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発掘された、在りし日の六月の
古びた雨音が
薔薇の設計図を、紐解いてゆく

忘れては、いなかった
あたたかな泥土を
何度も重ねてゆく、あなたの
華奢な白い指さきで

白く、ぼんやりと ....
空が曇り始めている
白髪がだいぶ増え
床屋の前掛けに落ちてゆく
時は着実に過ぎ
すべて、すべてを追い越し
追いすがるすべはなく

そして雨が降り始める

間断なく、容赦なく
そして ....
私は不思議でたまらない
土に種を蒔くと
芽が出てくるということが
私は不思議でたまらない
うちのワイフが
私と何十年も付き合っているということが
私は不思議でたまらない
私がこの世に生を ....
 .... 生きるってさぁ

買った半額総菜 明日の朝ごはん
冷蔵庫の扉閉めるじゃん
そん時 落っこちて賞味期限切れた何か

こぼれてく こぼれて墜ちる
その時まで気が付かない

あぁもったいね ....
闇に
幾人もの私が
ほどけて

緑と水の匂い

翅あるひとの気配が
呼吸にいりまじる

ほどけゆくままに
ひとつ
   ふたつ
ともる
   ほたる


になるかなら ....
財務官僚は国民の命や国益よりも
自分たちの省益の為の
緊縮財政の保持のほうが大切らしい
どうしても減税と財政出動はしたくないと
岸田政権にまとわりついて悪足掻きをしている
彼らの嘘に半ば ....
詩は・・

(  )

曲線について考えるとき

永遠をみるきがします

(ランボーってなんかいろいろとすげーな)

秋より最近はヘッセが好きです

有限な僕らは付き合いき ....
かろうじて宇宙の辺境に在る
酒を飲み女を愛し歌を好む

行く先はわからないが
猫と暮らしている

友はいるが親友は皆宇宙に還ってしまった
音楽話や哲学話もなかなかできない今日このごろ
 ....
二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある

父親の死とか
明日の仕事の乗り切り方とか
全部雨音に消えて
現実が今だけになる

叶うのは
いつも小 ....
俯いて、含み笑いを浮かべて、
、ニヤついてはいない、じっと足もとに視線を落とし、
ときどき、うん、ふん、へえと頷く男、その男詩人、白い球赤い球、黒い球、
黙ったままで、眼がふらんでる空に、や ....
降り止まない雨が
心の奥底に言葉を溢れさせ
魂の隙間から
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の果てに
訪れるもの一つさえ
想い描けないなら
何億もの地上の眼 ....
真夜中が近づいている
ベランダに出て夜風にあたる
ゆるやかな風が吹いている
街灯の列が何処までも続く
なんて素敵な夜だろうと思う
昼間森で見た紫陽花の群落が
今頃青く光っている
風は優し ....
漂流記も六十八年に及ぶと疲れてくるが
ときたまの発信が僕の生きている証ならば

更に時を重ねて漂流するばかりなのですが

方丈記にある泡沫は淀みにあって
もう暫くは世の中を眺めているのでし ....
はじめに言っておくがわたしはこれから仕事をしなければならない。たった一時間だが、1100円と少し色つきの重労働だ。これから丑三つ時を過ぎれば街は深く暗い静寂に覆われる。路面も眠っている。陶酔感より .... たった今生まれたかのようだ
突然目の前の視界が開けた

病室では看護師たちが忙しそうに動く
時刻を尋ねると夜の7時半
7時半か…心でぼんやり呟いた

 朝8時半に徒歩で病室を出た
 手 ....
海外から日本がどの様に評価されているか
という動画を数多く見た
最初は日本人の調和を目指し、協調性を重んじ、規律を守る
民度の高さが高く評価されていることを
誇らしく,嬉しく感じていたけど
 ....
はるかぜ

ことり

えんぴつ
検死官は干潟を藪の中を、非常口から井の中の蛙まで
愚者は黒い推敲を住職と読んで
平行線のクジラをのどぼとけさまに埋め込めたと言い張る

治癒することのない常夏は尻軽なモグラ触角を囃し
街宣車 ....
価値のある負け方かどうかだ
次の種を蒔けたら価値がある
失敗に成功しているんだから
世の中に蔓延る
狂った新自由主義者を
支持する者は
自分より楽をしていると
地方の役所で働いているような公務員を叩き
効率をもっと上げろと民営化を迫る
弱い者はさらに弱い者を叩き
生きか ....
ほうき星がきたなら
いつか部屋をはいてってね

夜々を、たくさん
見はらしてね
走るひずめも柔らかく

あの雲が
マンボウ
ジャムパン
贈りもので
はちきれそうなくつ下

く ....
其処程には
私の死体がいるはずだ
同時に生まれてる

其処程は
空より広く海より深い
死体は時間の階段を昇る

其処程とは
もう横町を曲がったあたり

私と抱き合った瞬間
彼は ....
どう見てもセブンだったコインランドリー
セリアになった文教堂
跡形もなく消えたケンタッキー

街の記憶ではない
私の記憶である
誰にも譲ることのできない
私の記憶である

市営住宅の ....
{引用=眩暈と共に溶け出してゆく人生}
掌には四月の切れ端
黄金の週は鉛色の空の下
薄紅の花びらが前を横切って行く
時間は夜から型崩れを起こし
意識はカタツムリのよう
低く低く底を這ってい ....
 飛び込んできた真実を避けることが出来ず

 飲み込まれてしまうのです

 真実ほど扱いにくいものはありません

 取り扱いは最大限注意です

 聞かなければよかった

 見な ....
答えはない
ただ大いなる問いがある
それは私を焼き尽くすかも知れない
しかしそれがやがては
大いなる答えを
大空に響き渡らせるだろう
掴めない
私たちには

ただ懐かしく
ただ憧れて

行こうとする
廃墟を越え

彼方の木霊に
憩いながら

遠い空
虹はかかり

行こうとする
世界の深み

現にて ....
たまには近道を通ったほうがいいと
私の手を引いて 導く人がいる
私は
どこかへ行こうとしているのか
どこかへ帰ろうとしているのか
その人に 手を握られ 腕を引かれた瞬間
わからなく なって ....
 暗がりでくそをして、
 暗がりで手を洗う
 洗面台にも、
 浴槽にも、
 魂しいのおきどころが見当たらない
 たしかなものはタオルだけで
 そのタオルもひどく汚れてるのはいったい ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5270)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Rose-Garden- ちぇりこ ...自由詩622-6-8
床屋にて- ひだかた ...自由詩822-6-7
私は不思議でたまらない- ホカチャ ...自由詩8*22-6-4
手紙2- 武下愛自由詩1*22-6-4
生きるってさ- えこ自由詩422-5-31
五月の夜- 塔野夏子自由詩8*22-5-27
「第二次高度経済成長を目指そう」- ジム・プ ...自由詩1*22-5-25
めも- うし自由詩122-5-24
宇宙にて- マークア ...自由詩822-5-24
日常- TwoRivers自由詩8*22-5-21
語らない詩人- アラガイ ...自由詩11*22-5-21
Across_The_Universe- ひだかた ...自由詩622-5-17
夜の意識- ひだかた ...自由詩4*22-5-16
柔らかな日々- マークア ...自由詩722-5-16
打ち壊したの章(ブレーキで二輪車を担ぐもの)- アラガイ ...自由詩9*22-5-14
手術した夜に- 宣井龍人自由詩7*22-5-13
「もう国による積極的な財政出動しか道は残されていない」- ジム・プ ...自由詩2*22-5-11
令和4年5月7日(土)- みじんこ自由詩1*22-5-8
疎疎し饑い- あらい自由詩222-5-7
価値組- イオン自由詩2*22-5-7
「クレクレ星人の独り言」- ジム・プ ...自由詩2*22-5-4
くらがり- soft_machine自由詩8*22-5-3
背中- 宣井龍人自由詩12*22-5-2
平成を生き延びて- 万願寺自由詩11*22-5-2
砂金採り- ただのみ ...自由詩2*22-5-1
真実- 佐白光自由詩1*22-5-1
問い- 渡辺亘自由詩122-5-1
遠い空- ひだかた ...自由詩322-4-29
私たちの近道- りす自由詩1022-4-29
暗がりで手を洗う- 中田満帆自由詩522-4-26

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