らかく開く

見落としていたもの
忘れていたこと

目玉焼きのカタチに
母が

洗濯したハンカチの色に
父が

リキッドの眉墨には


私の ....
白い壁の汚れが目につく
蛍光灯の光が淡く床に注いでる
整列したソファに座る
他人の名前が呼ばれる時間が流れる

雑誌のページをめくる音がする
咳やくしゃみの音
時々イビキが静けさを破り
 ....
斜光射し込む
薄っすら黄の色
染め抜く西門から
白い帰り道の残響
たどりたどり
辿りに付き
決して消えない人影、
決して消さない人影、
踏んで追い越し
踏まれ追い越され
死者と生者 ....
「滑稽」
全く全貌を知りもしないで
自分だけは全て知ってる
自分は正義だ
そして見知らぬ他人を断罪する
ああ、滑稽だ



「下劣」
知ったかぶりの
野次馬根性全開の
嫌味なヤ ....
この生には
なんとも奇妙な日々がつづいている
流されて 打ち上げられて
無意味に蠢くだけのこの不具の身体
それでいながら守られて
意志を発揮する間もない時がつづき

あるいは罰のようにさ ....
「富士山」

どんな山も
どうやら富士山らしい

そんな時
わたしは何かの力に押されるように
静かにほほえむだろう

ほほえみながら
この
ほほえみのことを考え
どんぐりの木の ....
Dear St.Nicolas,


極北の暮らしも
季節は、
子供たちへの贈り物の準備
そんな 忙しさをましていることと
存じ上げます。

今年の クリスマスの
願い事のリス ....
雪がふるふる
雪が降る
茫漠の孤独の上に
雪が降る

泣いているのか?
泣いているのか?
私よ
あなたよ

まっさらな雪原に
足跡をつけても
すぐに覆われゆく孤独よ
歩みの道 ....
お金名人

谷川俊太郎は詩人であるので詩人の書く文章を字面だけ眺めて、
予定どおり目的の港にたどり着くことは真黒なスケジュール表を
ひとつひとつこなしていくためにも悪いことではないのだろう
 ....
こしごえさんのおすすめリスト(4733)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Screaming- 自由詩625-12-22
冬至にゆず湯- りつ自由詩5*25-12-21
あかしゃあいてる- ひだかた ...自由詩4*25-12-21
健やかにお休み- 多賀良ヒ ...自由詩125-12-21
聖夜の小雪- 秋葉竹自由詩325-12-21
森の妖精- 自由詩425-12-21
やがて蝶になるはずの- 凍湖自由詩825-12-21
ポストマン- wc自由詩1225-12-20
卒業(過去作)音楽- wc自由詩1025-12-20
湖畔の白い花- 自由詩625-12-20
民度を高めて- 足立らど ...自由詩3*25-12-20
首肯_二題- 岡部淳太 ...自由詩525-12-20
絶望とは青遠く____蒼薫- エヴァル ...自由詩1025-12-19
恋する林檎- atsuchan69自由詩13*25-12-19
糠に釘- りゅうさ ...自由詩6*25-12-19
桃源郷- りつ自由詩7*25-12-18
ひつじ雲- たもつ自由詩725-12-18
愛がない- りゅうさ ...自由詩4*25-12-18
冬の磁場- 岡部淳太 ...自由詩425-12-17
ごはんの時間- りつ自由詩4*25-12-16
会話- 足立らど ...自由詩325-12-16
そこかしこ- 花野誉自由詩16*25-12-16
待合室- 自由詩725-12-16
冬の花火(くおん_、あいてぇるぅ)- ひだかた ...自由詩625-12-16
五行歌_「滑稽」- りつ自由詩2*25-12-15
奇妙な日々- 岡部淳太 ...自由詩6*25-12-15
あの子へ- 道草次郎自由詩525-12-14
〒_HOH_OHO- 月乃 猫自由詩14*25-12-14
墓標- りつ自由詩6*25-12-14
お金名人- 足立らど ...自由詩225-12-14

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