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早稲田松竹で「はちどり」を観た
このところ、韓国映画のパワーに打ちのめされていたから、
朝から並んで、案内係のアルバイトの、
女子大生(かな)がとても素敵で
一瞬恋してしまった


映画 ....
胡桃の肉体が仄めかす
暗闇の膨らみの
血の残響に誘われて
月を覆うほどの錯視の群れが
歌う子宮を追い求め
少女の髪に咲くような
まろぶ光におぼれ死ぬ


裂かれた翼の間の道を
神の ....
ここのウリはこってりカレー

ぽってりしていて具はないの

っていうかみんなとけてる

沸かさないように

焦がさないように

朝からずっと煮て

ほぐして

漉して

 ....
雲の切れ間に青空が見えても
青空が切れてその先に別の世界が見える事はない

いつも何かを期待してるけど
日々は過ぎていくばかりで何も変わらないんだ

いいかげん飽きたな
って思い続けても ....
僕は目を開くことなく
いつかの友達のことを思う
今 何をしているのかと


パソコンの画面の空へと
今日も帰るのだろう
駅から出て


僕はきらびやかな繁華街の
信号機を見つめる ....
幾重にも重なったチャコールグレーの雲模様
ハッヒフヘホー
バイキンマンが登場する定型場面みたいな
重すぎて緞帳になれなかった布地みたいな
そんな今朝の空を額縁にかける

やがて大粒の雨
 ....
朝はおはスタ見てます
他局のニュースショーに健康を害されたくないので
元々幼稚な思考だしさ

べつにおはスタ幼稚だとは思ってないけどさ

子ども番組66歳が見てたら変かな
子どもに帰れな ....
実際、地球は本当によく回っていると思う。
朝日が差し込む部屋で歯を磨きながら
酔っ払って泣き続けた昨夜を思い出し、ふとそう思った。
床に転がった酒瓶に目を向ける。
中国出張帰りの同僚にいつか土 ....
プールの底からみえる
陽にゆれる水面
一篇の詩さえ
書けないってどういう事だろう
浮上とは何です、この場合
ミューズよ
町並みに森の匂いがした。
公園を三つ。階段を二つ。知っているパン屋の匂い。スーパー。雑貨屋。ともだちの家。
学校を見下ろす長い坂道を下った。
社を通り過ぎて、実家を通り過ぎて、足は、足を、通り過 ....
やさしさだけがあるひとのなかに
太陽(コロナ)がおちて
夕焼けがおわった。

冬の空より退屈なひとね
水がいった。
そういう水も
そうとうに退屈なかおをしていて
おおきなあくびをしてい ....
空から釘が降って来ます
かなしい月夜の破片のように

眼のない森に歯形を付けて
ひとり眠りにつくとしよう
詩を書いたり 短歌詠んだり 俳句摘まんだり
それをインターネットに投稿したり

自分は暇人か
そうじゃない

私は私なりにいそがしい
昨日は血肉を分けた兄の葬儀に参列して
焼かれた灰の ....
バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか

乗り物を降りると

豆腐屋が通りを ....
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている

私は寝床を整える
不眠の夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らされ ....
あるとき彼は巨人になりました
大きくて温厚な男でした
巨人になった彼は街のビルディングに鎖で縛られました
ビルディングの下を通る人たちは
彼を見上げながらも早足で駆け抜けました
ビルディング ....
胃の中で 
溺れそうな
ブラックコーヒーは
鉄の味がした

ゆっくりと身体を貫く
孤独とはこの位
冷たい雨だから
激しくならないように
静かに
飲み干すんだ

底のない海で
 ....
しゃくりあげる2月
スカートはフレアして
びどうだにせず濡れる校庭
友引のある日
メラニズムを引き起こす電車にのって
わたしたち
ちぎれてしまう

耳たぶだけになったら

という ....
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ

いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった

遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
この街で僕は生きているのだ。今日も寒いけれど。そして、テレビを、僕は、見ていた。僕は、そして、思い描いていた。遠くの街を。しばらくずっと、この街で、何もしていなかったのだということをお茶を飲みながら思 .... 「石か水たまりか」

放物線を描いて水たまりに落ちる小石が起こす波紋が言葉だとしたら、その言葉は石の言葉か、それとも水たまりの言葉か。


「謎」

数年前知らない街で車を運転していて道 ....
気が遠くなる
丸い三角や四角が浮かぶ
この静けさに包まれ
気が遠くなるよ
やがて深く沈んでいくんだ
この静けさに呑み込まれ

静けさの
深淵が奏でる
 全て諦めたとき
静けさが
 ....
考え込んだり
悩み抜いても
そこから解答引き出せないよな

そんなら
いっさいを払いのけて
ノー天気に生きたほうが
良いんだよ

運が良ければ
幸福の頂点に手が届くかも知れないし
 ....
きるからころから
 きるからころころ

キラキラした音が耳の夜に
温かい雨のように
降りしきってくるのを幾らでも 溢れるまで
宝石箱にしまおう

こぎん糸を 祖母とほどいて巻きなおした ....
 
                

冬の地下室へ下りていく軟らかい階段を
見つけられない影たちが
窓枠に囲まれた薄闇の奥にたむろするので

もうないはずの衝動に駆られ
割れて逆さま ....
鏡は水製がいい
こどものあしおとで
目を覚まし
こまやかにブレては
すっかり世界を
ちがった風にもできるだろう

海はポジティブでいい
波のフーガに
くじらの歌に
鮫の鰭やら珊 ....
そうしてまた
真っ白な一日が 経過する

僕は何一つ手に入れなかった
心の奥に貼り付く無限
認識の荒野に曝されたまま
謎は謎として残されて

そうしてまた
真っ白な一日が 経過する
 ....
{引用=響きわたる
主語
空砲

フレーズは
野兎となり
雪原を転げてゆく

ナナカマド
直喩への赤い奉仕

雪駄の声に
あごを引く文節

風と橇
イタリック体

お ....
無力だ
私は徹底して無力だ

感覚から離れようとして
認識の限界に触れ
虚しく知覚映像を貪る

魂は未だ自立せず
背を正して待機する
思考の直観の領域に
鮮やかな夢を見て
意識は ....
とおく、とほうもなく、微笑して、口をわらない何かがあって。カーテン留めを はずす事にさえ、充分満足できる何かがあって。そういうものをずっとさがしてきた気がする。そしてずっと見つからなかった気がする。
 ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5422)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1994年のはだいろ- はだいろ自由詩121-2-20
Xと書かれたジャムの小瓶- ただのみ ...自由詩4*21-2-20
こってりカレーライス- 黒田康之自由詩321-2-19
ひとりごと- こたきひ ...自由詩621-2-18
2月の日々- 番田 自由詩221-2-18
そういえばキミはバイキンマンが好きだったよね- そらの珊 ...自由詩9*21-2-15
出勤前の即興詩- こたきひ ...自由詩421-2-10
地球が回り続ける原動力- ごまたれ ...自由詩7*21-2-8
問い- 道草次郎自由詩6*21-2-6
Interlude- かとり自由詩10*21-2-3
退屈な水- 草野大悟 ...自由詩321-2-1
釘降りの夜- 道草次郎自由詩8*21-1-31
文学だなんて思わないけれど- こたきひ ...自由詩821-1-31
豆腐のうた- 自由詩17*21-1-31
静けさ、ちょこんと- ひだかた ...自由詩11*21-1-30
ある巨人の話- 由比良 ...自由詩4*21-1-30
壊れた日常- ミナト ...自由詩321-1-27
火炎- 平井容子自由詩421-1-27
最寄り駅から電車に乗って- こたきひ ...自由詩721-1-27
この街と僕- 番田 自由詩321-1-25
あぶくみたいに湧いてきた謎のものたち- 道草次郎自由詩6*21-1-25
後もう少し- ひだかた ...自由詩821-1-24
極寒の朝に- こたきひ ...自由詩521-1-22
星を縫うひと- 田中修子自由詩1121-1-22
地下室へ下りる階段を- Lucy自由詩7*21-1-19
創世- 道草次郎自由詩6*21-1-17
真っ白な一日- ひだかた ...自由詩521-1-13
氷海と成語- 道草次郎自由詩3*21-1-12
限界のイメージ- ひだかた ...自由詩721-1-11
疾走する砂礫へ- 道草次郎自由詩4*21-1-11

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