すべてのおすすめ
今日、外に出て
あまりにも風が冷たかったので
とうとうオバシャツに手を出した
着込みながらゲンナリ
なんでオバシャツって
何をどうデザインしても
セクシーさの欠片もないのか
保温とセクシ ....
新しい住居は
川のほとりだ
川と言っても濁ったドブ川の色をしている
生き物の気配はなく
夏は悪臭を放たないか心配だ

近所のスーパーまで2キロある
コンビニと薬局が側にあるだけましか
 ....
この街は
ずいぶん私に親切だった
適度に田舎だけど
不便なほどではない
この街が好きだった

春はヴォーキングコースが
桜の花ざかり
満開のトンネル
散る桜の吹雪

夏には
西 ....
今のお米は汚れてないから
研ぎすぎると旨味が流れる
昔は精米技術が未熟で
糠が米に残っているから
水が澄むまで研がないといけなかった

米を研ぐように
感覚を研ぐ
お腹が空いてない時は ....
そらの水槽を
ゆっくりと魚たちが滑空してゆく
僕たちの教室は
まるでへばりついた岩影みたい
どこにも行けない窮屈さで
ぶつかり合う金魚たち
尾鰭や背鰭がひらひら
揺れ惑う
こころだけ狂 ....
やさしい詩を
夜に編みたい

たとえば
晩ごはんのポトフが
美味しくできて
舌を火傷したこと
たとえば
昨日は晴れてたのに
朝、洗濯をし忘れて
また晴れの日を待っていること
たと ....
私の中に少女がいる
おずおずと
引っ込み思案で
傷つきやすく
繊細な
少女がいる
私は少女を護るため
必要以上に
がらっぱちで
豪快で
猪突猛進
積極的
大胆に
空気を無視す ....
私たちは
軽く口唇を合わせたまま
呼吸を繰り返し
徐々に溶け合っていった
あなたは私で
私はあなた
腕が溶け合い
胸が溶け
腰はひとつになり
脚は絡まったまま溶けた
そうやって光合 ....
不意に
呼吸が苦しくなった
喉元に赤い茨が込み上げて
胸を焼く
どす黒い嫉妬
選ばれる公平と
選ばれない不公平が
黝く全身を侵す
希望などない
このまま息絶えるまで
冷たい褥に横た ....
現実は
私を疲れさせる
作り笑いを引っ込めて
素に戻る
良く喋るひとは嫌いだ
一緒にいるなら
沈黙が心地好いひとがいい

気がつけば
夢想して微笑んでる私は
此処に存在してない
 ....
枯葉鳴る頃
私はあなた方に会いに行く
今度は
“わかば”とワンカップを忘れずに
お母さんには昔のお菓子を
フラレた話とかフラレた話とかフラレた話とか
一人暮らしを始めた話とか
たくさん話 ....
9月の暑さが残響していた部屋は
ようやく冷いやりとしてきた
秋の空気が気温を下げる
今年の秋刀魚は脂が乗ってた
こんがり焼いて
大根おろしを添えて食べた
栗おこわはコンビニで
松茸は流石 ....
ビールにしようか
冷酒にしようか迷って
一夜干しのイカに合わせて
冷酒を啜る
新生姜漬けも買ったんだっけ
晩御飯のおかずそっちのけで
お酒選び
強くもないのに
不意に秋を意識した今日
 ....
孤独を渡る夜の鳥よ
虚しい私のこころを
一緒に連れていってはくれまいか
白く羽撃く翼も
闇夜の中ではくぐもって
うっすら夜に溶け込むよう

ひとのたましいは
死んだらどこに行くのか
 ....
星の降る夜に
言の葉を拾う
空気中に取り零してしまった
ちいさなことばを
淡く光っているもの
冷たく重く沈むもの
繊細なレース編みのもの
闇に同化しているもの
そして金平糖みたいな恋ご ....
アマポーラの咲く丘で
あなたを待ってる
ことばで首飾りを編みながら
私はここで
そよ風に吹かれて
花のように
嫋やかに揺れているから
疲れたときは
いつでも帰ってきて

アマポーラ ....
鈍角の麻痺を潜り抜け
鋭角の鋭さに息を喘がせる
約束の指輪に秘密を閉じ込めよう
夜明けの蒼を見つめていると
円環に曲がりくねり
やがては結ばれることを
信じてみたくなる
新しく生まれ出ず ....
静かな雨が降っていた
ここんとこ
悲しみに荒れていた私のこころを
不思議と癒す雨だった
こんな無音の音を
待っていた気がする
もう存分に泣いたのだから
これで終わりにしよう
私は虹を待 ....
夢の
蝶が飛ぶ
ひらひらと風に揺られて
悲しいことを
忘れる鱗粉を撒く

夢の蝶が飛ぶ
ふわりひわりと
懐かしいあのひとの
笑顔を思い出す
ひかりの中で
わたしたちは
踊ってる ....
スクランブル交差点で
靴がかたっぽ脱げたから
たぶん明日は雨だろう

街は歩く速度で遠ざかってゆく
小路の影は濃いままに

分かっている
あなたが視ているのも
想っているのも
私じ ....
雨に濡れた道をさ迷いながら
私たちは
雨宿る場所を探さなかった
少し冷たい10月の雨は
火照ったこころを心地好く冷ましてくれた

越えてはいけない一線がある

私たちは同じ曲を小さくハ ....
私が産まれた九樹の家は
もうない

それは不動産上
他人名義となっただけなのだが
喪失感は計り知れない

一年に数回帰った故郷
夏は藺草の香りの草いきれ
滅多に食べられない
インス ....
髪を切ろうと思います
あなたを想った歳月の長さが
重く私を圧迫するのです
本当は
坊主頭にしたいのだけれど
(ええ、もう、いっそ
墨の衣を着ようかと迷うほどに)
まだ死ぬときではないので ....
星がちいさく歌ってる
乳白色の光の海に呼応して
ひとつの宇宙が生まれ
ひとつの宇宙が死んだ
繰り返す生々流転
私たちのいのちもまた詩ってる
沸き上がる情熱のままに
声を放てと
やがて大 ....
私は
夜な夜な
魔法のクリームを塗る
こころに負ったかすり傷を癒すために
《大丈夫、大丈夫。
《うんうん。
《よしよし。
そんな成分のクリームを塗る
それが甘えなのだとしても
自分で ....
花ってさ
何でこんなに綺麗なんだろうね
だって
鳥とか虫とか引き寄せるだけなら
こんなに綺麗に咲く必要なんか
無いわけじゃん?
それなのに
まるで鑑賞されることが解ってるみたいに
創ら ....
緊張のあまり食欲がない
かろうじて飲み物は喉を通るが
それだって
冷たいアールグレイだけだ
いま、アイスコーヒーを飲んだら
吐いてしまうだろう

出兵を待つ兵士は
こんな胃が麻痺したよ ....
私の残念なデブデブ画像をホームページに公開しました。
(私のホームページには、プロフィールより行けます)
明日は私が私で、他の何者でもない画像を公開します。

私がなんでこんなことをするかと言 ....
糖尿病のやつが俺に言った。
「好きなもんを我慢して長生きするより、食べたいもんを食べたいだけ食べて、早死にする方が良い」
ごもっともだと俺は笑った。考えたことがあるかい?何のための長生きで、何のた ....
一年に一回するかしないかの化粧
去年買った化粧品は
10年くらい使えそう

ちゃんと痩せて
ちゃんと化粧したら
綺麗だよ

と、言ってくれるひとも居はするが
何でそこまでしなきゃいけ ....
こしごえさんのりつさんおすすめリスト(55)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オバシャツ- りつ自由詩4*25-11-3
徒然- りつ自由詩9*25-11-2
グッバイ所沢- りつ自由詩6*25-10-31
研ぐ- りつ自由詩4*25-10-27
水槽- りつ自由詩7*25-10-26
よしなしごと- りつ自由詩6*25-10-25
私の中の少女- りつ自由詩8*25-10-24
- りつ自由詩5*25-10-23
10分間の絶望- りつ自由詩5*25-10-19
夢想- りつ自由詩9*25-10-18
あいのこ- りつ自由詩6*25-10-16
食欲の秋- りつ自由詩5*25-10-15
憂さ晴れず- りつ自由詩4*25-10-14
移ろい- りつ自由詩4*25-10-14
星降る夜に- りつ自由詩5*25-10-13
アマポーラの咲く丘で- りつ自由詩3*25-10-13
祝祭- りつ自由詩4*25-10-13
- りつ自由詩9*25-10-12
パピヨン- りつ自由詩7*25-10-11
さざんか- りつ自由詩7*25-10-8
煙る雨- りつ自由詩6*25-10-3
夏の故郷- りつ自由詩6*25-10-2
恋を失う- りつ自由詩3*25-10-1
うた- りつ自由詩5*25-9-29
癒やし- りつ自由詩5*25-9-28
神さま。- りつ自由詩5*25-9-25
空が笑ってる- りつ自由詩3*25-9-24
私の残念なデブデブ画像。- りつ散文(批評 ...1*25-9-23
Risky_(ホロウ・シカエルボクさんよりインスパイア)- りつ自由詩4*25-9-23
化粧- りつ自由詩4*25-9-23

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する