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鍵盤の隙間
忍ばす剃刀
赤い雨だれ
にわかに注ぐ

私の中では
ただ一つだけ
美しいもの
赤い雨だれ

叔母の形見の
白いブラウス
パラリパラリと
野薔薇を咲かす

手首 ....
「        」
無言が心地いい
こんな雨の夜には
余計な音はいらない

閉ざされた部屋は
雨に流動されながら
箱舟のように
境を揺らぐ

だんまりと
時はつらなる
記憶が ....
面白いことを言うと部長はわらっていた

目をとじたままわらっていた

腹水がベッドのしたに溜まっていた

なにかの拍子に一部が床にこぼれていた

それはあざやかな黄色だった

ダン ....
{引用=
どぶ川に棄てられた
あの子はどこへ行ったかな
しろい柔肌を
葉っぱみたいな深緑色にして
ぷかぷか浮いて流れていった

幼い兄妹がそれを指差して口づさむ

(ごらんごらんあれ ....
 出発の時間が近づいていた。私は今日、旅立つ。この日を迎える事が出来たのも、今まで後押しえてくれた人々のおかげだ。学校の先生や友達は私がこの話をした時、私がしたいことなら必ずすべきだと言ってくれた。父 .... イギリスがアルビオンとよばれていたころ
神に逆らうGoemotという者たちがいて
その頭目がGog と Magogの兄弟であったという
その故事にちなんで
道で見かけた一対の女子高生を
ゴグ ....
インドのビンバシャラ王は王妃イダイケとの間に子がほしくてうらなってもらった。すると仙人が死んだあと子として生まれ変わるといわれる。仙人にきくと、あと三年で死ぬからそれまで待ってくれといわれる。王は三年 .... {引用=


けだものばかりではないのだ

けだものにもけだものの
規則というものがあるので
卑下することはできないが
それでも少年には疑問だった

戦争は
どこにあるのだろうか ....
駅前のデパートが閉まると聞き
短い帰省の間、立ち寄った
商品のない売り場と
間もなく解雇される店員たちの笑顔が
とても痛々しかった

逃げるようにエレベーターのボタンを押したとき
七歳の ....
カナリアが鳴くまでは炭鉱を進め








酒量がヤバイが呑むしか道は無い
なら呑めよ
ザッツオーライ分かってる引っ込んでろ犬の糞あと勝てよ
阪神タイガース
呑める呑める ....
中央ユニバーシティ
動物園を追い越し
山に向かって行けば
都心より
最低気温が5℃は下がる

中央ユニバーシティ
南に見える帝京大学
東は明星大学
位置関係は
ちょっと適当よ
ど ....
れんちゃん、お眼目がとろとろ
おひるねの時間
ママはお出かけ
ぼくはギターのれんしゅう

外はさむいから畑しごとはおやすみしてしっかりれんしゅう
きらきら星と
メリーさんのひつじ
ター ....
大人気ない大人ばかりの席で
僕は誰からも話しかけられず
ぽつねんとしていました

それから帰りの電車を降りた後で
さっき別れた人から電話があって
今日はなんか疲れたね 飲みなおそうといわれ ....
ねこのこえがきこえる
冬空の底のそこのほうから
窓をあけてみても
すがたはない
姿などなくても
わたしだけに届くように
ないている
てつがくなどなくても
ねこは生きていける
わたしの ....
{引用=
京都は現在でも"学生の街"なのだろうか

一昔前、京都市の1割が学生だった
 

バスを待っていたら、近所の大学生らしい娘に声を掛けられて
「 おっ 逆ナン ....
今日はサキちゃんを王将デートに誘い出した
















二人で飯を食ってお話をしてコレは多分だけど


 ....
あなたは人妻のように
わたしの身体を弄んだ
興奮したわたしをなだめながら
焦らしに焦らすテクニック
ユーは老練なんだ
あー
突然そんな・・・
ユーは老練なんだ
あー
なにされてんだか ....
自由になろうとして
人を傷つけたから
償いとして
もっと自由に
なりたいと思う
男の心は
今の僕には
理解できない

理解とは時には
状況なんだ

自由になりたくて
歌うこと ....
光など差していない 過去の白い日に
また 君が そこで何かを眺めている
この 遠い 世界の中で
この 顔に 風を当てた
人としてひとり
何となく 景色に立っている
立ちつくす 一人 ....
一日、心から出なかった声を
全て集めて並べてみたとして
どれだけの意味が成るのだろう

パソコンに資料を打ち込みながら
屋上で煙草を咥えながら
昼飯を買いにいく道すがら
咳に咽んで泣きな ....
生きろと考えるから難しいんであって












死ぬなという事ならこれはいけそうだ





 ....
ジョナサンの光のなかで

ドリンクバーでリズムをつくった

客たちの喧騒に背を向けながら

しっかりと勉強した

バターソテーをフォークでつまみながら

客の移ろいもたまにたしかめ ....
施設の中庭のベンチで
ゆっくり日向ぼっこする
老人達の独りが
突然立ち上がって何かを叫ぶ

こんな筈ではなかったと
こんな方向でなかったと
こんな場所に来るはずではなかった
こんな終わ ....
空が高い

ここは関東平野だ

風のない晴れ

ここは関東平野なのだ

この町をぼくは歩いている

つくばエクスプレスで東京から埼玉へはあっという間・・・・でもなく

駅からタ ....
いつか働くと思っていたあの日の少年は
絵描きや物書きに憧れたりしていた
フリーターなんて言葉は知らなかったし
世間と云うものから見下される職業がある事も知らなかった
だってどの本にもそんな事は ....
機械を買った。
何の役にも立たない機械

球体を半分に切った形の
透明なガラスケースの中に
小さな羽根のついたモーターと
豆電球だけが配線され
丁寧にハンダ付けされた
小さな機械

 ....
青を知るくじらは
空を遠いとは思わない
美しく在ることをわきまえて
地球とともに命を謳歌する
視界を遮るあじの群れ
力強く求め跳ねる

ぶりんぶりん
{引用=
真夜中の森でひとり
花を散らす戸惑いのない指
(中心にある雌しべ)(囲むようにある雄しべ)
(覆う花弁)(支える萼)(茎)(光合成する葉)
すべてをばらばらに並べて
花のすべてを ....
 
 
会社の電話が鳴る
受話器を取ると
雨音だけが聞こえる
すぐに父親からだとわかる
何の前触れもなく
そして何も話さないから
電話の時は昔からそう
ずっとそう

受話器から漏 ....
それはうたかたのゆめ
やがて聞く
そらをゆわゆわとおよぐ球体に
青ざめた鉄塔が突き刺さる
デジャヴに似た

すべては朝に解けてしまう

憂えたアスファルト上では
砂塵がくるくると舞い ....
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