すべてのおすすめ
それから
一人きりの
安達太良山
空気が
薄くなり
シングル
エンジンが
かたかた喘ぐ
荷物が揺れる

夏だというのに
どこまでも寒い
ジャケットが
じっとり濡れる

本 ....
3月 弥生 トロイメライ
春風 果てしなく 暖かい
坂の 彼方の 高台へと
ゆっくり 歩いていこう

月光チタンの夜を過ぎ
冷たい鈍色の夜を抜け
奈落と雪洞の夜を耐え
かねて
ぼくは ....
僕 は
僕 僕 僕 は

季節外れの海浜で
生成色の薄ら湿った砂を
ざんざん と蹴りながら
ただ独り言ちた

午前10時の 日立の海
青白く続く空の果ては
限りなく力ない空虚
こ ....
光一つない
山の中で
炭をおこした

闇夜をほのやかに
照らす燠を見ていると
忘れたものが
思い出されたものが
くるくると
火花のように
散っていった

刹那!
火が燃え上が ....
炎は薪から放たれた
銀色の薪台と
明々したランタンと
椅子に寄る僕を
確かに捕らえたのだ

星明かりの下
ただただ
炎が爆ぜるのが
天頂に突き落とされる
太古の爆風に思えた
舞 ....
子供のころ
ある 二月の夜に
こんな
   ふ
    う
     に
      電
       線
        を
         伝
          っ
   ....
海が見たい とつぶやいた
あなたは今日の今頃は
白いベル付きの
ドアの向こう

あなたののこした
たった一つの
小麦色の帽子をもって
記憶の底の海へ行こう

※※※※※※※※※※※ ....
そらいろのくるま
にのって
あさがたの
やわらかな
ひのひかりのなか
ぼくたちはいこう

ぼんねっとにひかる
きのうのあめつぶが
さわやかな
くうきのなか
う ....
山人さんのGiovanniさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
安達太良山- Giovanni自由詩5*21-5-20
トロイメライ- Giovanni自由詩421-3-14
6号線を下って-日立の海で砂を蹴りながら- Giovanni自由詩5*21-2-23
晩秋- Giovanni自由詩5*20-11-3
三河高原- Giovanni自由詩5*20-10-2
二月の夜に- Giovanni自由詩4*20-8-20
はまなす- Giovanni自由詩620-8-20
そらいろのくるまにのって- Giovanni自由詩18*18-3-11

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する