歩行
ひだかたけし
行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を
やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ
月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく
自由詩
歩行
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ひだかたけし
2021-03-09 20:37:21
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