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ここを
登りきれば


何年も
椅子に座って
ばかりで
運動なんて
これっぽっちも
してなかった

ふくらはぎが
太ももが
体全体が

思い返せば
大したことなかった
 ....
出棺を待つ君は安らかな表情で
首筋にあるべき索状痕は目立たぬよう化粧を施され
凄惨な最期を遂げたようには見えなかった

呼びかければ目を覚ますのではとか
冗談が過ぎたかな
頭を掻きながら棺 ....
たばこ好きの女が
たばこ嫌いの人達に
よく言われる台詞

「生まれてくる子供に悪いよ」

そうか
そうだったのか
わたしの身体は未来の誰かの物でもあって
今こうしてだらだら生きている ....
俺達の言葉は
射程を持たぬ(山本太郎「行方不明の言葉」から)

詩は
言葉の意味が
無限定に使われて過ぎている。

しかし、
僕は詩を書く。仕事の合間
苦しみ楽しみある時は

 ....
ねえ、あなた
ワタシ
出会いの旅に出ます

ええ、わかっています
あなたがワタシを
好いていてくれてる事
なんでも分かってくれようと
熱心な所

これまでの御恩は忘れません
忘れ ....
この真昼
かいま見る
白日のさなかに
真夜中の闇
見てはならぬものを見て
見ぬふりをしたくなる
光の中に
あってはならないはずの
漆黒のかげ

光はあるのだ
たしかにあるのだ ....
燃えはじめていた曲線が
少しずつぶれ
カーブでころっと転倒した原付き
キョトンと路上に突っ伏して
ケラケラ笑っていられた
小遣い程度の稼ぎを握りしめて
水が欲しいと騒いでいた

夜 ....
手に何も持っていなかった
何もないままに 私は 生きてきたのだ


そうして 歩いていた
遠い風景を目指して風の中を一人で歩いてきた


何のためだろう
わからないけれど 歩き続 ....
夏の原形質が撒き散らされる
鳥たちは水晶の葉裏をもったまぶしい植物を運んでくる
虹が永遠の時を宇宙の襞に刻み付け
人はみな消え去る
暑い夜を通り抜けて
まだよわった身体を、布団に忍び込ませ
水面から引き上げられたようにぐったりとしてから
顔だけを外気へ浮かばせて息をする。

私は透けるような白い肌でもなく、
瞳はアーモ ....
だってさ
バカだから
難しいことはわからないし
引き算は計算機ないとだめだめ
漢字が沢山だと新聞読みながら
うとうとしちゃう
バカだから
マンガやアニメは大好きだけど
小説やムズカシイ ....
あ、義父さん
ハンカチを一枚お借りします


+ + +


初めて会うひとはわたしのすべてを見透かしたあとに
無学なバイトの若造が生活(いちにんまえ)を語るのかと息巻きながらも
そ ....
{画像=110709105543.jpg}


金魚鉢のそれのように、
一つの世界がそこで完結するとすると、
地球が再現され、
宇宙が再現され、
ついに発生する突然変異に、
ビオトープ ....
 夏の うてな


カーテンから光がもれていて
うごいている ほこりを 照らして きれいだ
光は直線だけど まっすぐなだけではね

いつまでも 寝てないで ぎょうずいでもしんさい
 ....
とても深いところから
汲みあげられた夜
わたしの、ちいさな泡立ちが
その上皮をながれていく

ここにいれば、凍りのような
つきのひかりも遮ぎられるから
ただ、穏やかな ....
ダイヤモンドより確かな一瞬に
石版みたいな青い空をみつける
だれの名前も刻まれることはないし
法律だって記されていない
ましてや
墓碑銘なんて思いもよらないのだ
だれかが今も死にいくなんて ....
青い波間に漂う
コバルト・ブルーのきらめき
画用紙に彩られた海は今でも
烈日を待ち焦がれている

*

雨の日は部屋の中でひとりきり
孤独を思う存分楽しもう
外国の歌手が歌う
レコ ....
雑草が覆いかぶさる細い道をゆく。
小川のそばに、水引草が咲いていた。
山の麓のさびしい村。24歳で夭折した詩人の夢が、いつも帰っていった。
その夢のほとりを歩いた。

小さなあかい花。見過ご ....
夜/地球の裏側の太陽の動きを意識するように
気にかけたり抱えてたりする/日々のなだらかな稜線のつらなり
そのいくつかは自意識の成分でできていて
ムヨウの苦しみだったと気付くとき
素敵な夜だね ....
 

レストランがあった
メニューのないレストランだった
テーブルクロスがなかった
テーブルも椅子もなかった
シェフがおらず
給仕もいなかった
屋根はなく、壁はなく
建物すらなかった ....
私という人見知りは
背中にうっすらとした黄金の体毛と
頭部に後光が輝くよう
分け目の間に鏡を置いた
ギミックがすこぶる付きの生物なので
東京近郊の動物園から
引く手数多なのだけれども
 ....
 .... 僕らの道を
導くのは遠い
羊の瞳
冷たく澄んだ
あおい水が
てんてんしたたる
僕らの道と
それから血管

僕らの道を
導く導火線
あかく燃え立つ
みずうみの重みも澄み
そ ....
 暑中お見舞い申し上げます。   たま



 地下鉄

地下鉄はまっすぐ走るものだと思っていた
車体が傾いてとなりの女の顔が急に近づいた
ね、 複雑でしょ・・
耳元の吐息はいつも体 ....
青らむ、夏の
わたしの首すじ に
風がひそかな挨拶をおくる


揺れやまぬ草の穂先のいじらしさ
痺れた指でもてあそびながら
あなたのことをかんがえる


青らむ、人の
まなじりの ....
何もない夏休みが始まる
何も起こらないし
学校ももう辞めちまった
僕はニート この世の敗残者
家で一人で音楽造っている
外からは蝉の鳴き声が聞こえる
何もない夏休みが始まる
僕はニート  ....
遠い昔の縄文の
汚物の塚を保存する
歴史保存の尊さか
ヒマラヤ杉に隠された
世界規模の気候変動
遮光土器は本当に
差し込む闇が横一線



土塊(つちくれ)の中から捻り(ひねり)出 ....
なんでも持っているひとっていいよね。
と、友人が言うので、
たしかにそうかもしれないけど、なんでも持っているひとを見たことがない。
と、返した。そうしたら、
あなたは、なんでも持っているじゃな ....
合体の掛け声で
私の身長分高くなった君は
初めて見るとばかりに
星がキラキラする部分だけ
繰り返し繰り返し歌って
顔を夜空に向けてるのが判る。
真っ直ぐか地面を見る私に声をかけて
星掴み ....
ほんとは書くことなんてないんです
ってところから書き始めるのが定石でしょう
なんてナルシシズムなんて言外に心外で論外だから
僕のことなんて金輪際いっさい知らずにいて欲しいけど
宇宙の始 ....
山人さんの自由詩おすすめリスト(5404)
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