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 動物は恐いな。だって、言葉が通じないんだもの、わかりあえないよ。でも僕が恐いと思うのはライオンさんとかで、僕がライオンさんとかを恐いと思うのは、僕は食べ物じゃありません、っていう人間の勝手な理屈が通 .... 弟と拾ってきた仔犬
団地では飼えないからと母にきつく言われ
泣く泣く拾った場所へ戻してきた次の日

くんくんと悲しそうな鳴き声忘れられなくて
自転車に乗り夢見ヶ崎まで

小高い丘の上には ....
眩いばかりの夜景
愛を語らう恋人の横で
血を流してる男がいる

腐った内臓から異臭を放ち
神経の切れた手首は紅く染まっている

誰も気にかけない
苦しみは男だけのもの

夏の蝉のよ ....
私にバケツは揺れる
あなたのものは何も無い 流れていこう 
きっと魚など無い未来なのだ そこにはどこかで
無いものとして ここへとあることもなく 


今日は河原を歩いてきた
昨日の魚は ....
あたしは 猫

ココのママに7年前
野良でいたところを
拾われたの

それから
ずっと お腹の空くこと
ないわね

たっぷりのミルクで
ママが育てて
くれたの

にんげんの ....
政治の茶番劇場だの上映するテレビ局

どうでもいい世間の井戸端会議参加する犬養婦人

無用の回覧板になぜ印鑑が必要か

ステーキにしいただく

そうしたものが肝機能をダメにして

 ....
真冬の寒い日
葉がすべて落ちて
魚の骨が起立する
銀杏並木の坂を
ゆったりと降りて行く

僕は何の理由か気づかずに
気づかないまま
躓いてしまった
小石一つ無い道だったはずなのに
 ....
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
あの時あそこで何をどんだけ食べたとか
そのあと誰かと湖の閉鎖中のボート乗り場で
かなりきわどいところまで乳繰り合ったとか
そんなことど ....
カノジョはお姉さんのこどもと夜の公園にいた
お姉さんからあずかっているのだそうだ
それを電話で聞いていた

あの木にさわっておいで、

いまコウチャンがうれしそうに走っていったよ

ど ....
ときどき
風のように想い出す


のようなもの

唇をとんがらせて
僕でない何かを
見つめてばかりいた

あの頃
あまりにも痩せ過ぎていた


のようなもの

 ....
あたしはほとんど翅でできてる
だから考えなくても躰でわかるの
あたしをずっとつけ狙う
あのいけすかない三角頭の待ち伏せとか
南海上の低気圧が颶風に変わる
その瞬間とか
考えなくても躰でわか ....
君が夜行バスで神戸に行ってしまう夜に
もう地元に帰れない俺たちは友達が一番多く住む町でセックスした
唾液にまみれ目をつぶり、まぶたの裏に友達の顔を
あいつならこんな時、どんな表情で見送るのだろう ....
香りの無い酒が好きだ
恐怖の無い夜が好きだ
愛の無いセックスが好きだ

プライドの無い髪型が好きだ
コンプレックスの無い化粧が好きだ
主張の無いファッションが好きだ

萌えの無いアニメ ....
赤い色をした子供が出かけた
その場所に ごく僅かな夕日が 近くの家並みの垣根で
曇りの日の彼方に 綺麗だった 
落ちて 出ていた


実にゆっくりと 手にボールを 持ち帰る
手土産を買っ ....
時には乳のない子のように

裸で海を泳いでみたい

時には乳のない子のように

ビーチで日焼けしてみたい

だけど僕には乳がある

女性も羨むような超巨乳

しかも乳輪は妊婦並 ....
星の虹が
路を馳せる
無と刹那
指と指の差


曇は飛び去り
岩は残る
暮れの雨の手
無数に押す手


夜が夜になるときの
色とにおいの減り具合
音 ....
遠く山の{ルビ頂=いただき}で
待ち焦がれた炎は消え
緑立つ少年の波は
今や金色の秋に燃え
激情は嵐を忘れ
ただ思い出を吹きすさぶ

燐光、空たかく
せいのびせども
つまさき立っても ....
少年よ、きみは、決して働いてはならない
労働するなかれ
きみの魂をきみならしめる何ものかのためのほかには
落ちているパチンコの玉に映る空に
きみの希望をすべて投げかけよ
博打をうて
冬に備 ....
 エポケーの歌 (2)

わたしはそれ以来考え続けた
新しい自分になって
何をしたらいいのか
心は清く、さらさらと流れ
どこにも悪いところはない
自分は新しい
自分は新しい
自分は ....
  

坂道のぼって十字路へ
薬局、食堂、てんぷら屋
くさみち、赤道、平良川
信号 渡って瀬戸物屋


バス停に立つ僕
落書き、はがれかけ、路線図
くさみち、赤道、平良川
指で明 ....
君が綺麗に寝るもんだから

僕の降りる街は過ぎていく

こんなに綺麗な顔なんだから

幸せそうによだれを垂らすなよ
あと余命半年です
目の前に座る
眼鏡が似合う医者に
冷静に告げられた時ほど
冗談であってほしい
そう思ったことはなかった
その言葉に続けて
医者が何か言っていたけど
もう何も聴 ....
何にもない一日で
私の生活を過ごしている
片手は 私でもない本がいるようだった
体に 何を読んでいた


流れの忘れかけた
空を 季節のものの中で 読んでいる
ぼんやりと


移 ....
 
 
前田屋というそば屋で
四人でそばを食べた
あれが最後だったと思う

ほんとうは
生まれたばかりの息子と
奥さんのそばに
いなければならなかったのに

遠いところから
会 ....
奥さまの名前は
ナオミ

そして
だんな様の名前は鬼六

ごく普通の鬼六は
ごく普通のナオミに
ごく普通に亀甲縛りをし
ごく普通に三角木馬に跨らせ
ごく普通に乳首にロウをたらし
 ....
小さな手のひらで
ふたつ
シワシワのウズラの卵
サワサワして
少年は今までにない
感覚を知ることになる

パパがママにしてもらってたのを
偶然見てしまってから
ついつい
自分でや ....
{引用=
雲烟の中
銀河座標に沿ってゆく
冷たい蠍火
真夏の巡礼
迷うこころが重なってできた
道の途中で
重力だけ頼りに立っている
同じ足で
アクセルを踏む
ラジオから流れる
地 ....
からっぽな心身にはなんでも入る
八杯目の焼酎も
ヒーリングミュージックも
ノイズも
精液も
入ったはしから空になる

ただ身体を通り過ぎてゆく
栄養にならない黒いかけら

歯も
 ....
みずうみにすんでいる女の子は
キスがへたくそで色白で
酸素のいろや木漏れ日の匂い
澄んだ朝の空の温度なんかにくわしいけれど
マニキュアの冷たさや
つま先の孤独なんかは知らなかった
毎日すこ ....
花に滴
竹に石
魚に音
笛に琴

楽と苦
美と食
笑と泣
静と寂

天と上
地と下
人を右
我を左
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
動物園- 光井 新自由詩410-9-7
夢見ヶ崎のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-9-6
墓標- うずら豆自由詩310-9-6
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減肥- yoyo自由詩210-9-6
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少年よ、働くな- はだいろ自由詩510-9-2
エポケーの歌(2)- 生田 稔自由詩3*10-9-2
夕焼けが足りない_8- AB(な ...自由詩3*10-9-2
肩越しの夢- 秋助自由詩2*10-9-1
残していくきみへ- 寒雪自由詩210-9-1
本で、海の中を- 番田 自由詩110-9-1
最後の家族- 小川 葉自由詩810-9-1
奥様はマゾ- 花形新次自由詩4*10-8-31
小さな好み- 花形新次自由詩2*10-8-31
遠吠え- 高梁サト ...自由詩9*10-8-31
炭食い- 佐々宝砂自由詩510-8-31
ダイアモンド・シスター- アヅサ自由詩6*10-8-30
天地人- ペポパン ...自由詩3*10-8-30

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