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寂しく
なるなあ

三日月が


山の向こうの
三日月が

誰も見てない
そんなところで
こっそり
ひっそり

るらるらった

笑った顔

どこにも行かない
三日 ....
ひだまりを一人占めしている僕が、また、おかしな事を言ったと、
お姉さんは、にっこり笑い、手元の林檎を持ち上げた。赤々と、滑らかそうな、肌の林檎を、包みきれない、女の手、はだの色
どこか他所では花見 ....
窓辺に飾られた
一輪のチューリップが
ひとり言をしている

叶えられなかった夢について
叶えられた些細な願い事について

自分がここにあることの意味について
そしてその無意味さについて ....
            110412


ふしだらな
感じやすい
企みを
ひそかに抱き
か細い悲鳴をあげて
かわは流れてゆく
拡がる景色の果て
外国船が汽笛を鳴らし
風が凪いだそ ....
音がしなくなったらそれは真夜中、立ち眩む心の声が聞こえる、小さなキーを押すときの、浅い水たまりを跳ねるみたいな連続が、今日という一日の記憶、今日という一日の…
四月というのに少し冷えすぎ ....
夜空をバックに等間隔で点る照明。
行政機関の堅苦しさも可愛らしいじゃない。
時折見える、コンビニの強い照明にアクセントを感じて
コンクリ夜道で鳴る靴音もいい感じ。
アパートとの間に半月が浮かぶ ....
道の遠くから 
何やら呟き続ける男が歩いて来る 
すれ違う瞬間 

「答は{ルビ空=くう}だ、答は{ルビ空=くう}」 

繰り返す呟きは背後に小さくなってゆき 
遠ざかる彼の背なかも小さ ....
私の脳内で指揮者は独り、無人の観客席
の闇に向かって、手にした棒を振ってい
ます。青く浮き出た血管の手がくるり、
棒を一振りすれば、観客席の暗闇に、幼
年期の幸福のしゃぼんが一つ、二振りす
 ....
高萩の本家の近くの墓場はいつもナビから外れた場所に存在していた
だからかどうかわからないけれど
父親の一周忌も三回忌も墓参りに行くことはなかった

父親の納骨以来の墓参りは
奇しくも母親 ....
やっぱり静かな夜だけど
うんであげなかった言葉
ころりころり並べる

平凡すぎるとか
当たり前だとか
貼ったレッテルを息ふきかけてはがす

想いがあふれだし
この部屋をうめる
流れ ....
けしごむの行方
張り紙にあった落書き
夏に見た夜
冬に見た朝

説教の効能
酩酊の置き場所
未来への追認
路傍の歴史

蓄積と読書
薄情さと誤認
同一と一般化された認識
 ....
 生け囲い、小さな
 妻の花壇
 春の花々は
 勢いよく
 そろいて

 青空に、光満ち
 そよ風に
 テント揺らぐ
 茶を呑むひと時
 春はたけなわ

 卯月、二人して
 ....
カーテンの隙間から伸びる
白い光の筋をたどって
窓の外へ出てみたら
青々とした緑の芝生が
朝露に濡れて笑っている

裸足のままでその上を
歩けばきゅっきゅっと足の裏
草の葉と根が撫でて ....
りろんぶそうした
はたらきありが
はたらくことをやめた

りろんぶそうさえすれば
はたらくことから
にげられるのだ

そのきになれば
はたらかなくてもいきられる
そのわ ....
狂気と
正気の
狭間に
狭間に
挟まれた
私は

目を光らせ
まなこを見開き
全てを受け入れ
正気を保たんと

狂気する

信号の赤い
テールランプの赤い
バスのボタン ....
やさしい言葉を聞きたくて

ずっと詩を真似てきたけど

がらんどうのこの胸から

あふれる言葉は今日も軽くて

無残にも残骸をさらしている

なあ 僕の灰

どうせむなしく ....
何十年も会っていない
友達を まだ友達と
呼んで良いか どうか
分からないけれど
年に一度、その友達と
年賀状を交わしている

お互い会おうと言わず
メールはせず
電話もしない仲なの ....
水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
もう
君のいるところは
桜の花が一面に広がって
陽気な君を
さらに陽気にさせているのだろう
はかなさよりも
いまのよろこびを
空いっぱいに舞いあがらせて

まだまだ
遠い桜前線
 ....
海沿いの観光地を歩いていたら
ごうごうと地面がうなって

おおきいおおきい
地震が来たね

浜焼き屋台のおっちゃんが
津波が来るぞと言う声を聞き
あたしたちは一斉に
高台を目指したん ....
碧か、群青か、言いようのない空を背にして
影になった桜の木が現れた
白いはずの満開の花は淡い紫色に霞む
手前の細いガードレールも同様に染まっている

運転手が鼻声のビートルズを披露する
あ ....
これからの僕は 
嫌な上司のみみちい小言を、撥ね返す。 
これからの僕は 
苦手な注射も唇結んで、ぐっと耐える。 

どうやら親父になるらしい 
僕は自分の弱さを抱き締めながら 
日常の ....
青空に大きなマルを書いてみた。
その中心に自分がいて
その周辺に家族がいて
ぽっかりとした雲には願いが乗って
ふわりふわりと流れて行く

野原に寝転び
雲を眺めていたら
悲しいことや
 ....
落合選手は、凄い。 
原選手の引退試合でしっかりと  
糸を引くようなセンター前ヒットを、打った。 
(そのバットは刀の光で、瞬いた) 

王選手は、凄い。 
刀で宙吊りの紙を 
切り裂 ....
  あなたが大きくなったなら
  楽器のできない私のかわりに
  ギターをきかせてちょうだいな
  聴きたい歌なら沢山あるけど
  あなたの好きな歌でいいよ



  あなたと ....
馬鹿みたいだから、
そんな事より自分には重要な事が有ったから、
都知事選挙に行かなかった。

どうせあのバカだろ。

ところで家、今月中に引っ越さなきゃならないんだけど、まだ引っ越す家 ....
ニキビ薬のかおり 通りすがり

名も知らぬ君だけど

成長のにおいは

知っている
ことしもはるがきて
はながさいている

はなはたのまれて
さいたのではなく

はなになりたくて
さいたわけでもない

はなは
はなにしかできない
さくことで

せ ....
 
 
魚屋の片隅にあった目薬を買う
お店の人と角膜や水晶体等について
少しだけ話した
すぐ側で魚介類はそれぞれに
幸せそうな形で整然と並んでいた
それから帰りの駅ではお腹が痛くて
膝 ....
長い鈍痛が
背中に続いていた
ダラダラ脂汗が
額にうかぶ
誰も、妻さえも気づかず
ただ一人
わたしは苦しんでいた
わけがわからない
きっと大病

ちょっと待てよ・・・
この痛み
 ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5405)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
るらるらった- Hiiragi Yuu自由詩211-4-13
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ぷらちな- あおば自由詩7*11-4-13
冷えた四月のかげろう、スライドする真夜中の枝の景色- ホロウ・ ...自由詩1*11-4-13
ふぜい- 電灯虫自由詩1*11-4-13
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音楽界の夢_- 服部 剛自由詩311-4-12
納骨の日- ゆるこ自由詩5*11-4-12
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ぷらちな- 木屋 亞 ...自由詩6*11-4-12
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日常の意味のわからない(未詩・独白)- プル式自由詩411-4-11
Peace_to_my_ashes- syuon自由詩3*11-4-11
年賀状- 佐倉 潮自由詩211-4-11
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-4-11
桜前線ははるか- 乱太郎自由詩15*11-4-11
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出郷- モリー自由詩711-4-11
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深呼吸- ……とあ ...自由詩9*11-4-10
背番号「8」_- 服部 剛自由詩211-4-10
笑顔- 草野春心自由詩5*11-4-10
綺麗な言葉を。- 菊池ナン ...自由詩311-4-10
こうして大人になる- マフラー ...自由詩2*11-4-10
生きる証- 小川 葉自由詩511-4-10
目薬- たもつ自由詩1011-4-10
泌尿器科かも- 花形新次自由詩3*11-4-10

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