すべてのおすすめ
グミを食べているときは
世界で何が起こっているかなんて
考えもせず
ただ幸せな気分に浸っている

「必要とされ 必要とする」という
かくも疑わしき言葉に
涙を流したこともわすれ
ただ  ....
眠りからとけると
部屋はあいかわらず
自分色に汚れた壁床

今日こそ外へ
世界を捉えにゆこう
風に晒されにゆこう

くるまるシーツをはがし
自己臭に鈍った嗅覚でさえ
感じる匂い ....
憲法記念日に
僕は床を磨いた
ブルーハーツを聴きながら
せっせと床を磨いた

日本列島という
案外と大きな床も
そろそろきちんと磨く頃だったろう
佳しなはどこまでも 佳し ....
深緑まぶしい首都に
パレードの列が続く
国旗を振って喝采を叫び
国歌を高らかに朗じながら
パレードの列が続く

薄曇から時々日の差す首都に
パレードの列が続く
聖典を読む ....
息が

詰まりそうになるのです

ワンルームに一人

孤独が

のどに絡まって

嗚咽すら出ない
会社は休みだけれど
早起きをして
いつもとは逆方向の電車に乗り
潜水艦が停泊する港街に来ている
海岸にある公園で
安っぽい
ビデオの撮影現場を横目で見ながら
海に面したコーヒーショップに ....
見覚えのある
トレンチコート
変な液のせいで
染みがついてた
はやい足取りで
近づいて来て
いきなり前をはだけた
あの人なのね
よみがえる恐怖心の一歩手前で
こみ上げる強い怒りに
 ....
だんだんと 曇る空の下で

力強く、ステップをきかせて

この濁っていく空のもとで

踊る様にして、駆け出したいのだ。

可愛くて実用性のない傘だから

靴が濡れてしまい

 ....
貰ったキーホルダーを見る度に
僕の心は体を離れる
ずっと遠いあの街まで

丘の上には大きな桜の木があって
公民館と図書館と体育館と
少し行くとスーパーがあった

公民館には児童館がつい ....
朝焼けをふたりじめして。
舌に乗せたらいいよ。ひかりのバター。
とけるものは。ぜんぶさみしいから。


すきなもの。屋上にあるもの。
給水塔。ふるい排気ダクト。
埃の匂い ....
 .... まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た

縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた

うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た

首を長 ....
{引用=
きみのその
そこはかとないさみしさを湛えた眼の奥の
ひとつの清澄な翳に交わろうとして失敗を繰り返すたび
嗚呼そんな、
そんな姿でよくここまで生きて出会ったねと
喉元を締め上げる想 ....
泣かないで
海を見ている
あなたの指先から
夜が始まる

死なないで
風に吹かれて
あなたの肩先まで
星がこぼれる

言わないで
きのうのことを
訊かないで
あしたのことは
 ....
... Ladies and gentleman,












 ....
雪がこんこんと降り続いた次の日は
まだ夜が明け切らない早朝から
トラクターのエンジン音が響く
凍てついた大気では
空に昇る煙も、どこか力無い
そんな極寒の中で
現役を引退した男たちが
除 ....
漂う時

 曇り空、4月の空
 春がいっぱい
 咲く花々
 一つ一つが
 あでやかに笑う
 乙女たち
 妻と私の庭は
 恋人たちで
 にぎあう

 ミントの束が
 テーブルに ....
マラカスの軽快な
着地のあいだに、
浮かぶのは
欠けた月
たとえば、艶っぽい

陽はよばれ、
顔を出す
蜃気楼を描き
たとえば、まるい

裏庭に
さじを投げる、お昼時
満足げ ....
開け放たれた 窓を 飛び出せば
どれみふあ空のかなたどちらさまでしょうか
わすれがたみということの
わずかないたみを もつものです

聞きかじりのリアリティに
意義をとなえる あたしと
 ....
まつ毛が
頬に当たる
頬杖をついて
ぼんやりしてる

お星さま
お星さま
教えてください

お月さま
お月さま
答えてください

私はどうしたいのでしょう?
私はどうなりた ....
古いTVの中に
唄子と啓助がいっぱい
カッパのような髪型の
「鳳啓助でございやす」

夫婦は無限のつながりで
番組は終わりそうもなくて
日曜の夜の最後を締めるのは
いつも二人だった
 ....
風ふくらんで
煌めき差す日
川面なみ立ち
岸辺に寄する


空気の曲線
身を包み
雲も宙(そら)も
皆まるみをおびる


この世これきり
散る花弁
越しゆく季節の
 ....
それでも日本は
立ち直っていくんちゃうやろか
母は言う

テレビのニュースや
新聞を読んでのにわか知識で私が
精一杯悲劇を語っても

聞いていない風で

ほうか 
といったきり
 ....
山盛りのスパゲティに

ミートソースをかけ


ぐちゃぐちゃに混ぜて

ひたすら食べる


「人生みたいだ」

と思ったら
冬なのにヤシが植わってら
起伏ある町の谷間で俺はそれを見上げてる
青い天井の倉庫の中
ジオラマである

ロリコンは嫌いだ
そんな声がタイヌードルの店のヨコを通り過ぎた時
聞こえて
振り ....
棺の風呂で呼吸をする
革命児がうまれた 分娩室
「着床したころが懐かしいね」
「枕もとにクッキーを置いて夢をみた人のことも」
直に循環アダプターと排水溝は痩せるのだろう
タナトス ....
原発反対と言うデジタルな絶叫の3分の1は原子力で出来ています
3分の1は恐怖と愛で出来ています
残りの3分の1は何となくと言うノリで出来ています
みたいなだらしない冗談が口から溢れ出る
 ....
生まれながらに海にして
私は誰も待っていない
浮かべて揺れる大きさを
舟も陸もが優しさと
讃えはするけど繋がれず

生まれながらに陸にして
私は誰にも出会えない
在り続けるこの風体 ....
階段の灯りをLED電球に交換した
ちょっと薄暗いけど

四万時間の寿命だという
居間から二階の寝室まで
三十秒あれば昇りきるとして
電卓をたたいてみた
五十年は切れることはなかった
ぼ ....
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる


 ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3890)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グミ- 葛西曹達自由詩411-5-4
道を歩いて- シホ.N自由詩411-5-3
憲法記念日- yumekyo自由詩3*11-5-3
パレード- yumekyo自由詩1*11-5-3
Solo- syuon自由詩211-5-2
横須賀にて- 花形新次自由詩4*11-5-2
- 花形新次自由詩2+*11-5-1
空の下- 山岸美香自由詩1*11-5-1
扉の向こう側_(未詩・独白)- プル式自由詩8*11-5-1
ウォータープルーフ- ねことら自由詩6*11-5-1
みんなのうた- TAT自由詩311-4-30
キリンの夢- nonya自由詩20*11-4-30
分光- 高梁サト ...自由詩511-4-29
浜辺- 浩一自由詩6*11-4-29
太陽は猫に急かされて昇り、犬の死を知って沈む、、- TAT自由詩3*11-4-26
年寄りの住む村- 見崎 光自由詩8*11-4-26
漂う時- 生田 稔自由詩311-4-26
欠けた月- ふるみ自由詩111-4-25
あまがみ- るるりら自由詩21*11-4-25
- りり自由詩4*11-4-24
おもろいがいっぱい- 花形新次自由詩1*11-4-23
四月の四行四連詩- シホ.N自由詩311-4-22
母の背- 朧月自由詩511-4-21
ミッシェルみたいだった- 自由詩6*11-4-20
倉庫の絵- 植田心也自由詩211-4-20
双子の致死量- ayano自由詩911-4-19
そういう日常- 虹村 凌自由詩4*11-4-19
たびびと- はるな自由詩411-4-19
あどけない話- たま自由詩21*11-4-18
ゆめのゑづ_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩14*11-4-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130