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桜に 小枝の妖精が宿る前に

成すべき事柄 一つや二つ

肌の再生を促す様に

 進まざるを得ない 次に吸う息 透明度を増す為に

 その都度の知恵を 揺るぎない色彩に 吐き出す様に
 ....
如月はじめのおだやかな日
静かなこの空間
時折 パソコンのジジジジジ−という音
道を急ぐ車のアクセル音

そう
この時間は去年とは違う今日という日のもの
やがて西の空がお日様をすっぽり飲 ....
子どもの手は

なんて小さいのだろう

なんて温かいのだろう


子どもの手は

どれだけ希望に満ちているのだろう

どれだけ可能性に満ちているのだろう


子どもの手は
 ....
 
 
 
反りかえる女の
虹を
抱きとめられず
壁の向こうに流れる水を聞いている
 
恥骨の痛みはもう
ない
 
あの日も笑い転げていた
河原に無数にある小石を理由なく選んで ....
窓の外に、まだ芯の冷たそうなピンクの桜がみえた。にちようの朝。無痛麻酔のピストルにうちぬかれて、やさしい気分になってしまう。

単純な手続きのセックスばかり、繰り返して ....
モールの画材屋で
ホルベインの水彩セットを買った
施設に行くと
祖母は食堂のテーブルで
ニンニクの皮を剥いていた
お誕生日おめでとう
リボンをつけた木箱を渡すと
高かったでしょう?10万 ....
なにも考えずに
いや、なんにも考えることができずに

夜の歓楽街をぶらぶら歩いていると
道の端っこ
下水道のコンクリートから
白い泡が溢れだしており
近づいてみると
ぬくっと泡の中から ....
ぶっころすぞ 空に目玉ぎょろり
月がある

まいったな
小さなことで悩んでたのに

わかったよ
するべきことを
すればいいってことも

迷っていても
明日はくるから

空に目玉ぎょろり
 ....
 
 
ありがとう
そんな簡単な言葉を
忘れたまま
一応の今日がある
体積は権利
表面積は義務
肉体は続く
魂の原野
そのつきあたりまで
 
 
長いこと
なにかを探しながら
生きてきたけれど
とりたてて
見つけたものは
何もないような
気がする

わたしは
よくばりだったのだろう

長かった夜が明ける
昏い空に
ひと ....
雪の失い冬から
あふれ出る道
水の指の軌跡に
遠去かる道


午後を照らす灯
ぬるく星となり
ひとつとふたつの視線のはざまを
音と光を行き来する速さで


冬と枝が ....
脾臓に隠れたものが一番正直な感情だ、駱駝色の夢が見たくもない動機を浮き彫りにするころ、短いうわ言の隙間に考えてはならない衝動が見え隠れする。有無は問わず。亡霊的な位置に甘んじている ....      四月  灰色の午後
    
     湿った雪が舞っている


    人生で何度目のことだろう
   
     心は鉛の錨となり

    失望の海に深く下ろされてい ....
 自分の指を切り落として火を灯した夜
 非可塑のたばこは声ではなかった
 ささくれを噛んで飲み込んでみても
 ち、ま、ちました皮が歯茎に張り付くだけでもう誰もいない夜
 恒星は辛くて吸えな ....
空の真ん中に立ってみる
真っ青に晴れた
空の真ん中に立ってみる

なるほど空は晴れてはいるが
どうせ遠いし関係ないし
なるほど空は晴れてはいるが
地上じゃ風が暴れているし

森は
 ....
冷たく尖った風とか
蛍光灯みたいにぎらついて凍る日差しとかが
自分をいじめているみたいに感じるのは

あたしもうぢき駄目になる
あたしどんどん老いてゆく
あたしどんどん朽ちてゆく、と思い込 ....
頬の中に
餌つめるだけつめて
ハムスターのほっぺ
でこぼこのほっぺ

あとであじわう
さみしくなったら
君の言葉をおもいだして

まえむきだけが
ゆるされるから
心だけこっそり
 ....
バク

色んな物を完成させた後に 残った物を
神様が繋ぎ合わせて 生み出された生き物
中途半端で 最初から何かの偽物だった
本物になれなくて いつも悩み続けて

綺麗な世界を 遠ざけて眺 ....
ハミ出ています
「あら、何が」
ハミ出ているのです
「まあ、何かしら」
あなたのエクトプラズムが
あなたのかしこのダクトから
「何てこと!」
ハミ出ているのですよ
「どうしましょう!」 ....
叔父が息をひきとり、ちょっとだけかける。
バスケットコートにうみがたまり、1999年の、夏のあいだじゅう、ひどく早口の母とぼくは、スコアラーとして過ごしていた。あの黒人選手はスラムダンクをき ....
南へ向かう鳥達が
薄色の空に溶けて行った

きみは衣装棚から
厚い上着を出してきて
胸元に飾った小さな憧れを
そっと隠した

子犬が地層の匂いを嗅いでいる
鳥の化石に恋をしたんだ
 ....
二面鏡の隅に目がある
穴から出ると夜
森には残された息だけが息づいている
細切れの海岸
前日の帰路
煌々と
息もなく 帰宅

二面鏡の
繰り反しの音
隅から
暁に
 ....
穏やかなる心臓

心という名札を付ければ

心はここよと 迷う必要もなくなる

 至らぬ刺激に 春風が窓枠から
 四角の形で箱にする 心の部屋

 悠然に流れる ドクン ドクン
  ....
 
 
ダムのほとりにある木造の役場に
申請書を出した
数枚の資料を添付した
簡素な手続きで済む些細なものでも
無いと困ることが時々ある
花が咲いている
名前が思い出せない
きみが好 ....
やわらかな月が水面にうつる
すくったらきっと絹ごしの豆腐みたいなんだわとひとりごちる

せわしない烏が塵を漁る
捕まえて焼いたらプラスチックがでてくるんだろう

妖怪じみた義母を介護する
 ....
自然はいつも私を通りすぎる
私の存在などないとでも言うように

時に淘汰されすりきれた人生も
愛した男に別れを告げられても

自然は本当に確かに
私をすりぬける

けれども思う

 ....
包丁の音
切られた胡瓜が並んで
汗ばむ肌に風そよぐ




*************************
実際は初夏にはまだ早い気もするのですが、初夏の気配を感じたので。
火星人

火星人転んだ

火星人まろびつつ

火星人しりもちついた

火星人雷落ちた

火星人とんがった

火星人おとといきた

火星人二本足だった

火星人地面にたく ....
語り尽くせないけれど
日々の糧と健康で
働けることに感謝

こうしているだけで
心責してしまう

お湯を沸かして
お茶にしよう

忘れたりしない
山人さんの自由詩おすすめリスト(5405)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏までに除夜の鐘が成る- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-9
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age43- たもつ自由詩312-4-5
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挿絵- 自由詩312-4-4

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