すべてのおすすめ
家から駅までは、坂道と緑の多い住宅街。
バラがキレイに咲いた庭がある。
ゴム底の靴は、足音がしない。
駅まで、たくさんの人が追い越していった。

東京の街。
君と手をつないで歩く ....
飲食店の研修二日目 今日で君に会えるのは最後
休み時間に何度か喋って 仲良くなったその流れで
連絡先を渡そうと メモにアドレス書いたのに
最後まで渡せなかった 宙ぶらりんの紙切れ

僕の恋愛 ....
ノブを捻りそのまま引いて ドアを開ける。
部屋の構成要素となっている 木の板が
傷の程度や 見て感じる古めかしさから
建物の築年数を 想像する。
建物に人は住んで居なさそう。
けど 脈を打ち ....
さらさらと
まとわりつくもの
ふりほどかずに
ねむる


首のまわり
言葉と鎧
うなじの角
避けられた 寝返り


粉より大きく
嘆きは浮かび
氷をほど ....
ぼくの人生は、ずっと、
下方修正のみしてきました。
生まれたときには、かわゆさのあまり、
きっと知らない国の王子様として拾われるはずだったに、
違いないのです。
みっつのころにものごころ ....
ところで、彼の結婚式なのだが、
参列者は三,四人か
披露宴をどうするか
めでたい宴の陰に
猫の眼のような
光を帯びたクレパスが
ぱっくり口を開けている。

皆口々にお祝いを言い
いく ....
なにもない
強引に唇を終わらせたら
ほっとした心臓ごと
浮遊
するだろう

なにも、、、、
そんなこと云わなくても

わたしの頭上に
落ちてこなくてもよかったのに

 ....
日々のことは
何も見えない
東京の匂いの漂う
交差点で見させられた
自分がとても寂しいのは何故なのかと思った
私は白い買い物袋をぼんやりと下げながら
遠い街並みを黄色い彼方に思い描いて ....
もう二度と行かないし
もう二度と帰って来ない
フェリーの二等客室に籠りっきりで
俺はずっとノートに言葉を書きつけていた

海の色はクリーム色
世界は脅威だ
俺の知っていることは
世界の ....
無表情な夜の空の
下に風鈴がさがる
いってしまった祖父がつりさげて
忘れられた風鈴がある

夏でもないのに
でも冬にもあった
そんな確認はいつも
悲しいとき

風鈴は祖父のことも
 ....
ひとでなしという生き物がいる
海に棲んでいる
ヒトデによく似ているけどヒトデとは違う生き物
だからヒトデナシ

ひとでなしという樹がある
梨の仲間だが咲くとき花びらの大きさが少しずつ違う
 ....
鉛をひきずるようにして
一日一日をすごしている

一日がおわると
カレンダーのその日に/線をひき
あなたが入浴したときには 水色の○をつける
ウンチョスのしるしは おれの手帳に
Unch ....
君の乳房のかんじ、
とっても好きだったよ
まあ
でも
君のならえぐれてても
良かったけど

あなたの濃いすね毛
暖かくて
心地良かったよ
毛深いひと
きらいだと思ってたんだけ ....
♪デブデブデブ
夏のおでぶさん
汗かく量が半端じゃないよ
暑苦しいさ
イライラしちゃう
♪デブデブデブ
人ごみも気にせず
満員電車に乗って
エライ迷惑さ
近寄らないでおくれ
きみが ....
」赤信号をちゃめっけに渡ろうとしてやっぱり誰かに轢かれそうになってしまった 。
――国道で止まってくれるひとなんかいない 。
そのために「青信号があるだろう」 って 警察のひとから叱られた ....
赤ん坊が
眠りの前にグズるのは
出来かけの『自我』が
眠りによって
消えてしまうのではないか?と、
言葉にする能力もなくただ浮かんでくる
恐怖と不安からではないか?
そう最近思う

 ....
川原で
宮川大助師匠のような顔をした生き物を見た
って 言って良いのは 花子師匠だけかもしれないけれど

ずんぐりむっくりとしたケモノだった
大きさは 犬と猫の中間くらい
 ....
暗くてもいいのだ
でも弱々しくてはいけない
偽善でもいいのだ
でも善の無力さはいけない
冷たくてもいいのだ
でもぬるま湯じゃいけない
信じてみてもいいのだ
でも批評眼をなくしてはいけ ....
 扇風機の駆動音と、蝉の声に紛れて、水の音がしている。彼はブリキのコップの中で魚眼を飼っていた。寝返りをうって、バタイユの文庫を相手に呪詛のような言葉を呟いている。彼女は何もきこえないふりをしながら、 .... 久しぶりに
酔っ払っている
宙に浮いている精神
河北の地では
いつも風が流れている
大地を流れる風
風の音に耳を澄ませて
煙草に火をつけて
ニコチンとアルコールが
身体を巡る感覚に
 ....
スカートを翻して
電車に乗る
制服はわたしを
嵌めこんではくれないし
だからってあなた
放してもくれない
目を伏せて箱の中
景色が流れていく

投げられたくしゃくしゃの
ルーズリ ....
あなたのこと
愛したからって
何にもならないけど
愛してしまったから
愛している
息をしたり
水を飲むように
当たり前のことだから
夕暮れの街角
のぞいた民家の浴室
シャワーを浴びている
見覚えある彼女
あなたが急になぜか
色っぽくなったのは
その胸の膨らみと
関係あるようね
「ぐふふふっ」だったのよ
あなた
 ....
まよなかの
べんじょにいくと

ひとりのおとこが
たっている

べんきになってしまった
ひとりのおとこ

そのおとこに
しょんべんをする

いつからそこに
たって ....
誰一人として いない日に
考えないでいる 私は 今日も 
ああ 一体 私は 誰だろう
ここで 何をしているのか
本当に 東京は 静かだった
この 言葉すら ないくらいに
静かな 雨が  ....
毎日は平和です幸せですとりたててやるべきことも無く平凡です
起床時に布団を畳むことが面倒なので、昨日からベッドの購入を検討しています

重くのしかかる頭で考えることといえば
 ....
普通の日常あいうえお

おっきなおっきながぎぐげご

ぜんぶ流したざじずぜぞ

なんども爆発ばびぶべぼ

めに見えなくてさしすせそ

みんな大変ぱぴぷぺぽ

どこかおかしいらり ....
風が流れている
夏の兆し
木漏れ日が揺れる
樹が鳴る
遠くから聞こえる
ざわめきに
ふと手をとめて
窓の外の世界に
目をやると
光と襞と陰りに満ちた
五月の地球だ
温かい空気に
 ....
手荷物で運ばれなかった身体が
ひょろり空港におり立った
無言でおじぎを交わしたのだが
たぶんお互い
うぶなんじゃないか
汗ばんだ呼吸が
肌を濡らしあう

寡黙は夜のようにかきまわし
 ....
雨を味方に
ずるずると決めないことを選ぶ
雨を味方に
こたえないことを選ぶ

ずるいね
この文字さえにじませるなんて

気配で抱かないで
私がほしいものを当てないで

あなたの声 ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5311)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歩く- アマメ庵自由詩311-5-27
バイトの研修に来ていたJKに連絡先を渡そうとして渡せなかった ...- SEKAI NO RET ...自由詩3*11-5-27
お訪ね- 電灯虫自由詩4*11-5-27
ひとつ_うつろい_Ⅳ- 木立 悟自由詩711-5-26
下方修正だけの人生- はだいろ自由詩311-5-26
彼の結婚式- ……とあ ...自由詩911-5-26
なにもない- c自由詩2*11-5-26
もいちど彼女が行くところ- 番田 自由詩111-5-26
世界を共有する密林- 真山義一 ...自由詩25+11-5-26
夜に下がる風鈴- 朧月自由詩311-5-25
ひとでなし- 小池房枝自由詩8*11-5-25
好き- 草野大悟自由詩6*11-5-25
ソーダちょうだい- はるな自由詩511-5-25
夏のおでぶさん- 花形新次自由詩2*11-5-25
信号機- アラガイ ...自由詩5*11-5-25
恐怖についての推察- 相差 遠 ...自由詩11*11-5-25
ひとでなしという_素敵な言葉- るるりら自由詩17*11-5-25
夜明け- シホ.N自由詩411-5-25
魚眼プール- 魚屋スイ ...自由詩711-5-24
放射線を排出する国- ジム・プ ...自由詩7*11-5-24
河口- yuko自由詩211-5-24
水を飲む- はるな自由詩411-5-24
のぞき- 花形新次自由詩1*11-5-24
便所- 小川 葉自由詩411-5-24
五月に降ってきた雨- 番田 自由詩111-5-24
ハッピーダイアリー- 山中 烏 ...自由詩5*11-5-23
あいうえおのうた- 赤澤るろ ...自由詩211-5-23
頬杖をついて- ジム・プ ...自由詩6*11-5-23
手荷物- 昼寝ヒル ...自由詩411-5-23
雨男- 朧月自由詩211-5-23

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