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あと何分
同じ事 話し続けるんだろう

向かい合わせで
喋るなんて
テーブルを発明した人はデリカシーが足りない

雨に叩かれる窓
明かりが強すぎる店内
雑然と
雑念が
入り交じる ....
 
 
かみひこうき とんだ
ゾウをのせて とんだ
キリンのくびに ひっかかり
かきひこうき おっこちた
ゾウはキリンの つののうえ
ノッポのしいくいんも とどきやしない
 
+
 ....



面影に
蝋燭が淡く
拾う貝殻は
潮に消された
砂浜にねむる白ユリ
風に剥がされ
おちた
化粧箱の螺鈿
あなたは
アルバムのなかで微笑む
ちぎれた月の真珠
少 ....
よこむきになって
泣いていたら
右目のなみだが
左目にはいって
はんぶん魚で
おぼれていました
どうしようもないことばかり口にしてしまう
虫の声さえ聞こえない熱帯夜
最終電車もとっくに過ぎていってしまったのに
私は今夜も寝付けずに
見えない星を探しながら考えてしまう
私はこの世に生まれ ....
あかい血だ
血は
いう

生きている

おまえは
生きているのだと

生きてる・・・

まだ
いきている

あたしは
血を流している

カラダじゅうから

あたた ....
臨月でお腹の大きい妻が呼んでいる。
僕はいつもの公園で二日酔いの頭を抱えながら、
三歳の息子と遊んでいる。

繰り返し繰り返し
同じ砂山を作っては壊し作っては壊し、
何回作っても彼の作 ....
     こわがらないで、どうか
     時代がどんなに残酷で 悲惨で
     心を破滅させるものであったとしても
     きみにはいつだって、辿りうる帰途があるね
     ここに、き ....
高速バスに揺られて
レモンチューハイをお前は口に含んだ
すぐに
朝焼けみたいに
お前の喉元から顔にかけてが
赤く
紅をさしたみたいになった
「まるで祭りの御稚児さんだ」と僕が笑うと
「 ....
 
 
朝五時になれば
二階の廊下を軋ませて
起きていた
早起きの父が
祭壇の裏でまだ寝ている

ひさしぶりに
子吉川に
鯉釣りに連れていって
父に話しかけても
眠ったまま
 ....
坂のある街は
景色の綺麗なところが
多い

シアトルもそう
リアス式海岸があり
流木が流れ

ちょっとフリーウェイを
車で走れば
そこは
緑に埋もれる
森また森

高台の高 ....
1、
夜は
君をこわがらせないように
ゆっくりと夜になっていく

君は
君をこわがらせないように
ゆっくりと老いていく


2、
しろいくもに
しろいペンキがついている
 ....
あなたが噛んだ
アソコが痛い

あの日の夜の
行為の結果
小指ほどの
アソコがまだ痛い

テクニックのひとつと
軽く噛んだにしても
尖った犬歯ではだめだって
あれほど言ったのに
 ....
木が勢いよく枝をひろげ
葉がさらさらと風にそよいでいる

ココがわたしの入口です


日に焼けた古本の匂いが
若き父のひたむきさをつれてくる

ココがわたしの入口です


決し ....
きつねコンコン
遊びにおいで
黄色いバケツは誰のだろ

きつねコンコン
昼寝においで
しゅわしゅわラムネが冷えてるよ

ふるふるゆれる
黄色い花は
小さな船の形して

ふるふる ....
お兄ちゃん仕事は?
外回りの途中なの?
こんなところにひとりぽっちで
噴水のそばでジャムパンかじって
なにやってるのお兄ちゃん?
さみしくないのお兄ちゃん?
どうしてそんなに童顔なの?
 ....
からだがからだを残して震え
雪のはじめのひとかけらを知る
もういちどの無い
もういちどに咲く


底まで呑まず
わずかに残る空を見つめる
青は低く
灰より遠く
 ....
 入浴(4)

今日も黙っていたのに
妻は頭と体を洗ってくれた
心の中で歌を歌った
愛の歌を

妻は看護婦をしている
月に40万円以上も儲ける
僕は10万の収入
僕たちはとっても仲 ....
私は本の中で見つけたい
確かな街を見させられた気がする
風のようなものとして
場所なんてもの 何も 夢には無かった


いつだって わからない
何なのかを 見ていた 
これは何故なのだ ....
いちばん好きなひとと

けっこんしたいとおんなは言う

だからそれを

かんがえるようにとおんなは言う

ぼくは頭がい骨のまわりでかんがえる

後悔とざいあくの海のなかにいる

 ....
けんけんぱをしながら

あの日の顛末を見ていた

ほとばしる水しぶき

暮れかかる ガーゴイル

けんけんぱをしながら

あたしはどこまでも無敵だった

孤独なガゼルみたいに
 ....
血は立ったまま眠っている











生きる事はやり過ごす事だ











 ....
手さえ握られたことないのに

あれは高校二年生の今頃だったか
「あの子ってやりまんらしいよ」
そんなあらぬ噂を言いふらされたことがある

誰かしら噂になっているなと感づいていたけど
まさ ....
はやくふわふわしてくださいというかきこみをしたが
ふわふわされるまえに相手が脳卒中で倒れて一生会えなくなる

ふわふわするというのは
手にふわふわしたものを装着して
それを用いて皮膚にふわふ ....
歩き疲れて立ち止まる
道に雨が降り出して
静かに静かに降り出して
道に輝く石畳
次第に次第に濡れてくる
並木の青いプラタナス
静かに静かに濡れてくる

歯を食いしばり空を見る
見 ....
横顔にぴしぴしグマアミグヮー
濡れぼそりながら
私たち家族おまえの骨を探して歩くさぁ
野原道を彷徨うよ
さっきまでね、
青く尖った蘇鉄が生い茂る庭先にいた
玉虫は突き刺されて
空に ....
つきがこうばん たべました
けいかん ギャングをついせきちゅう
あとの あきちはタンポポの
しゅうかいじょうに なりました

+

かたちのない としょかんで
かたちのない ほんを ....
残暑
残暑
サイザンショ
あんまり暑くて
ノーブラユー

とは言っても、

「トニーさん、
秋はもうそこまで
やって来ているわけで・・」

ガー、ガー、ザ、ザザザー

ここ ....
予報では猛暑日という朝
雨戸とガラス戸をあけても
レースのカーテンは脈を打たない
我が家の血は死んでしまったのか

隣りの公園から主婦らしい会話が漏れてきた
犬の散歩同志というだけのようだ ....
優しさの詰まった袋があったら
ひとつでいいから分けてほしい

哀しみの詰まった袋があったら
僕の哀しみも入れてほしい

沢山の傷と
少しだけの笑顔

僕の人生の袋には
何が詰まって ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
boring_man- Akari Chika自由詩3*10-9-18
ファザー・グース(7)- たもつ自由詩310-9-18
白蝶貝- アラガイ ...自由詩7*10-9-18
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あかい血- 森の猫自由詩5*10-9-17
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ララバイ、瞬間に- るか自由詩4*10-9-17
菜の花- 黒田康之自由詩510-9-17
大人の休日- 小川 葉自由詩210-9-17
坂のある街- 森の猫自由詩6*10-9-16
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きつねつりふね- 海里自由詩610-9-15
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入浴(4)- 生田 稔自由詩510-9-14
文字とコンクリート- 番田 自由詩310-9-14
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ファザー・グース(6)- たもつ自由詩8*10-9-12
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