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何故かいきなり
また夏が始まる
角を曲がって坂を見上げると
食パンを咥えた妹が駆け下りて来た

真夏日に有りがちな夕立
には似合わない土砂降りの雨の中
妹は傘もささずに軽快に雨を避けて
 ....
俯けになってねむる背中に
ナツメグかなにかそっと垂らして
ほねのあいまから
さらさらこぼれ落ちるのを想像する


ほかのなんにもいらないから
プレゼントには土曜日がほしい
 ....
芝生の海に
レジャーシートの筏を浮かべ
寝っころがったその先の
青い宇宙の奥行きを考えないで
ただ
平面の広さとして
憧れるだけであった
その日は
確かにあったのでありました

芝 ....
せんせいの言いつけ通り
いちにちに三度
色とりどりのくすりを飲んでいます
そのせいか
痩せこけたカラダもふっくりとし
わたしは死ななくなりました


(服用後は車などの運転をし ....
おはよー と
おやすみ は

大切なひとと
いい合いたい

おはよー
 
今日も貴方と
いっしょだね

おやすみ
今日も貴方と
いっしょだったね

それだけで
満たされ ....
 気の利いた言葉をどうにか捻出してみた
 ちんぷんかんぷんな比喩
 それでいてきらびやかな比喩
 女のテンションが干潮みたいに引いていった
 いつだって女の方が頭が良い
 賢いかは別にして
 ....
うんうんと首を縦にふる
なんだか良いこと舞い込んでくるような

ダメダメと首を横にふる
良いことなんかどっか行っちゃって
なんだか悪いことだらけな日々となってしまうような

こりゃダメだ ....
天気予報はあめだったけれど

きょうマイナスイオンの朝焼けだった

雲ひとつないみずみずしい空模様

さりげなく地上と天をむすんでいた

そのまま藍にかわっていた夜にはまるい月

 ....
ほんとうの声をききなさい

生きたり死んだりは ほんとうにむずかしい
だれが
どうして 
生きているか
その問いには 滅多にこたえられない

それでも
どうしても
空が青かったり  ....
冬の寒さに身を委ね
凍れる唇に物を言わせようと
北風の中歩き疲れて
坂道の途中

針の枝振りの銀杏並木を
ゆっくり北風に煽られながら
今年の冬も歩きづらく
また疲れて坂の途中

歩 ....
木枯らしが吹けば、路肩にはぽつぽつとシロツメクサ
編んで、、首飾りをポチにつけた
むかし
公園の片隅には、暖色毛糸の手袋をした(道草)、という足のわるい少女がいて
手にしたほつれ毛の糸
 ....
知らない場所へ行こうと
冬の海への切符を買った

隣の席は空いたままだ
いるはずのない君を思う


病気は今も治らない
相変わらず普通にしてる

でも痺れている指先が
なぜか痛む ....
PM10:00
HOTELファイン到着
支配人によって
地下室に案内される
部屋には令嬢ガッキーが
にしおか すみこみたいな
コスチュームで待っていた

「おう、チャックマン、よう来た ....
空に浮かんだ白い雲も
涙を抱えて浮かんでいるのですが
独りぽっちの時はじっとこらえて雲のまま
みんなが泣き出すまでは っと
涙を抱えて ぽっかりと

空を飛び回る鳥たちは
空を見ながら飛 ....
私の中にはブランキー・ジェット・シティがあって











 ....
天竺に くまらじゅう というけものがいて
それは
熊羅獣と書く
というはなしを
きんじょの
こどもにすると
だませる

田蔵田という
けものがいて
そいつから
ジャコウのかわりに ....
反復する細胞の分裂する音のほか
何も聞こえない無音の午後に瞼を閉じる
記憶の中で歳をとらないあなたの
豊齢線をなぞれば甦る
太陽と煙草の乾いた薫りが
こころの奥に降る雨に混じり溶けてゆく ....
コーヒーを飲んだら
窓の無いラブホテルに行って
セックスをしてから
朝を迎えよう
何て言えば
笑うかな

吉祥寺の街に突っ立って

あの頃の日々を過ごしていた時は
その暗い海を死ぬ ....
小さい方から数えて100番目の不思議の前で
両足を揃えて立ち止まる
ずいぶん背が伸びたなあと、自分の後ろにできた影を見て思う

1番目の不思議は、どうしてごはんを食べなきゃいけないんだろうって ....
黴臭い屋根裏部屋の壁に残るいくつもの傷は昔、幼い兄がもっと幼い妹を数百回刺して殺した跡…妹は、痛いと言えなかった、それが兄との約束だったから、大好きな兄との約束だったから(いいかい、これから僕 .... 姉は夜更け過ぎに
YUKI(源氏名)へと変わるだろう
Silent night
Holy night

きっと客は来ない
メールしまくっても
誰も反応しない
Silent night
 ....
丘のひだに喰い込んだ
かぼそいアベニューをほどこうと
腰骨と膝小僧に云い含めたとき
野末はすでに 綻びていた
黒い「しみ」さえ見せて
そして 
かたわらの雑木林では
薄気味悪く 土鳩が唸 ....
ええらいこっちゃ
だけど
動揺はしてらんない
そんなのパンピーに任せとけ
なんたって俺は
エリートなんだもんね

THINK
そう
良く考えるんだ
今回の事件の責任の所在
俺がチ ....
     その女は
     目も耳も鼻も利く
     しかし
     見たことにも
     聞いたことにも
     嗅いだことにも
     関心がなかった。

女の背後 ....
公園で
ひとりで
マックを
食べたいな
と思って

話しかけてきて
ちょっとうとましく思って、ちょっと
うとましい人だった

だいたい一人で、お弁当
食べてるんですけど
寝てる ....
唸り声をあげ奥深い夜の森を駆け抜けた氷の風
冬は痛々しい姿で朝陽を浴びる〃針葉樹の霧氷はさらに美しい〃
ひとつ白い息を吸い込んで吐いた
孤独だろうと、そっと目を閉じれば、 広い母屋にひと ....
果物をむく手つきで
言葉を探る
タダシイ方向へただゆきたくて

薄いカップで淹れる飲み物のような
少し冷たい感情ももっている

私の今日も北風みたいな想いがありました
このたくさんの星 ....
凍える板の間に
手だけがかじかんでいた
こごえるような 冬の 時でも
じゃがいもを食べ
ほくほくしていたい


暗い風呂に沈む
目を閉じながら
流れる時間に 身を 浸して
そんな気 ....
去年も今年もあなたは弱くって
あっという間に終わっていました
あなたのためにお友達も
良い先生を教えてくれました

「二人で一緒に最後まで・・・」
私の願いは叶うことなく
線香花火のよう ....
雑用のような行事に
押し流されて
一年が終わる
季節
人生設計リセットの
ループから
抜け出せぬまま
辺りに
第九が流れ始める
その押し付けがましさに
気が重くなる
最終楽章が終 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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