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起きると二時
ああ、夜中に目が覚めてしもうた
と、思いきや、昼の二時である
よく寝たな
と、テレビをつけるとサスペンスドラマの再放送
うむ。
面白いではないか
と、それから寝転がってテレ ....
自動販売機があった
少年は喉が渇いていた
でたらめにボタンを押してみた
何も出てこなかった
今日は車に当たる日だった
先日はかすり傷で済んだ
父親はそのことが
気に入らないようだった
 ....
 (立方体の個室に、インタビューをするものとされるものがいる)


「子供のころよく見た夢の話です。人をばかにするような引きつった笑い声が、空のほうから聞こえてきます。さっと上を見上げると、なん ....
枯れ蜻蛉の体は青かった
貝の内側ように鋭く光る腹
砂漠を行く風は 美しい彫刻をつくった後
その青みでひと休みした
もっと小さな虫たちは その鮮烈に心を手に入れた
今はもうどこにも 
ひ ....
薄明の時計の刻む音は、
いつまでも初まりを歩み
エボナイトの光沢がにおう黒光り
遠い山脈は墨色に燃えて春の
おとずれをいまかと願う白日の、
足もとにも咲く花の。。
残雪へ便 ....
小さな女の子が通りを歩いている
手荷物を持って 一人で行く

どこへいくの

頼まれたものを持って行くの
一人前なの

偉いね

路上で爆発した八歳の女の子

どこへいったの

水切り
波紋
跳ねて
ちゃぽん
水から砂に
立ち位置
やや沈む
足首まで砂
だから
靴に砂
後で掻きだす
手で砂
太陽に奉げてから
砂な地面に
奉げた砂
落とす
 ....
君の出棺に間に合わなかった僕が 
斎場に辿り着き、参列者がまばらに帰り出した頃 
最近遠ざかりかけていた2人の友が残っていて 
互いの潤んだ瞳を見たら 
互いの鎖が何故か、{ルビ解=ほど}けた ....
世間の冷たい風に押されて君は、目の前 
の扉を開いた銀河の世界へ、逝ってしま 
った。地上に遺された僕等は、舞台で{ルビ詩=うた} 
う君の輝きを心象のネガに灼きつけて、  
冷たい風に抗いな ....
心の底まで 
冷え切るようだ
拭いて流して
立ち上がったら
泪が思わず
わいてきて
情けなくなるのさ
今年44の
俺だから
TOTOに一つ
便座に一つ
デカイケツが
はみ出て付 ....
車やバイクは
音と気配で
通行人や自転車乗りを
ある程度威嚇できることを薄々知っている

商店街の細い道で
自転車と歩行者は車に中央の道を譲る
俺は最近それに、腹が立ってきていて
きわ ....
きょう、詩を投稿した。
もう、あとは何もない。空っぽ。空虚。おしまい。
そのたびに、もうあとは何も書けないと思う。今まではなんとかなった。だが、この先はなんともならないだろう。いつも、そう思う。
 ....
暇だったので詩でも書こうと思った
寝付けないのでなんとなくキーボードを叩いてみようと思った
なんとなく体が気だるいので興味の無いテニスの試合なんかをそのままテレビで流しながら

それだけでなん ....
薔薇の花弁の道から
幼子は現われてくるのだ
父の一滴の涙と
母のうめき声のもとに

遠いはるかなところから
一つの言葉はやってくるのだ
父なるものの死と
母なるものの無のもとに
 ....
いくつもの風が過ぎた
いくつもの雨が過ぎた

いつ結んだ思い出だったろう?
   僕の地平をゆく青い旅人に
   君の塔に棲む白い少年が手を振る

日と月とがめぐる 星座がめぐる
幾重 ....
カレーにかびが
ういていたので
かきまわして食べた

わたしは
いったい
どのくらいのかびで
出来ているのだろう
煤トレナイノ
頭皮ノ付着ヤ髪ノ付着
爪先ノ付着ヤ目尻ノ付着
アセルナ アセルナ


カビクサイ
煤ラ
変幻ノ
水平線カラ襲ッテキテハ
永イ年月ヲ
生キルコトニシタ
田螺ラノ角笛 ....
まるでマグマのようなほとばしる熱いエナジー

君の顔はおかしいよ
ぼくは三千回も笑ったよ

君の声はやわらかいよ
ぼくは体中の力が抜けてしまったよ

君の体は魅力的
ほっそりとしたラ ....
ゆるやかな光の中で
ただなんとなく、カーテンが揺れる

じめじめした空気の流れ
ただぼんやりと、部屋の隅を見つめる

ほら、ここにいるよって
あなたが笑った気がして

そっと「おはよ ....
いうならば
生きるということは
世間に向かって眼を開き
自分の矮小さを自覚することだ
そうだ。だからみんなびっくりする
自分が本当に小さいことを


だから僕は酒を呑んで
へべれけに ....
入道雲の浮かぶ
背丈ほどもある草むらの
風の抜けていく
ふかみどりに、時折
沈むようになった鉄条網
(U地区)と
わたしが、そう
呼びつづけた街の住人
たちが、みなで立てた
鉄の ....
家計簿つけて、ため息ついて
数字とにらめっこ、にらめっこ

ああいやだ
世間のあれこれ素知らぬ顔で
きれいな言葉しか紡がない
詩人になりたいのに

いつの間にか口をついて出る
お財布 ....



明るすぎる崖
やけに落ち着いた たたずまいで立つ
青すぎる空が 海の照り返しで
光が私に立ち上ってくる


憎悪 わたしの憎悪
おもいだせない
憎悪から ここまで ....
 
 
街はコップの中にあった
人々は皆
銀色の言葉で話をしていた
消しゴムの形をした像が
中央広場に置かれていた
教訓めいたことが刻まれていた
僕は草色の列車に乗った
寒天の匂いが ....
僕の肉体は (フィーバー)
脂に覆われている (フィーバー)
どんな時だって (フィーバー)
冷房がないと
挫けちゃう男
フィーバーそうさ

僕らのヒーローさ
エアコン工事のおっちゃん ....
ほんとうは日曜日が好きなのに
いざ日曜日になってしまうと
日曜日なんてあっという間に過ぎてしまうから
日曜ほど悲しい日はないと思う

それでみんなとりあえず土曜日が好きなんだけど
待ち ....
私が見ている風景は
きっとここには無いのかもしれない
そして ぼんやりと時の中を流れていく 
流れる風景を 私は見た 


鳥が鳴いている
遥か彼方に見えてきた 風景の中で
私 ....
{引用=
音源:http://www.myspace.com/slymelogue


女の子の、悩みを聞いて!
好きなひとが モテモテモテキ
あいつは野球部 気持ちはパフューム
汗か ....
22時に、
体験入店のメルマガが届いていたので、
電話する。
2時半くらいになりますと言われる。
交通費をごまかされようとするのを、
きちんと値切り、予約する。
明日は、月曜日なのに。
 ....
                110627




化け物といわれた男
おとこなのに乙子と呼ばれるのは大嫌い
蒲柳の質で
ウィルス感染を恐れ
人混みを忌避した
老いて
関節リュ ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5422)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
安宿ごろごろ- 真山義一 ...自由詩2111-7-2
笑うために- たもつ自由詩511-7-1
夢の見える部屋- リンネ自由詩311-7-1
枯れ蜻蛉のはなし- とろりす自由詩311-7-1
刻印- こしごえ自由詩4*11-7-1
神様へ- 砂木自由詩8+*11-7-1
目の前から足元そして中- 秋也自由詩211-7-1
はからい_- 服部 剛自由詩211-7-1
wonder_words_- 服部 剛自由詩311-7-1
便座に付いた物語- 花形新次自由詩4*11-6-30
車VS自転車- 馬野ミキ自由詩4+11-6-30
あとは何もない- yo-yo自由詩4*11-6-30
例えばこんなふうに- 只野亜峰自由詩211-6-30
一つの言葉- シホ.N自由詩3+11-6-29
僕らの日々- 塔野夏子自由詩7*11-6-29
かび- はるな自由詩411-6-29
煤トレナイノ_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩6*11-6-29
君への詩- 杉原詠二 ...自由詩211-6-29
消失- YuLia自由詩311-6-29
僕たちはあまり難しい詩を書かなくともよいのではないか- ……とあ ...自由詩6*11-6-29
(U地区)の青- ズー自由詩6*11-6-28
梅雨の晴れ間は- うめバア自由詩411-6-28
- るるりら自由詩9*11-6-28
憧憬- たもつ自由詩611-6-28
熱中時代_熱中症篇- 花形新次自由詩4*11-6-28
日曜日の切なさについて- シャドウ ...自由詩2*11-6-28
私の出るときの中から- 番田 自由詩211-6-28
YES!- にゃんし ...自由詩311-6-27
明け方の女- はだいろ自由詩511-6-27
ばけもの- あおば自由詩5*11-6-27

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