すべてのおすすめ
 
 
おさない頃
倉庫に閉じこめられた
なにか悪さを
したのかもしれない

わたしは泣いた
父の足音が遠ざかり
もうだめかと思っていると
ふたたび父の足音が近づいてきて
鍵があ ....
月に2回くらいの間隔で
あたしは 言霊を吼えたくなる

嵐が来るという

嵐の夜の朗読会は燃える
みんな 燃えてる

あたしの名前が呼ばれる

いつも 何だか一番目

朗読会に ....
ふたりで眠り込んだベッドの窓辺には

二週間まえ満月と金星がいてくれた

急斜面に生えた常緑樹たちの縁どりが

この五年かんおまえに微笑んでくれていたんだね

みどりになりたいよ

 ....
徹夜明けで深い眠りのはずが
妻の巨大な鼾に起こされた
鬼の居ぬ間の洗濯…
そんな言葉が鼻先をよぎる
買い物ブギなぼくは
一日のうち5%程度はスーパーで過ごしたいのだけれど
鉄拳宰相はそれを ....
僕には複雑な日
多くの人の何にもない日 はっきりと
僕にとっては そんな気がする 
僕の誕生日の 一日が 終わった 


海の縁で
海水に疑似エサを垂れた 
ラジオ局の 聞いていた
 ....
やさしい気持ちは
赤子のむせび泣くそれに
似ているかもしれない

なにがやさしさなのか
わからなくなることがある

ただ強く抱きしめるだけのうそも
飴をひとつぶあげる掌も
好きという ....
あなたを信じて
涙降る

もう来ちゃいかがと
カッコウが鳴く
カッコウ♪
カッコウ♪

ああ
京急デパート
大きいサイズの紳士服専門店

「5L以上は取り扱っておりません」
 ....
産婦人科の女医の
知り合いもいなければ
メメクラゲに左腕を噛まれた
覚えもありません。
しかし、左腕が痺れてます。

左腕の痺れは
ネジの絞めすぎだと
何かの本に書いてあったので、
 ....
腹に固形物が入らない 
変なドリンクだけで 
晩飯済ます
腹へって 
腹へって
とてもやりきれない
この飢えた狼のような獰猛さを
だれかに 
向けようか
「ちょっといい加減にしてくれ ....
 
 
もう解約したはずの
父のメールアドレスに
メールを送る
すぐに返事がくる
なんだ
やっぱり生きていたのだ

Delivery Status Notification (Fai ....
久しぶりに実家へ行った
1年ぶりのことだ

改装したとは聞いていた

 ただいま

真新しい 木目の引き戸を開け
急な階段をずんずんと
上がっていった

あれ?
あたしの部屋で ....
ぼくの話を聞いてほしい。
女の子の話で、
タイガーウッズでもないのに、
なんらかの依存症のはなしだ。


日曜日に、指名料をけちって、
フリーで呼んだ女は、最低だった。
気に入らない女 ....
              

真夜中に揺り起こされた
見知らぬ男が側にいた
男は声を潜めて、島を焼く、と短く言った
これから島を焼くのだという
どこへでも好きなところへ逃げろ、そう呟いて ....
 動物は恐いな。だって、言葉が通じないんだもの、わかりあえないよ。でも僕が恐いと思うのはライオンさんとかで、僕がライオンさんとかを恐いと思うのは、僕は食べ物じゃありません、っていう人間の勝手な理屈が通 .... 弟と拾ってきた仔犬
団地では飼えないからと母にきつく言われ
泣く泣く拾った場所へ戻してきた次の日

くんくんと悲しそうな鳴き声忘れられなくて
自転車に乗り夢見ヶ崎まで

小高い丘の上には ....
眩いばかりの夜景
愛を語らう恋人の横で
血を流してる男がいる

腐った内臓から異臭を放ち
神経の切れた手首は紅く染まっている

誰も気にかけない
苦しみは男だけのもの

夏の蝉のよ ....
私にバケツは揺れる
あなたのものは何も無い 流れていこう 
きっと魚など無い未来なのだ そこにはどこかで
無いものとして ここへとあることもなく 


今日は河原を歩いてきた
昨日の魚は ....
あたしは 猫

ココのママに7年前
野良でいたところを
拾われたの

それから
ずっと お腹の空くこと
ないわね

たっぷりのミルクで
ママが育てて
くれたの

にんげんの ....
政治の茶番劇場だの上映するテレビ局

どうでもいい世間の井戸端会議参加する犬養婦人

無用の回覧板になぜ印鑑が必要か

ステーキにしいただく

そうしたものが肝機能をダメにして

 ....
真冬の寒い日
葉がすべて落ちて
魚の骨が起立する
銀杏並木の坂を
ゆったりと降りて行く

僕は何の理由か気づかずに
気づかないまま
躓いてしまった
小石一つ無い道だったはずなのに
 ....
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
あの時あそこで何をどんだけ食べたとか
そのあと誰かと湖の閉鎖中のボート乗り場で
かなりきわどいところまで乳繰り合ったとか
そんなことど ....
カノジョはお姉さんのこどもと夜の公園にいた
お姉さんからあずかっているのだそうだ
それを電話で聞いていた

あの木にさわっておいで、

いまコウチャンがうれしそうに走っていったよ

ど ....
ときどき
風のように想い出す


のようなもの

唇をとんがらせて
僕でない何かを
見つめてばかりいた

あの頃
あまりにも痩せ過ぎていた


のようなもの

 ....
あたしはほとんど翅でできてる
だから考えなくても躰でわかるの
あたしをずっとつけ狙う
あのいけすかない三角頭の待ち伏せとか
南海上の低気圧が颶風に変わる
その瞬間とか
考えなくても躰でわか ....
君が夜行バスで神戸に行ってしまう夜に
もう地元に帰れない俺たちは友達が一番多く住む町でセックスした
唾液にまみれ目をつぶり、まぶたの裏に友達の顔を
あいつならこんな時、どんな表情で見送るのだろう ....
香りの無い酒が好きだ
恐怖の無い夜が好きだ
愛の無いセックスが好きだ

プライドの無い髪型が好きだ
コンプレックスの無い化粧が好きだ
主張の無いファッションが好きだ

萌えの無いアニメ ....
赤い色をした子供が出かけた
その場所に ごく僅かな夕日が 近くの家並みの垣根で
曇りの日の彼方に 綺麗だった 
落ちて 出ていた


実にゆっくりと 手にボールを 持ち帰る
手土産を買っ ....
時には乳のない子のように

裸で海を泳いでみたい

時には乳のない子のように

ビーチで日焼けしてみたい

だけど僕には乳がある

女性も羨むような超巨乳

しかも乳輪は妊婦並 ....
星の虹が
路を馳せる
無と刹那
指と指の差


曇は飛び去り
岩は残る
暮れの雨の手
無数に押す手


夜が夜になるときの
色とにおいの減り具合
音 ....
遠く山の{ルビ頂=いただき}で
待ち焦がれた炎は消え
緑立つ少年の波は
今や金色の秋に燃え
激情は嵐を忘れ
ただ思い出を吹きすさぶ

燐光、空たかく
せいのびせども
つまさき立っても ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
倉庫- 小川 葉自由詩710-9-11
嵐に吼える- 森の猫自由詩4*10-9-11
流星- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-11
オレンジ色の関係- 紅糸自由詩110-9-10
誰かとバースデー- 番田 自由詩3*10-9-10
九月は誰もが遠ざかる- みぞるる自由詩410-9-9
上大岡で逢いましょう- 花形新次自由詩2+*10-9-9
ねじ式変身- ……とあ ...自由詩12+*10-9-9
腹へって眠れない- 花形新次自由詩1*10-9-8
メールアドレス- 小川 葉自由詩810-9-8
帰れない- 森の猫自由詩3*10-9-7
明日の女- はだいろ自由詩310-9-7
焼島__- 楽恵自由詩8*10-9-7
動物園- 光井 新自由詩410-9-7
夢見ヶ崎のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-9-6
墓標- うずら豆自由詩310-9-6
日曜の出口の混沌- 番田 自由詩210-9-6
- 森の猫自由詩3*10-9-6
減肥- yoyo自由詩210-9-6
友ー躓きー- ……とあ ...自由詩9*10-9-5
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい- ホロウ・ ...自由詩7*10-9-5
夜の公園- 吉岡ペペ ...自由詩110-9-4
ガリガリ君のようなもの- nonya自由詩8*10-9-4
ナミアゲハ- 夏緑林自由詩410-9-4
神戸- akb48自由詩510-9-4
シリーズ中二病との闘い「ホームパーティーという治療法」- 光井 新自由詩1*10-9-4
また今日も壊れた営業車と- 番田 自由詩110-9-4
時には乳のない子のように- 花形新次自由詩1+*10-9-3
夜やまぬ夜- 木立 悟自由詩510-9-3
あまりりす- 瑠王自由詩4+*10-9-3

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