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鹿いた
鹿いた
せんべえ
あげた
せんべえ
せんべえ
寄ってきた
つんつん
つんつん
寄ってきた
でもなぜだろう
せんべえ屋さんに ....
味方を撃つものも
殺しに来るものも
写真を撮るものも
みんな仲間のようだった
不愉快な仲間だ
宇宙から見たらこの有り様は何だ
死んだらみんな
あっけない顔 ....
内堀通りを青山通りまで
皇居は暗くて見えないけれど
そんなに高くはない高層ビルの明かりが
なんだかとても優しい夜
自分を傷つけたら追いかけないで済む
だから自分を傷つ ....
目をつぶると発作に襲われる
しかたがないからデパスを飲む
こんな苦しみのような不安に
誰もがさいなまれているのだとしたら
誰もが静かに降る雪のよう
誰もが深海のプランクト ....
この哀しみは
量子や光子いっぽ手前の
自然物の哀しみです
この場合
自然物には合成物もふくみます
この次元にからめとられた
あらゆる存在の哀しみだからです
観 ....
ぼくの身に止まった蝶が
羽根をやすめることができる速度と
やわらかさで生きていく
だまされても理不尽に遭っても
戦争になっても
失意のときも得意のときも
その蝶 ....
昼に蒸された夜の町あかり
花火のあとのような煙や雲
おまえはスーパーに駆け込むのか
ならばおれと食事に出掛けようよ
お祭りあとの夜道にひそむゆらゆら
降りもしない雨の ....
花火のおとだけ聞いている
火災ビルからひとが落ちてくるような
ドスンとも
ガタンとも
なんとも言いようのない破裂音がする
夏の湿気とうごかない風
花火大会
浴 ....
出張先で倒れた
会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった
その間にもお客様からクレームの電話が入っていた
その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした
問題が起こることは普 ....
どんなひかりになにを見つめていたのだろう
彼女をさいごこの世で彩ったひかりたちに
なんどもなんども
ありがとう言いながらぼくは震えている
髪の毛の生えていない頭にかぶってい ....
外灯に照らされて
葉のみどり
影
光
救急車の音
風もない夜だった
あなたの声を聞きたかった
からだもたましいも
ただそれだけになっていた
....
地球に月の影おちる
いつもは月に地球の影
いつものお返し月の影
地球に月の影おちる
月曜日
いまの宇宙の法則に
スナオにそれに従って
静かに黙って交差して
....
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する
なんであいつがリーダーやねん?
そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
....
木々が風に揺れている
甘いだけじゃない新緑の香り
輪郭のない幽霊みたいな緑いろ
こころの美しい象さんのようだ
木々から逃れられずに身もだえている
それを見つめることを ....
人生は旅だという
人生は忍耐だという
人生を楽しむという
人生を苦しみという
人生にはいろいろあるよという
人生には意味なんてないという
ただひとついえることは
....
月や星が必死に輝いているのを初めて知った
駅から出ると月が雲を照らし星が輝いていた
タクシーで久しぶりに家に戻ると泥のように眠った
夢の中でもずっと月や星が必死に輝いていた
ぼ ....
部室から下宿街に抜ける道には
小川が流れていた
少し生意気で
先輩とだけうまくやっている風のあいつと
はじめてそこで喋った
あいつはホタルを探しながら歩いていた
こ ....
マロニエ、日本名はトチノキ。
やや崩れた大きめのは葉が木陰をつくっている。
その昔ビール工場に涼をつくるため、マロニエが選ばれて植えられたのだそうだ。
ビアガーデンにマロニエが植えら ....
般若心経には
ぎゃあていぎゃあていはらそうぎゃあていぼうじいそわか、
この真言を唱えれば
執着とは意味のないものだ、ほかに大切なものがあるのだ、
これが会得できると書いてある
....
青い雪原をトラックで走った
金網越しに恋人の
他人のような指が叫んでいる
そんな虚ろでおまえら見るなよ
愛してのるさ愛
してるさ
愛してるのさ愛
北か ....
蝋燭のような
ハンカチが手品で固まる
ヨーロッパの香りがする
植物のような
モクレンはそんな生き物だ
木に花の咲くふしぎ
サクラよりはやく
オレに告げてく ....
久我山駅にこんな時間に着いて
こんなとこに
ビジネスホテルなどないだろうに
ぼくは坂道の商店街をあがって行った
そしてすぐおりた
踏み切りを渡り
旧神田川のほうの商 ....
あのころはたしか
周りとうまくやっていた
350円のランチ
淡々とみなで食べていた
午後からは
帰ることばかり
考えていた
あのころはたしか
周 ....
はぐれてしまった宇宙飛行士は
地球を見つめながら死んでゆくのだろうか
ぼくは誰とはぐれてしまったのだろう
かなたに何を見つめながら死んでゆくのだろう
下唇をすこし噛んだら
....
理不尽よ
瓦礫のなかに誘われて
ぼくらは死者と対面する
あらゆる執着を
与えて奪い去った
理不尽よ
あなたはぼくらを全否定した
そこを真面目にさ迷った
....
雨上がりの夜道に
コロッケの香りがする
青黒く湿った夜道に
外灯ほどの幸せが停まっている
津波や原発に
ぼくらはいまだに傷ついている
自然をコントロールするため ....
あれから一年が経つ
ニュージーランドでの地震から
一年が経つのだ
その17日後が東日本大震災
そのあいだに
京大カンニング事件なんてものもあった
東日本大震災の ....
行く行く梅は今日も行く
桜ほどにも騒がれず
梅は行くのだ今日も行く
雲がくらあく光ってる
灰色の
冬にちかあい春の匂い
行く行く梅は今日も行く
桜ほど ....
ぼくはそのエレベーターにひとりで乗り込む
高度3万6000キロあたりで
ぼくは人類一小さな男になるのだ
ひとりでならなれる
あなたのクリトリスぐらいの大きさに
ひとりでな ....
こんなニュースがあるよ
小さい銀河を食べる銀河
http://dailynews.yahoo.co.jp/m/science/astronomy/?1329135697
人間だっ ....
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