まるで涙の川ね
 ルイ、リバー

わたしの胸に、
水音がせせらぐ

白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡

ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
 哀しみの、 ....
「逢う」と「会う」の違いが
分かりますか

「夢」と「現」の境目が
見えますか

埋火のような想いはどうやって消したら
よいのでしょうか

叶わぬ願いを此処に置いて行っては
い ....
精神疾患の理由の大半は
性の抑圧にあるとした
フロイト先生のお話は
やはり見るべきものがあると
僕思うわけです

子作りはしてますんで
とか言えちゃう
下町の小僧の雰囲気
の方が好ま ....
北国ではもうほとんど涼しい。秋の陽。こどもたちのみずあそび。さきっぽを踏んづけて、長い青いホースにはとても小さな小さな穴がいくつも開いていて、そこからとても細い細いやや霧状の水が勢いよく飛び出してきて .... 妹とふたり
霧雨のシンフォニーホール

舞台の上はふたり
セピア色の照明に浮かび上がる

息を吸うたび
音が全身に満たされる

長く透き通る高音の波が
眉間を通過し
思わず目 ....
 銀河騎士隆盛記 零の執筆を始めたのは、去年の3月頃だった。こんなストーリーの映画があると良いのにと思って、頭に思い浮かんだシーンを、映画のあらすじに毛が生えたような拙い文章を書いて、その続きを、なろ .... 白銀なる
柔らかな耀き放ち
天空の
まん真ん中、
真ん丸に縁取り
幾つもの
歳月を踏み響かせる

御前、この地に人を繋ぎ留め
いくいくの果て宙へと解き放つ 、

陽に身を預けたあ ....
たまに失敗するよね
そして自分を責めるよね
そしたらまた
失敗が重なっちゃって
嫌になっちゃうかもかもね
だけどねみんな一緒だよ
失敗ばかりで毎日送ってる
いつかそれが花咲いて
笑って ....
夕暮れが影のように静かに降りてきて
熱に焼かれた街をやっと冷やしていく

街灯の明かりが点々と瞬きはじめる
それは救いの合図のようで
けれど近づけばどこか歪んでいて
本当の居場所を照らして ....
了にもつと空筈だから
仕方なく数字の
られつでしたねローマ文字

きみとぼくと神とそうじゃない
者たちは異教徒だから
誰もが崇めるのは
なんだかんだ化学だったの
今も昔も現在も
ただ ....
宝を守ることが
幸せだったの

血みどろの凶器はクローゼットに隠して
やったのはママだからね
心配しないでね
って言わせたの

その時から凶器は宝になった

真実は幸せを壊してしま ....
そこらへんに
擬似感情は転がっている
拾って
嵌め込んで
擬態する
嬉しい人に
悲しい人に
     さっきは青く
     こんどは赤く
     めまぐるしく舞台は
      ....
爽やかなあの空をゆく白雲のゆくえを知ってる人はいるのか 明日あなたが笑顔で
笑顔であるように
明日わたしが笑顔で
笑顔であるように
疲れた夜に忘れてた
いつものお祈りを
きっと誰かが祈ってる
祈ってくれている
だから今夜はいつもの
いつも ....
  いなむ
  豆のかたちに
  言葉が 易く裂けていく

  わたしは かたくなだった
  わたしは 虚ろだった
  だれかの影のような 夏
気づかないよ

 愛がよく理解できなかった
だからなのか歳をとっても
理解できているのかわからないけど
愛の裾野は理解を超えるほどひろくて

詩とは何かを悩み続けていると
ときどき現れ ....
異国の地で
僧形の者に道を
問うた記憶
答えは
こころ
こころ
こころ
こころ、という
それで
こころ
こころ
こころ、と
三度道を曲がり
小高い丘が
小さな山のようにあっ ....
知らない風景の
絵を買おう
違う世界への入り口
絵の中で
生きるを楽しむ

たらら
たらたらた

難しく感じる
生きてゆくことを
絵の力を借りて
やわらかくしていくんだ

 ....
幼いヤコブが死んだ
通りがかりの旅人が埋めた
弔いの言葉が添えられ
墓石の代わりに
ヤコブより背の低い
バス停の木が植えられた
幼い死の尊厳は守られ
旅人は旅を続けた

バス ....
儚いよ
過ぎゆく毎日
草臥れた帰り道
どこからか
ドレミファと
音が流れてきて
思わず見上げたんだ
ソラ
涙が出ていた
それは明るくこぼれてるから
小さな声で
シド
って呟くよ ....
この街から
本当の暗闇が消えて
どれほどの時間が
過ぎ去ったのだろう

街の暗闇から追われた
人ではない者達は
やがて人の内の暗闇に
棲みつくようになった

今宵

宴の余韻を ....
わたしが森でじとじとになっていたとき
ショコラウサギのおかあさんが
やさしくガーゼで顔をふいてくれた
ホームのベンチにひとり座って
走り去る夜汽車を見送っているだけでは
ありえない出来事だっ ....
たぶん失望されたと思い
失望された方がいい

元々そんなデカいものではないので

ダメな奴だと思われてれば
イヤな仕事も回ってこない

これ、至高

ダメな人たちが、好きなんだ
 ....
遮光カーテンの隙間から
薄明かりが射し込んでいる
もう蝉が鳴きだした
命の残りをかけて

命がけじゃない一晩を過ごす
目をつぶっても眠れない
思いを巡らせるのは
もう戻らない
かつて ....
二十歳くらいの頃
梨の皮をビーラーでむいていると
それを見た父が怒りだして言った
「そんな梨は食べたくない」

わたしは内心、バカみたい、と思ったのだが
火に油を注ぐのも面倒なので黙ってい ....
お手伝いすればおやつが賑やかにになった小学夏休み昼 夜が空けた。
立体的に、次々と、パタパタと。

画角のはじは暗い
焚き火が燃えていて少しずつ暖かい
手をかざしながら思い出す
ラムネのビー玉の音
レモン色に水色がよく合ったお祭り広場だっ ....
新米を炊いた
土鍋で炊いた

二人暮らしなので
小さな二合炊き

二十分蒸らして
蓋を開ければ
しあわせの香り溢るる

神棚に供えて
日々の糧に感謝

「こんな美味しい米 ....
足元の
石畳から
ひろがりつづける
あおうきの
さかい
とぽんと
深く

トビが
青浮いて

空のベンチから
晩の献立を
湖の
はるか稜線まで




/即興ゴル ....
っていうのは
重力って
星の重さで時空が歪んでるので
投げたボールは時空の歪みに沿ってまっすぐ進んでて
結果落ちてるカーブになるわけ
ってことは
この辺もあの辺も全部ぜーんぶ
歪んでる
 ....
こしごえさんのおすすめリスト(4586)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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