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草や空気を掻き分け

秋の虫たちが涼を告げる

人間のまとうものも厚さを増して

いつになく曖昧さを好む

陽だまりに転がる生き物

人懐っこいフリしちゃう奴

羨みつつ蹴飛ば ....
雲一つないと言い切れる空

有終の美を飾る紅葉樹に

ただ僕はみとれるばかりだ

全身で思い切りつかんで

高いトコロから降りられないし

足の裏がやたらと心地よい

やわ ....
闇夜の風景の中
自分が生まれて初めて見た月光は
生家の隣の空き地に聳える
土手の上の屋敷の樹々
梢の葉の茂る隙間から
サーチライトのように照らされた
幼い自分の心臓を鷲掴みにす ....
よぞらのなかに
じぶんをさがした

みつけたのは
ひとりたくましくひかる
いっとうせいばかり

まるでわたしみたいに
つよがっている

このよぞらのなかに
すばるとい ....
sekai-kan
おっさんの射精みたいに
希釈された
sekai-ken
ワイシャツの首絞める、
感触
世の中はきれいごとだ、っていう了解に
意味もわからず袖を通す
 ....
わたしたち
同じ目的を持つもの同志
名前を偽ってでも
こうしてみんな
集まったね

小さな情熱を
灯しあい
ぽつり、ぽつりとだけど
飽きることなく
話をしたね

ひとりひと ....
はるはだれにも
ひとしくおとずれる

きってもきれない
はるのきずな

いつかとおりすがりの
だれかとかわした
はるのかいわ

またどこかから
きこえてくる

あ ....
 
 
待合室を浮遊する粒子
そして、その沈殿
順番に名が呼ばれ、人は減っていく
女の子が母親と手遊びをしている
ひそひそと西日が射し込む 

 
理不尽よ

瓦礫のなかに誘われて

ぼくらは死者と対面する

あらゆる執着を

与えて奪い去った

理不尽よ

あなたはぼくらを全否定した


そこを真面目にさ迷った
 ....
うろおぼえの夜に
指を差し入れ
震えを聴いた
波に従い 従わぬ線
脚の動きを
讃えるまたたき


岩のはざまから
空を視る刃先
曇りと筆
曇り時計


器を ....
ざっく ざっくと土を掘る

今日も明日も土を掘る

まだ見ぬ{ルビ敵=かたき}にであうまで

ざっく、ざっくと土を掘る。

墓穴の道連れは多いほうがいい

銃剣の先を

じっと ....
軽くなった背中は
じぶんの骨格をおぼえているかい

あいつを鷹を
しばらく見ていないんだ

形づくっていた骨
いっぽんいっぽんの組み合わせ

こうやって生きていたのに

眠ったら ....
べんりなので
コンビニにいった

ねむらないひとが
わたしを
まっているのだ

よなかにしごとの
でんわがなった

わたしは
ことわるりゆうを
うしなっていた

 ....
私は今、遠い異国の空の下 
遥か昔に栄えた、廃墟の前に立っている 

まっ青な空に輝く太陽に照らされた 
誰ひとりいない古代の都市で 
幾百年の時を越えて吹く風に 
角の溶けた無数の柱の間 ....
 
 
タンスの引き出しを開ける
衣類を取り出す
中に入る
遠くのアフリカでキリンが鳴いてる
誰かが閉めてくれる、その日を思う
 
雨かと思ったら
雪どけの 水音でした

 、、、、、、、、、、、、


陽ざしのはし
いつもは気づかずにいた 木々の陰影が
光をすって ゆれている

森は確かに今も
雪絹の繭のな ....
疲れ果てた時に

一杯のコーヒーを飲む

ほっと一息

世界が変わる

もうすぐ世界は

滅びるだろう・・・

だが、しかしこの一杯のコーヒーは不滅

ということは世界も不 ....
【食いしん坊なのです】

赤ちゃんのほっぺは
つきたての餅のようだ

誰も見ていなかったら
つい食べたくなってしまうほどの

  ◇

【みみず】

おまえをみつけると
つい ....
けさは水平線が凍っている
長い足を折って待つ子
ひたむきに駆けまわる子
ただ下手くそに眠る子らが凍っている


おとつい死んだ叔父さんへあなたの骨はまずかった
おとつい死んだ叔父 ....
ぶわぶわぶわぶわ
まき散らしてんだ
町中の
木々が
浴びて
酸素吸って
ぶわぶわぶわぶわ
血が流れる
夏の
八月の
昼の
ぶわぶわぶわぶわ
雲だ
暑い
日に産まれて
あっ ....
どこに棲んで どんな名前でいようと
あなたとわたしのはずが
どこに棲んで どんな名前を選ぶかで
壊れそうになる

あなたとわたしが鳥ならば  
仲良く小枝で巣を作り 
もしもふたりが ....
俄雨が降って
花畑みたいになった
横断歩道には
色とりどりのアンブレラ

脳天気な僕は
駆け込んだビルの陰
当てもなく雨宿り

くだらない話や
他愛ない日々に押され ....
四六時中はこぶ
夕映えと同じ
裏窓の{ルビ河岸=かし}にささる
水のお話

その場所を求めて
蚊の姫様が
散策している
森のお話

ある日くびのどこかにも
生まれるお話
マフラ ....
雨上がりの夜道に

コロッケの香りがする

青黒く湿った夜道に

外灯ほどの幸せが停まっている


津波や原発に

ぼくらはいまだに傷ついている

自然をコントロールするため ....
今日の夜ヒマ、今晩は
今日ね気づいた、この部屋外から丸見えやった

この部屋外から丸見えやった


だってそれじゃあいやいや
散らかったパジャマやティッシュやゴムや
揺れる後髪 ....
ふろに
はいることが
ひとしごと

さらを
あらう
ことが
ひとしごと

あした
おきる
ことが
ひとしごと

いきを
することは
かろうじて
しごとでなくて

 ....
風の吹き抜ける交差点で
あなたは待つ

約束は必ず果たされると信じて

ひたすら待つ
待ち続ける

そして見上げれば雲

春の雲

おぼろげで奥ゆかしくありながら
したたかさ ....
すっかり きれいな
さっぱり わかれた
そのかお わたしは
みずべで ねそべり
きーんと きこえる
はてのね ふれたい
むりなの わかった
みんなが ないてて
わたしは わらった
し ....
死んでいる人と
眠っている人は
よく似ています

だから
不安になって
あなたの口もとに
耳を寄せてみるのです

かすかな
寝息がきこえると
ああ、生きていると
安らかに生きて ....
中国に来てから餃子にはまっている
羊肉と豚肉と牛肉のがあって
牛肉餃子が一番、おいしい
大学の寮の食堂で一人分、餃子を頼んで
タッパーにつめてもらって部屋に持って帰る
小さなお椀に中国で買っ ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5422)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
哀愁猫- maricat自由詩112-3-8
愛秋猫- maricat自由詩112-3-8
月光- ……とあ ...自由詩22*12-3-8
すばる- 小川 葉自由詩512-3-7
sekai-ken- めー自由詩312-3-7
すばる- RT自由詩212-3-7
春の絆- 小川 葉自由詩112-3-7
age14- たもつ自由詩812-3-7
破壊の限りのそのよこで- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-7
雨へ_雨へ- 木立 悟自由詩8+12-3-7
死をとりあげられた兵隊- 高原漣自由詩1*12-3-7
しくみ- 佐伯黒子自由詩812-3-7
コンビニ- 小川 葉自由詩512-3-7
夢の都_- 服部 剛自由詩6*12-3-6
age13- たもつ自由詩412-3-6
私事_繭の想い- 月乃助自由詩12*12-3-6
模型細工- yamadahifumi自由詩212-3-6
Peace_&_Pieces- そらの珊 ...自由詩7*12-3-6
_- ズー自由詩6*12-3-6
八月- 肉食のす ...自由詩112-3-6
- とろりす自由詩212-3-6
天気予報- 1486 106自由詩212-3-5
- 理来自由詩10*12-3-5
雨上がりの夜道に- 吉岡ペペ ...自由詩812-3-5
恥裸り- di.di.自由詩112-3-5
グリムマール- 6自由詩512-3-5
Crosswind/Crossroad(契りのひと)- 恋月 ぴ ...自由詩29+*12-3-5
だだだだ- 佐伯黒子自由詩20*12-3-5
まるめろ- そらの珊 ...自由詩20*12-3-5
中国の食事情- ジム・プ ...自由詩4*12-3-4

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