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コーヒーを飲んだら
窓の無いラブホテルに行って
セックスをしてから
朝を迎えよう
何て言えば
笑うかな

吉祥寺の街に突っ立って

あの頃の日々を過ごしていた時は
その暗い海を死ぬ ....
小さい方から数えて100番目の不思議の前で
両足を揃えて立ち止まる
ずいぶん背が伸びたなあと、自分の後ろにできた影を見て思う

1番目の不思議は、どうしてごはんを食べなきゃいけないんだろうって ....
黴臭い屋根裏部屋の壁に残るいくつもの傷は昔、幼い兄がもっと幼い妹を数百回刺して殺した跡…妹は、痛いと言えなかった、それが兄との約束だったから、大好きな兄との約束だったから(いいかい、これから僕 .... 姉は夜更け過ぎに
YUKI(源氏名)へと変わるだろう
Silent night
Holy night

きっと客は来ない
メールしまくっても
誰も反応しない
Silent night
 ....
丘のひだに喰い込んだ
かぼそいアベニューをほどこうと
腰骨と膝小僧に云い含めたとき
野末はすでに 綻びていた
黒い「しみ」さえ見せて
そして 
かたわらの雑木林では
薄気味悪く 土鳩が唸 ....
ええらいこっちゃ
だけど
動揺はしてらんない
そんなのパンピーに任せとけ
なんたって俺は
エリートなんだもんね

THINK
そう
良く考えるんだ
今回の事件の責任の所在
俺がチ ....
     その女は
     目も耳も鼻も利く
     しかし
     見たことにも
     聞いたことにも
     嗅いだことにも
     関心がなかった。

女の背後 ....
公園で
ひとりで
マックを
食べたいな
と思って

話しかけてきて
ちょっとうとましく思って、ちょっと
うとましい人だった

だいたい一人で、お弁当
食べてるんですけど
寝てる ....
唸り声をあげ奥深い夜の森を駆け抜けた氷の風
冬は痛々しい姿で朝陽を浴びる〃針葉樹の霧氷はさらに美しい〃
ひとつ白い息を吸い込んで吐いた
孤独だろうと、そっと目を閉じれば、 広い母屋にひと ....
果物をむく手つきで
言葉を探る
タダシイ方向へただゆきたくて

薄いカップで淹れる飲み物のような
少し冷たい感情ももっている

私の今日も北風みたいな想いがありました
このたくさんの星 ....
凍える板の間に
手だけがかじかんでいた
こごえるような 冬の 時でも
じゃがいもを食べ
ほくほくしていたい


暗い風呂に沈む
目を閉じながら
流れる時間に 身を 浸して
そんな気 ....
去年も今年もあなたは弱くって
あっという間に終わっていました
あなたのためにお友達も
良い先生を教えてくれました

「二人で一緒に最後まで・・・」
私の願いは叶うことなく
線香花火のよう ....
雑用のような行事に
押し流されて
一年が終わる
季節
人生設計リセットの
ループから
抜け出せぬまま
辺りに
第九が流れ始める
その押し付けがましさに
気が重くなる
最終楽章が終 ....
あの頃もケント今もケント



















 ....
ひと目星をみるために
今夜も出かけてゆくのです
雨がふってる空は濡れてはいない

窓のうちっかわには
平和があるというのに
こうして出かけるのです
まるで外にある宝物しか
受け付けない ....
僕は
溶けてしまおうかと思う


うすく藍色に染まりゆく空に
くっきりと影を濃くするビルの形に
電車の窓から
ほのかに浮かび上がる明かりに
我知らず笑んで
僕はまだ
人らしくあれた ....
「はやくしろー!!」
それは少なくともライトオンではなかった。ポケットには、レズビアン専用のテレホンサービスのティッシュが入っていて、うすっぺらいレシートは無印良品の茶色のノートのものだった。バ ....
ささやかな夢に押しつぶされて
子供が
悪臭をたたえている

湖の表面では
脱ぎ捨てられた衣服が
藻の振りをして漂っている

明日
踏みつけるべき小さな草花を
今日踏みつけて道を作り ....
{引用=


水が
押し寄せている。



外は、寒いからね、



蓋のない瓶の中に
私と
君と
泡と、埃と
唾を
浮かべて



恥らいを捨てたあ ....
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた

欲しいものはそこにあるのだろうか

ぼくはどきどきしながら周りをうろついた


そこにあるすべてが彼女を祝福していた

それを彼女はたぶん ....
 恢

きくところでは
りっしんべんは心をあらわす
筆づかいはひととなりをあらわす

書の道のたしなみがあれば
ときをしずめて
おもむくままに
かすれも太く
しゅうしゅうと
 ....
罪な奴さ Ah Pathetic
ミニの奥の闇
どうやら俺の負けだぜ
チャック下ろそう
夏の日の車内なんて
無法地帯と笑いながら
パンティに手を伸ばす

汗をかいたお股が
仕事終わり ....
神の僕〈しもべ〉は疵付いて
暗き洞にて翼をたたむ

水と戯れ諸人を癒す
翼は未だ開かれず

北風吹けば、居心地良い洞に留まり
陽光照れば、荒々しき世界に飛び立つ

さすれば私は
束 ....
この子は生まれた時から変わっていた。
どう変わっていたかってのは
ちょっと目に分からないくらい変わっている。
何が楽しいのか、絶対に笑わない。
笑わないってのが、また、一つの何なんだが
ニッ ....
 入り口にある絵
 赤いマントの人形
 妻が好む絵
 人形のように
 口の小さい彼女

 琴の音が
 響く部屋に
 エステルのように
 微笑んで
 紅の日傘を

 夫婦並んで
 ....
僕は眠る
風の 流れを 無くし
ポツリと 眠ろう
渋谷だろうと どこにいたとしても
ごま団子になって 味を 確かめる
それくらいの いいわけだったら してもいい
日の入りから 午後へ
 ....
憂鬱な鼓動を
そこに響かせている


何にもない日の
夢に 落ちていく


輝いた 日没
バス停の 右のどこか


憂鬱な晴れ間をのぞかせている
くたびれたような その  ....
雪形を探して田を起こし
もみ殻を焼く煙に手を合わせるように
まじめに、まじめに暦と向き合って暮らしている
それでも時として川は溢れ、山は崩れ
食べていくのに難渋する

まじめに、まじめに生 ....
芝浜は、
有名な噺だけれど、
甘いし、
先がわかるから、
あまり、
面白くないなあ、
と、
初心者のぼくは、
思ったのだけれど、
今日、
志らくの、
芝浜を聞いて、
なんか ....
帰ったら初雪で
















ウチは ....
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