すべてのおすすめ
両腕を失ってうしなうもの
ギターをかき鳴らすこと
新しい服にそでを通すこと
愛撫

両脚を失ってうしなうもの
休日の足の指の爪切り
じだんだを踏むこと
スキップ

手足を奪われ ....
あめはふる
行く手をさえぎる
空想とあらそい
足どりはおぼつかない
あめから目をそらす勇気はない
今はその一粒一粒を
しらみつぶしにはたくので精一杯だ
唇を重ねたように
息がつまりそうな真夜中
声を荒げて
逃げだしそうになる都会の真ん中で
小さな羽虫たちは
か細い灯りに寄り添い
汗臭い涎を垂れ流している

相槌のない会話が延々と続 ....
春、のたまう
我が名を呼べば
花は舞い
土影見れば
虫どもも起き
十の日も待ちゃ
かの子も通る
我は始まり
太古の光
その痩せた枝に忍び寄る風は音もなく
尖端に震えている明日 けれど確かな鼓動のように
その鼻筋に流れる涙はかなしみではなく
指をのばし拭い去ればただ あたたかな頬のぬくみ


僕は地に立って ....
夜の黒魔術にはまる
かなしい空気をすう
鉄のかたまりを噛んだときみたいに
心がきーんと冷えていく
これはきっとR&Bのせい
知ってる
これはきっと詩ではない

こうなるんだ
だか ....
月が満ちたらわたくしから
横たわったわたくしから
真綿のサナギをそっと剥いで
露わな背中を嘗めて頂戴
ほら、あの月が満ちたら
暗夜に独り、永年独り寝の
あの蒼ざめた女神の腹が膨らんだら
 ....
とある喫茶店の 
赤煉瓦の壁に掛けられた 
モジリアニの婦人画 

暗がりの四角い部屋から 
面長の顔を傾げて 
時を越え
こちらを視つめる、青い瞳 

(私は遥か昔から知っている  ....
車に乗って
通勤をしていて
最近は下半身を
意識する事が
少なくなってきた
歩くとか走るとか
多く、なかったのに
下半身が家出しました

お風呂に入っていて
何かの昆虫のような足を ....
隣のおじさんが亡くなった。
野球でボールを膝で止めるのを
教えてくれた。
皆を可愛がってくれた。

私が調子悪い時も
いつも声をかけてくれた
庭掃除も一緒にした。
大切な人だった。
 ....
いいかげん汚くなったこの部屋に
掃除機をかけたら
大切なものがひとつひとつ
すいこまれていった気がした
僕はまちがっていたのだろうか

映画のシーンのようには
僕はできなかったよ ....
自分の為に
詩を書こう
可愛そうな
自分の為に

とか
思った事もあったけど
やっぱ俺
疲れてしまって
しんどそうな
そんな人達のことを
クスッと
小さく笑わせたい

それ ....
きな粉を
グランドの砂粒の中に
一粒落としたら
ありんこしか
気づかなかった

わたしは
わたしで生きてきて
せわしなく動く背景のことなど
ひとつも考えなかった

ありんこよ
 ....
降り積もる今日
雨だって重なるのです

水面に映す
顔は/私の
薄くなってゆく

だれかの想いを
雨は吸収しているから
伝えようとするのです
こんな私にも

とんとん窓を叩く
 ....
 くらやみに ふ  っと横切りマス
 それはスルメを食べ過ぎて下痢をした
 静かな週末の夜です
 浮遊の ふ かと思いましたが
 音符の賑やかな 譜 であるのかもし ....
 ふゆの風の厳しいです

  こどもの消える雪の綿迷路
  海の生き物の死骸大きなが
  砂に打ち上げられて
  月の笛の音を一晩中 開いた口で
  聞き惚 ....
るん

光が
さえずってる

北風に耐える
常緑樹の
尖った指先の上で

るん

光が
うわずってる

北風を壊す
自転車の
忙しないスポークの間で

るん
 ....
止んだといっても
山の上では吹雪が未練げにとぐろを巻いて
こちらを窺っている

お{ルビ日=ひい}はぼんやり鬱ぎ顔で
普段はけしておがませぬ白い体を曝したまんま

いいや
この地ではお ....
ここには海がないのです
人をあざける海鳥たちの鳴き声のかわりに
杉森をこごえさす雪の白さが
躊躇いもせずに町をみたしている

知らないもの同士が連れ添うような
紅茶のカップを二つ温めながら ....
電気をつけなくても明るい部屋に
慰められても暗い私がいる

朝の庭に
知らない鳥とカラスがいる
春の鳥じゃないカラスは
なじみのない春の鳥と
並ばず探し物をしている

こんにちは と ....
会社の昼休みに手短に食事を済ませ
近所のコンビニで立ち読みをする
フリータイムは必ず外に出る

バスに乗って少し離れた街に出かける
発達した交通機関と安全な空間
携帯をみたり窓の外に思いを ....
霧の音を
水の音が割り
沈む虹を追う
流れない冬ばかりを
追う



ゆうるりとうすいまばたきが
冬の窓をすぎてゆく
内と外は
眠りながら見つめあう


火 ....
出かけようとして出かけられなかった朝に
ひとりの女性の顛末を知る

喩えようのない過去の行状
足跡の是非はともかくとして
不治の病に長らく臥していたとのこと

病棟の小窓に映す時代の移ろ ....
たまにお父さんの悪口言うと
お父さんはいつも決まって冗談で

「生意気なこと言いやがって。お前は俺の精子だったんだぞ」

って言ってくる


それを言われると「オエ〜」ってなって何も言 ....
おかあさんはルンペン
おとうさんもルンペン

でもぼくら生きてるで
白いごはん食べてるで
なんとかお金稼いでるで

すごいやろ
日本やからやで

今日生きてるのが当たり前が当たり前 ....
テレビ放送を後にして
二階の部屋から そっと屋根に上がる
両手を組み合わせて
ベントラー ベントラー と祈る
星空の彼方から
ユーホーが くるはずだった

それは極秘情報であり きたとし ....
いつもそこにいる

あたしのこころとおんなじだ

あたしのこころはいつも

あたしのそばにいてくれている


東郷公園よこの坂道

そこをすっとくだってしまうのは

いつも惜 ....
 
 
道路を丸めて食べる
どうしたら草の音みたいに
生きることができるのだろう
 
曲った色鉛筆
間違えないように覚えた言葉
値札の無い指の軌跡
並べることばかり
いつの間にか上 ....
虐待は白血球のようにアザやかにみちていた


青白いわたしの細すぎる指にきろくする
愛とか欲とか血管とか
月をみつめすぎて焦げた両目のおくは、宇宙が夢中に現実をみている
――アザやかな、青 ....
 農業をする蟻ハキリアリをみていた
 福山雅治が
 素っ頓狂な声をあげた
 列をなして葉っぱを運んでいる
 きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる


 蟻の道が ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5405)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジョニー- シホ.N自由詩311-2-10
あめ- ここ自由詩211-2-10
息遣い- 乱太郎自由詩15*11-2-10
春、のたまう- 田園自由詩311-2-10
二月の星- 石瀬琳々自由詩10*11-2-10
屈した- かとうみ ...自由詩111-2-10
月齢- salco自由詩8*11-2-10
青い瞳_- 服部 剛自由詩111-2-9
福寿草が咲いていた頃に- ズー自由詩4*11-2-9
隣のおじさん- ペポパン ...自由詩2*11-2-9
スコッチ- 洋輔自由詩3*11-2-9
自分の為に- 和田カマ ...自由詩4*11-2-9
ありんこ- マフラー ...自由詩1*11-2-9
雨はいう- 朧月自由詩211-2-9
- ヨルノテ ...自由詩211-2-9
_ふ_- ヨルノテ ...自由詩311-2-9
るん- nonya自由詩14*11-2-8
(この世は物質に囲まれて暮らす)- 「ま」の ...自由詩1*11-2-8
水仙の惑い- 月乃助自由詩23*11-2-8
知らない鳥- 朧月自由詩211-2-8
へらへらと息を継ぐ- プル式自由詩211-2-8
冬へ_夜へ- 木立 悟自由詩1311-2-7
顛末のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*11-2-7
SEX_SHITAI- 馬鹿野郎自由詩511-2-7
おとうさんとおかあさん- カチキ自由詩3*11-2-7
未確認飛行物体- 砂木自由詩8*11-2-6
東郷公園よこの坂道- 吉岡ペペ ...自由詩911-2-6
手渡し- たもつ自由詩1711-2-6
青白いプール- usoni自由詩5*11-2-6
ハキリアリにおもう- 石川敬大自由詩24*11-2-6

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