すべてのおすすめ
仮寓の蝸牛には
やり残したことがいっぱいあるのだが

奇遇という気球に乗って
無音の空の旅をしてみたかった

修羅場という修羅場がなくて
絵になる風景も知らずに

雑踏に紛れて遺伝子 ....
「かかったらかかったで
その時に考えましょうよ」
いちいち不安がっていては
心が持ちません
感染拡大のテレビは
見すぎないように気をつけましょう
不安も拡大していきます
「正しく恐れる」 ....
僕は無を感じ取る
僕は窓の外を見て 立っていることで
僕は一本のタバコの煙を吐き出そうとしていることで
僕は冬の布団に潜り込むときに
僕は寂しげな音楽を思い浮かべている 
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく

残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る

(人生の椅子は失われ
 ....
若く美しいモデルもまた画家をみつめている



背景は色彩を分割する役割しか与えられず


一つの静物も足されない



窓からの景色はいつまでもあらわれることなく

 ....
いつつけたかわからない傷口が急に、
息をするように濁濁とさせた
特に痛みは感じないのに

意識が揺らいでいくのを、当然のように身を任せて

宵闇に細君は竹林と透かして、
永遠の処女に咥え ....
嫌いなことで身を滅ぼした人は
聞かないが
好きなことで身を滅ぼした人は
数知れず
好きな酒で
好きなタバコで
好きな賭け事で
好きなスポーツで
好きなゲームで
好きな食べ物で
好き ....
何の解決にもならないことは
分かっているのに
また紙巻タバコを買ってきた
今、一時、良ければそれでいいと
問題を先送りにしているだけだ
これでは現政権がやっている事と
同じじゃないかと思う ....
まったくお前みたいな可愛い夕焼けにつま先で挨拶すると深海みたいな鱗が踝に貼り付いてプラタナス並木が裸で震えてら
俺は嘘つきでインチキな星座だプラネタリウムの秘密を暴かなきゃならないし何処までもプラス ....
なんにもしらない明日が
瞳を
ゆっくりと 
あけるとき
朝が
ざんこくな産声をあげる。
石油になっていく鳩の群れをみていた


盗み見られることで失われるものなどなに一つなく

ウォールストリートジャーナルと朝日の波間で
水鉄砲を撃ちあう月曜の子供たちが

迎えの車を ....
冬の曇天が続き部屋の中は寒い
セラミックヒーターから出る温風だけが温かい
背中で詫びながら
16本390円のフォルテをまた買ってきた
1本149円のコカ・コーラも止められない
赤字覚悟の確信 ....
何回
風や雨に身も心も
晒され削られただろう

何回
壁や木に火花散らし
気絶し殴られただろう

何回
靴や石にギリギリ
踏み潰され続けただろう

無限ではない
数えられない ....
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ

けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
ハロー、ハロー
青い旗が揺れている
燦々と降り注ぐ光のなか
どてら姿のおじいさんが過ぎ
わたしはイートインでコーヒーを啜る
長閑な午後の一時です

雪の吹雪く北の国
寒風吹き荒ぶ東の国 ....
林檎が声を殺して
泣いている

想像ですが
ずっと信じていたことが
裏切られたのでしょう

聞き飽きた励ましの言葉では
林檎は泣き止みません

境界面に滲み出ている
涙みたいな光 ....
日々は坦々と過ぎてゆくようにみえても
沢山のトラップの集積なのかもしれない

科学は未だ心を捉えられないまま
運命の神にすべてをゆだねている

誰も閉塞してはいけないと思う
誰をも不幸に ....
荒れた大地を掘り起こせ
大地に刻まれたその痕跡を

黄色い犬が吠え立てる
此処は腐った野ばらの戦場だ

無数無数の狂人たち
戦い吠える瞳が美しい

いずれ沃野に帰るだろう 
異次元 ....
雨が降り続ける
冷たい雨が
決して止むことはないと思われるほど
ずっと降り続いている
空から地面へと直線を描きながら
ただただまっすぐに
雨が降り続ける
誰かの悲しみの涙のように
誰か ....
冬の張りつめた空気に響く

G線上のアリアの荘厳な旋律

魂の内と外の境界に意識を合わせて

六番目のシプナスが繋がるのを

さっきから待ち続けている

天球と地球から伝わる波動は ....
(この家はとても寒いね
大きな口を開けて
ぼくたちを飲み込んだこの家はとても

あの子は帰ってきてからずっと泣きっぱなしだけど
きみが忙しいってのもわかってる
指をせわしなく動かしては眼を ....
珈琲を一口啜って誤魔化す
そんなあなたがもう許せない
こうして向き合って座るのは
何度目のことだろう
カップを離した口元が
なんとも愛惜しく映る
この一瞬のときめきが
永遠に続くことはな ....
間食なんてほとんどしないのに
今夜は無性にチョコレートが食べたい
なにがあったわけでもないのに
ただただ板チョコを貪りたい
こんな気持ちなったのは初めてで
どうしたらいいのかも分からないほど ....
ここがどこかわからないのだけど

おやすみという

(左腕がいたいので)
雑然と立ち止まる地

夜には目覚め

朝には忘れてしまう

記録したはずの/瞬間

       径路/不覚
寒さに囚われて

思いだすこともない言葉たち




 ....
─まいにちうまれるものたちが
─まいにちしんでゆく

眠り、浅い夢からさめたような春の予感のする少しつめたい風が、名付けられているはずなのに誰も名前を知らない雑草の頭を、さあー、と撫でてゆく放課 ....
 明日

空は雪と一緒に

枝は小さな蕾と一緒に

冬の指は
いつかの冬の指と一緒に

夜明けを待っている

 
 ピアノ

女の子が帰ったあとは必ず
ピアノの蓋が開いて ....
青空が広がり
底無しの彼方が口を開く

眩暈する、
シンギュラリティが地平に

(ああ、右手の老婆と左手の子供
ハンドルをどちらかに切らなければならないとしたら?)

海百合が揺れ
 ....
時折
君の身体から星が発生した
君はいつもそれを
無造作に僕にくれた
――君は星が好きだから
そう云って微笑っていた

何故身体から星が発生するのか
君自身も知らなかった
――何故だ ....
今日は後払い通販で買ったコーラがあるので
砂糖入りのインスタントコーヒーと
氷入りのコーラを交互に飲んでいる
昨日、買った紙巻タバコのシケモクに
火をつけて紫の煙を吸い込む
荒れ果てた部屋は ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5297)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蝸牛のうた- マークア ...自由詩18*22-1-25
コロナ感染情報- ホカチャ ...自由詩2*22-1-25
冬のオーディオ- 番田 自由詩322-1-25
光の午後は渦巻いて- ひだかた ...自由詩1022-1-24
裸婦- 末下りょ ...自由詩8*22-1-24
座礁- あらい自由詩222-1-24
好きなこと- ホカチャ ...自由詩1*22-1-23
途方に暮れる冬の宵- ジム・プ ...自由詩3*22-1-20
プラネタリウム- ちぇりこ ...自由詩7*22-1-20
明日の瞳- 草野大悟 ...自由詩222-1-20
投票の朝- 末下りょ ...自由詩3*22-1-18
みんな疲れているんだよ- ジム・プ ...自由詩7*22-1-18
何のために- 宣井龍人自由詩4*22-1-15
空っぽ- こしごえ自由詩8*22-1-15
み空のうた- ひだかた ...自由詩1422-1-14
林檎- TwoRivers自由詩8*22-1-11
ニュートラル__ソング- 梅昆布茶自由詩1522-1-11
終わりなき戦い- ひだかた ...自由詩322-1-10
雨が降り続ける- 坂本瞳子自由詩2*22-1-10
未来- ジム・プ ...自由詩2*22-1-10
14- 末下りょ ...自由詩2*22-1-10
あともう少し- 坂本瞳子自由詩1*22-1-9
チヨコレート- 坂本瞳子自由詩6*22-1-6
メモ- うし自由詩122-1-6
系図- アラガイ ...自由詩8*22-1-6
風化する放課後の- ちぇりこ ...自由詩8*22-1-5
冬の気圧配置は次第に緩むでしょう- そらの珊 ...自由詩12*22-1-5
謹賀新年、おめでとう(一つの見取り図)- ひだかた ...自由詩10*22-1-1
星_座- 塔野夏子自由詩19*22-1-1
「騙されてはいけない、真実を見ろ。」- ジム・プ ...自由詩3*21-12-31

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