溶ける
三田九郎

眠れない夜にはふらり

外に出てあてなく歩く

優しくて淋しげな

秋の夜の風の涼しさ

虫の音が

まあいいじゃん

と囁いているようだ

ふと目を閉じて

秋の闇に溶けてみる夜


自由詩 溶ける Copyright 三田九郎 2012-10-02 23:28:22
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