すべてのおすすめ
{引用=ちいさい音ですね

しってますよ、草むらのなかです

(ひとはいつか 虫になる、のでしょう)


わたしは音に、よびかけます

海に行ったこと、ありますか

 ....
聞き取りにくい小さな呟きだったが、それは明らかに残り少ないわたしの寿命を確信させるには充分な囁きだった。
娘の笑い声に眼を覚ました。今日という日が何年の何日なのか、わたしの記憶のなかでは平成の ....
九十歳になった
築五十年の家にしがみついて
まだ生きている
妻はもういない 
子もいないからもちろん独居老人だ 
介護施設には入らない 煙草が吸えないから
死ぬまでこの家にいる
死に方は ....
閉じた目をあけたとき
私は一個の月となり
孤独な三日月の
寒さに凍えたのでした

ふるふる震える
突き刺さった星の旗は
悲しみから遠く離れて
無関心なあの丘の上で
風に吹かれ ....
エントランスを出て三歩行くと吐き気がするさっきまで平気だったのにまたかと思う視界が左右にぶれだして逃避行、はじまる。何から逃げますかゾンビですか世間体ですかなさけなさですかしにたみですか炸裂します必殺 .... 諸仏のおわします、ダイアモンドの如く不壊なる女陰に敬礼!

赤い、嗚呼、なんて赤いんだ。

あの夕日は、涅槃に達する直前の空即是色の色だ。

赦しの夕日。

全ての女に落ちているあの暗 ....
01位:コンゴ      18.00cm
02位:エクアドル    17.78cm
03位:ガーナ      17.23cm
04位:コロンビア    17.01cm
05位:アイスランド   ....
一周まわって今時の
君の着る服が、
私の前髪をきれいに揃えようとする

君のきるシャッター音が
あまりにデジタルなので
私は前髪を揃えようと思うのだ


私の肺の穴あなから
ミツバ ....
傾いた太陽が
枝だけ残った木達を
公園から浮かび上がらせる
枝には時間が葉のように光にきらめき
螺旋状に生い茂っている

手前には娘がブランコに乗り
奥では息子がすべり台をすべり降りた時 ....
死にたいと思いながら 同じ時間に目を覚まし
死にたいと思いながら リンパ浮腫になる心配をし
死にたいと思いながら ラジオ体操をしたりする


死にたいと思いながら お茶を飲み
死にたいと思 ....
そこには多くの家族がいて
大きな机の上に並べられた
温かいものを食べていた

それぞれが思うことを
なんとなく話して それとなく呑み込めば
喉元は 一晩中潤った

天井の蛍光灯が点滅を ....
俺はまだ肝心なものを手に入れてない
肝心なものがいったい何なのかわからないのが
その証だ

人生の滑り台を何度も上りその度に滑り落ちただけで
いまだに滑り止めが見つからないみたいに

探 ....
節度のある幸福
なんか
いらないんだわ
除菌スプレーくさい
おんなたちのなわばり

ドーナツの行列にも
校庭の整列にもつながれなくて
ゆく先の石をいちいち数えてた

それでも熊 ....
生老病死のなかで

いちばん

無自覚だったのは

こうなってみてはじめて

生だったのだと思う

扁桃腺の癌がリンパにとんでいた

ペット検査をしたのだが

それ以上いま ....
窓枠にとまったノコギリクワガタが
居心地のいい私の部屋を守ろうと
ハサミを開いて威嚇する

私もプレイリストから
作業用ロマサガ戦闘曲集を流す
わたしがいくと
いつもわたし用のまくらにおしっこする

わたしがひょろっとしている
柱かなにかとつごうのよいように勘違いして
しつように飛びかかってきて
部屋着がずたずたになる

ろん ....
長い間 探した虹は見つからず
今日の行方を、風に問う

僕の内面にある
方位磁針は
今も揺れ動いている

風よ、教えておくれ
ほんものの人の歩みを
日々が旅路になる術を

群衆の ....
電車という文字に普通が乗ると
普通でなく思えるのは普通じゃないのかな

もしかしたら私は意味不明な存在なのかも知れない
それはともかくとして
滅多に乗らない電車にその日乗ったのは
東京に行 ....
もしも優しいお日様が


雲に隠れてしまったならば


空に恋したお花はきっと


ずっと元気が出ないでしょう




もしも夜空に輝く月が


闇に隠れそうになった ....
川は切り立った山肌に沿って流れていた。
夏になると近隣の子供らが集まって水遊びした。炎天の空の下。子供らの歓声が山あいにこだまする。

山肌から突き出た岩の周りはかなり深くて、自然とその辺りが子 ....
詩を歌う人は月が好きなんだなぁ

分かるよ

こんな身近に
夜空にたったひとつ
あんなに美しくて あんなに悲しいものは
そうあるものではないからね

僕もその一人
貴方もそうなので ....
横断歩道の
真ん中辺りで
立ち止まる

逆行が背中に
突き刺さって
立ち止まる

誰にも気付かれず
すれ違っていく

自動販売機の
真横に立って
空を見上げる

夕日が瞳 ....
更年期だからもう卒業させて、と嫁さんに言われた。摩擦で粘膜が痛くなって耐えられないの。
それがセックスを拒む理由だった。
突然の卒業宣言に私は戸惑った。
男の性欲は簡単には終了日を迎えられない。 ....
*
三島電灯機械製作工場は大きくなりすぎた。

*
年々その規模は拡大し街は浸食された。
僕の家の玄関にもそれは入ってくる。

*
56年の時点ではドアの隙間から鉄屑を突き出す程度だ ....
山に登れば
僕は鳥になる
下界を360度見渡す
鳥になる

山に登れば
僕は風になる
峰峰をさわやかに流れる
風になる

山に登れば
僕は子どもになる
父と歩いた頃の
子ども ....
強い酒を飲む習慣が身に付いてしまった。
何の事はない。仕事と職場の人間関係にストレスを感じてしまい、強靭とは言えない精神が悲鳴をあげたからだ。
アパートに一人暮らしをしていたから、誰にも咎められな ....
平和なひとにしか着られない服があるらしい。あたしも着たい。「似合わない」の散弾銃を浴びたい。身体中ぼこぼこに開いた穴から零れるのがうつくしい宝石なら生きた価値を見出せる気がしている。証明させてよ。フリ .... 真夜中のスーパーマーケット。どこにも行けないわたしを守る光の零れたシェルター。その隅で半額のお刺身を手に取る。賞味期限の近い3割引の食パン、腐りかけの安いバナナ、廃棄寸前の玉ねぎサラダ。見放されたもの .... 壁にもたれてる膝の頭が黒ずんで
地球のホクロみたいに残された

この家は少し広過ぎるから
ひとりでいると寂しくなるよね

膝を擦ると火が起きる仕組みで
燃やしてしまおうと思ったけれど
 ....
あれっきりだけれどお元気ですか
月と火星を指でつなぐくらいの距離
びゅんと、目をつぶっていれば三時間くらい

インターネットがぼくらの秘密基地から
渋谷の交差点になったころ
あいもかわらず ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5421)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 羽衣なつ ...自由詩17*19-5-22
環天頂アークの下で- アラガイ ...自由詩12*19-4-30
朝の日記_2042夏- たま自由詩15*19-4-24
ハムエッグの月- 秋葉竹自由詩1019-4-11
ぽつんとしてる/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩1*19-4-5
仮面の下の倒錯- viraj自由詩119-4-1
ちんちんまんまんにぶちこむ- viraj自由詩119-3-29
髪を切りにいこう- 神奈備亭自由詩719-3-14
公園- フリーダ ...自由詩419-3-14
アンビバレンス- 涙(ルイ ...自由詩819-3-13
台所- 為平 澪自由詩1719-3-6
がらんとした世界で- こたきひ ...自由詩519-3-6
行列- はるな自由詩519-2-26
生老病死- ペペロ自由詩5*19-2-26
赤い月が攻めてきた。- mizunomadoka自由詩619-2-25
ねこ- 次代作吾自由詩519-2-23
靴音- 服部 剛自由詩919-2-3
普通電車に乗って- こたきひ ...自由詩919-1-9
真逆だからこそ_ちょうどいい- canna自由詩318-12-13
川の底を覗き込む- こたきひ ...自由詩618-12-9
- 小卒自由詩918-11-16
トランスルーセント- 1486 106自由詩21+*18-11-2
更年期だから- こたきひ ...自由詩918-8-19
三島電灯工場- 佐藤伊織自由詩218-8-15
山に登れば- zenyama太 ...自由詩218-8-15
胃が痛くて- こたきひ ...自由詩418-8-13
シースルー- 青花みち自由詩518-8-13
真夜中のスーパーマーケット- 青花みち自由詩10*18-8-10
孤独な楽園- ミナト ...自由詩1*18-8-1
Re:あいもかわらず- 青の群れ自由詩918-7-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181