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降りしだく夜など
しのぐ傘はなく
暗闇にずぶ濡れて
たましいが真黒だ
蓋をされた井戸の底だ
崩落した坑道の中だ
古臭く言えば
丑三つ時というあたり ....
いつかすべての花が閉じるときに
できることならそれは夜明けがいい
未定の連鎖を勝手に感じさせる
できることならそれは夜明けがいい
かすみ草の花束のなかに
....
薄汚れた路地を歩いていた、時間は判らず、空は明方のような薄暗さをもう数時間は保っているように思えた、それはフィルムのように誰かの手が届く中空に張り付けられてるのかもしれない、でもいったい何に? ....
こういうの書いてなかったら
おれはたぶんヒトゴロシになってたさ
気に入らねえやつらみんな
徹底的にヤッちまうヒトゴロシになってたさ
おまえがおれと目を合わせれば
....
サンデーバザールのあと
あらしが何度か通りすぎ
片腕の乞食が食いっぱぐれ
捨て猫みたいに骨と皮だけになって
水気で頬をいっぱいに膨らませた雲は
策略的なハンターの目つ ....
長く呪うような雨が好きだ、長く呪うような雨が降り続けば、それよりもずっと怖ろしいおれの心中はどこかに隠れていることが出来る。心情的な濡れ鼠と化しながら、おれはだらだらと夜の行く先を見ている ....
おまえはただのロック
おまえはただのパンク
おまえはただのハード
おまえはただのメタル
おまえはただのポエム
おまえはただのノベル
おまえはただの散文
おまえはただの ....
朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせいで
躍起になってるみたいに見えた
どんなことをして大人になった
どんなことをして大人になった? ....
猛毒、を
飲みほして
喀血の
真赤な床は
まだらで
まだ誰の
足跡もなく
そのとき
フリー・ウェイで疾走するスーパー・カーが
一頭の雌鹿を跳 ....
アイキャンゲンノウノウのところでタイムカードがガシャピーと鳴く
昼休みひとに会わない公園で齧るおにぎり冷えてカチカチ
小便のあとで鏡に中指立てて廊下で上司にお疲れさまです
....
まーつんさんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冷たい血のささやき
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-5-10
赤い血だ、へんなの
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ホロウ・ ...
自由詩
4*
14-4-26
呪いの朝
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-4-4
おれはヒトゴロシにはなれなかった
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ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-3-11
街角で簡潔に詰め込んだ食事のあとで
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ホロウ・ ...
自由詩
7*
12-9-25
がらくたくだり
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ホロウ・ ...
自由詩
6+*
12-8-28
ただのロック
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ホロウ・ ...
自由詩
5+*
12-8-18
どんなことをして大人になった?
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ホロウ・ ...
自由詩
8*
12-1-10
シカエルボク
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
12-1-2
ロカリーマン
-
ホロウ・ ...
短歌
5*
11-12-22
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