すべてのおすすめ
やわらかな月が水面にうつる
すくったらきっと絹ごしの豆腐みたいなんだわとひとりごちる

せわしない烏が塵を漁る
捕まえて焼いたらプラスチックがでてくるんだろう

妖怪じみた義母を介護する
 ....
自然はいつも私を通りすぎる
私の存在などないとでも言うように

時に淘汰されすりきれた人生も
愛した男に別れを告げられても

自然は本当に確かに
私をすりぬける

けれども思う

 ....
包丁の音
切られた胡瓜が並んで
汗ばむ肌に風そよぐ




*************************
実際は初夏にはまだ早い気もするのですが、初夏の気配を感じたので。
火星人

火星人転んだ

火星人まろびつつ

火星人しりもちついた

火星人雷落ちた

火星人とんがった

火星人おとといきた

火星人二本足だった

火星人地面にたく ....
語り尽くせないけれど
日々の糧と健康で
働けることに感謝

こうしているだけで
心責してしまう

お湯を沸かして
お茶にしよう

忘れたりしない
蝋燭のような

ハンカチが手品で固まる

ヨーロッパの香りがする

植物のような

モクレンはそんな生き物だ


木に花の咲くふしぎ

サクラよりはやく

オレに告げてく ....
いらっしゃいませ
からん ころん と 小気味良い音

中に入って来るなり
怒った風な声で 叫ぶ

コーヒー!!

はい。如何にも 此処は 喫茶店ですが
個々の判断に 委ねておりま ....
光る虹を追ってぼくは飛び出した

確かにそこに虹はあったけれど

ぼくにはもうぼくがない
私は悲しいのです
悲しいのは私なのです
なぜなら
あなたが振り向いてくれないから

私はいつでも
あなたの背中に向かって
心の声を送り続けています

「あなたをこんなにも愛している」 ....
言葉よ お前自身を解き放て
野に 空に
人々の思惑を越えて
「俺」自身の言葉の限界を越えて
言葉よ この世に一輪の花として
咲いてやれ
お前が「無意味」だとか「必要ない」だとか罵られても
 ....
あらしの夜は
あついお湯と
指を五本ずつもちよって

がたがた言うガラスにまもられながら
解体した

そとは
だんだんしずかになって
わたしたちも
きちんとばらばらになる

 ....
いつもホカホカの晴れ男君
どこに行っても
みんなが寄ってくる
みんなもホカホカして
みんな居心地がいいみたい

いつもジメジメの雨男君
どこに行っても
みんなが避けていく
みんなもジ ....
魂が泣くとき
私は平気な顔をしている
泣いたって
なんにも変わらないことを知っている

魂が泣くとき
平気な顔のだれかを探す
そのだれかの肩を
抱いてあげたいとおもう

だけど
 ....
自分さえも気付かない、小さな小さな不安

それを誤魔化す様に、食べる食べる食べる…

腹は膨らみ、もう何も入らない

「人間て、性欲と食欲を近い所で感じるんだって」

ああ、だから下に ....
あの人は私をへんという
きっと、いつかのかえりみち、頭のねじが外れてしまったんだね と
まじめなひょうじょうでいいきってしまう
拾い忘れたつもりはないのに
どこにいっても なじめないのは
そ ....
梅は別に
桜が咲こうと
散らされようと
また
咲くかどうかの瀬戸際であろうと
咲くのだろう

私は
善と悪とにゆれている

川面が
風を受け流してふるえてる
なぜ
私たちはゆ ....
可変ピッチで三翅の精神が二重反転する(すなわち、六翅)

外殻を想定せよ。飴色の塗料をまとって……虹のように。

透明な繭につつまれたまま

風を孕め。霧をつかめ。霞をくらえ。

スタ ....
私と同じ眼をした明かりが
灰色の空を照らしていた
誰もがそこに立って諦める場所で
タンゴのリズムを踊った
同じ眼をした種族が
現れては消える
幻視

右のまぶたが痙攣して
彼らの信号 ....
屋根の上に寝そべって
星空宛に 音楽を流していた
8月の夜だ
外灯で催される カブトムシの集会
縁側の鼻歌は 風鈴のしわざで
首筋にぶつかる風の粒子は
いつまでも柔らかい気がした


 ....
ほどなくして雪は止み
あとは静寂につつまれた
彼は今でも海竜と戦っているだろうか
私は奇蹟を待ちながら
奇蹟とはその心だけなのだと知る
わたしの 目が 
みたいもの 
しんじて あげられなかった
ここには 春ばかり 
うつりこんで
いつも そう
青くこわばって
折れそうなまま
目覚めて しまう
入 ....
 
 
形のないバスが走ります
手を振ると
形のない手を振りかえしてくれます
お花見でもあるのでしょうか
工事中、というわけでもないのに
いつもよりたくさんの人たちが
息などをしながら ....
薄桃色の貝殻
蓋を開けるまで
固く身を閉じている
指の先がはいらない
貝の根元の
薄い毛を撫でる
息をふきかける
声をかける
唇で吸う
貝から液がもれる
蓋が少し開く
指であける ....
腐敗するモノの向こう側に
生命を見出したくて

窓際にずっと
リンゴを置いていた彼は

リンゴの腐敗と
それを肥しにして、生まれる
蛆虫を見て、それから、悔しそうに、死んだ

僕は ....
日ごとに沈む陽をすい込むので
黄色になるのかしら
彼と彼女たちのやさしいくちづけの為に
そよと風は吹く
ふれあうように抱きしめ
愛をささやいて
微笑むの
いちめんの菜の ....
蛇口を開けて
手の感覚がなくなるような
冷たい水で顔を洗う
流れによる
かすかな熱移動で
万年雪の下に
小さな水溜まりを作る
ふるさと


ボロい屋敷に住んでいた
トイレは暗くきしんでいた
兄弟は男ばかりで遊んでくれず
ふくれっ面の幼年期

母さん亡くなり
通夜をした
皆で囲って語り合う
 ....
 
近道しようと
裏道に入って迷い
結局遠回り
 
落とした鉛筆を
足で拾おうとしたら
余計遠くに転がって
結局二度手間
 
 
近道とは
特別な道ではなく
基本の道を真っ直 ....
スクランブル交差点で
あんなに密になって
からだをぶつけあったのに
ほんの数秒あとは
知らないひと

彼らにも
胃袋があり
腹もすくだろうし
彼らにも
青臭い過去があって
初恋に ....
洗面所にある鏡で
いまだにある蒙古斑を確認する
その青さが年を偽るから
入念にからだを洗う
そうしないと湯船が垢で汚れる
「湯船の湯を使って泡を流しなさい」
と教えたのは父親だが
いつも ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5438)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日常- 田園自由詩4*12-4-5
自然- 田園自由詩5*12-4-5
胡瓜の初夏- れもん自由詩212-4-5
火星人- ジム・プ ...自由詩3*12-4-5
挿絵- 自由詩312-4-4
モクレン- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-4
あと五分の幸せカフェ- 藤鈴呼自由詩2*12-4-4
無題- そらの  ...自由詩4*12-4-4
悲しい恋愛詩- 花形新次自由詩212-4-4
詩よ_言葉よ- yamadahifumi自由詩412-4-4
解体- はるな自由詩512-4-4
おもてとうら- ここ自由詩412-4-4
風ふいて- 朧月自由詩512-4-4
幸福姦(こうふくかん)- ala自由詩212-4-4
アイム・ノット・スペシャル- 三田オコ ...自由詩212-4-3
梅の木- 朧月自由詩412-4-3
ジュラルミンのティタン- 高原漣自由詩112-4-3
might-night-sight-light- mizunomadoka自由詩312-4-3
夜間遊泳- 風呂奴自由詩212-4-3
同じ果て- mizunomadoka自由詩312-4-2
日々- ねことら自由詩912-4-1
age39- たもつ自由詩412-4-1
貝にささやく- 殿岡秀秋自由詩612-4-1
mooring_snow- hhhma自由詩312-3-31
うたひめ- とろり自由詩312-3-31
電熱線- mizunomadoka自由詩212-3-31
ふるさと- 田園自由詩7*12-3-30
近道- 次元☆★自由詩4*12-3-30
スクランブル交差点- マフラー ...自由詩3*12-3-30
青22歳- 中川達矢自由詩4*12-3-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182