すべてのおすすめ
故郷を思い浮かべ
ここがどこなのかを忘れる
東京の果てに海の広さを描く川で
僕はひとり 遠い国にいきたいと叫ぶ
水上バスが波を立てていく
橋の下にいる人々を思う
ざんどのしょりはすすんでいますか
じょせんのじっしはすすんでいますか

拝啓
最近とんとお話を聞かなくなりましたが、
ざんどさんお元気ですか
ほうしゃせんさんお元気ですか

東日本にば ....
    めざしのような
    ししゃものおなか眺めては  
    惚れたと思ったあの気持ち
    いったいどこへやったのか
    箸でみそ汁つついて探す
    夕餉の残 ....
この間観た映画の
タイトルなんだっけ
ほらっ、スピルバーグ監督で
トム・クルーズ主演のさ
ドイツ人が宇宙人と手を組んで
悪いことすんのを
子供とロボットと一緒に
過去に行って
恐竜連れ ....
 
 
ネズミもいた

アヒルもいた

犬もいた

小さいけれど
電気で動く遊具もあった

あっちにいるのは着ぐるみの
偽物ばかりではないか

そう言って
こども動物園の ....
アパート、贅沢な荷室

惰性の中で想われる 知らない人
知った風に 想われる人

私、贅沢な荷物

腹を空かせ、吹雪を想うひと時
 空は曇り/乱氷帯・ぬかるみ・吹雪・川
語彙と眼球と ....
週に二、三回ほど通る道の豆腐屋さん

ほんのときたま買って帰る

綺麗な水の中でひっそり漂う豆腐や

甘くてじゅわっと口の中で広がるお揚げさん

グレープフルーツぐらいに大きくて

 ....
亀とは
亀のようにゆっくりなペースで成長中の私の長女
この間9歳になった

その亀
学校以外の場所では
とっても朗らかでおしゃべりなのに
小学校入学以来
教室で全く口を利けない
少人 ....
指先を切り裂いて、騒がしい血を全部抜いて、滴るものを飲みほして、温い悪夢を循環させる、脳下垂体に張り付いた、混然一体の俺のグラフィック、歪み、千切れ、撒き散らされながら、どんな軌跡 ....  ゆうこちゃんは元ヤンキー
 スイングドアどっかん
 カートでつき破って
 おっはよー 
 おぉ今日も元気いっぱいで品出し
 野菜売り場へ突撃だ

 ゆうこちゃんにはカボチャ割る鉈
  ....
夜に積み上げられた箱階段が
複製を繰り返す(発芽)
その上を
じゃばらの形に折れ曲がりながら
わたしの影が長く伸びつつ登っていく
星々が裏声でささやきあっている(給水)

そうやって
 ....
営業途中のランチタイム
環状8号線沿いのラーメン屋で
こども警察から職務質問を受けた
好き嫌いはありますか?
無邪気な質問に対して
トマトが嫌いですと答えたら
ミニパトで本庁に連行された
 ....
早く起きすぎちゃって
人並みじゃないことがはずかしくって
分針をいたずらして
ほら午前五時を過ぎた

人が生きている音が聞こえ始める
おはよう同じビルに住む人
おはよう見知らぬ人々
営 ....
さかのぼる 水晶のような 水滴が
高速バスは雨の中を走ると フロントガラスの水滴が
同じスピードで のぼってゆく
静かな行列が たゆまなく のぼってゆく
そんな様子を何時間 見続けてい ....
ゆびきりしてお祭りのにおい 十代で童貞捨てた奴にはわかんねーよ  
あんたの「いつか」は

あたいの「いつか」ぐらい

「いつか」だよね



 
佳子さん
晩ごはんは
まだかね?
わしゃ腹減って
死にそうじゃよ
あぁ?さっき食べた?
そうかのう
食ったかのう
それにしちゃ
ものすげえ
腹減ったけどのう
そうか
食ったか
 ....
予想よりも早い、5984625465回目で
男はガラスをすり抜けることが出来た
彼は喜びにふるえ咆哮したが
すでに彼の妻も子も親も友も存在しなかった
彼自身の声も拳も涙も
すでに存在しは ....
ジョン・レノン顔の小学生ティッシュ鼻に詰めている うらうらの生き物の吐く息が
硝子だった空気をぬかるませ
希望と期待とに重くよどんで
風景は薄くかすみがかったよう
夢のよう ひとはいう
散るさくら うつくしいという
まだ咲かないさくらの樹 ....
      夕飯に缶詰をあける
      100均の鯖缶だ
      閉め切った部屋に
      さかなの匂いが充満する
      ろうそくの灯りの中
      ....
ひさかたぶりに日を浴びた
しわがれた藁半紙の香り
言葉が輪郭を失いそうだ
雨音が遠くに延びる

鏡を見ていると危うくなる
手のひらで骨格に触れてみる
わたしはこの形状で
外縁で保たれて ....
判り易くさ
鼻の頭が赤くなるとかさ
そういう風に
してくんないかな
善かれと思って
ケツ触って
ぶんなぐられた日にゃ
なんとも
やりきれなくてさ
俺だって
触りたくて
触るわけじ ....
{引用=
風のなか
春を{ルビ期=ご}す
ヴァイオリンの音が澄みわたる

重い冬の(に)
戸をおおきく 開けひろげ
はしり出す
雪が 光がはねるそのただなかへ

空はなまり色を置き ....
ふるさとのデスメタル母の声 時は切れ目のない波
凪いだ海の
ゆるやかなうねりのいただきの
光るところから
暗い窪みまで
隈なく見つめていた
幼い日

小学校でいやなことがあると
深くうねる波の底に下って
浮か ....
一年が終わる。
一年生が終わる。
二年生が終わる。
三年生が終わる。

ここまで書いたノートを見せてくれたから
詩が書きたいの? と聞いたら
君はこくんと頷いた

そうか それなら  ....
三月の卒業シーズンを
前にして
御礼参りされるぐらいなら
先制攻撃しかけたる
といきまいている
日体大卒の
ハンドボール部顧問
漢字が苦手で新聞
読まなくても
今はちとマズイってこと ....
爪先まで宇宙
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
隅田川の僕- 番田 自由詩313-3-12
おてがみ- ……とあ ...自由詩10*13-3-11
のようなもの- 石田とわ自由詩11*13-3-11
自爆例- 花形新次自由詩113-3-10
東京ディズニーランド- たもつ自由詩813-3-9
アグルーカ- 飯沼ふる ...自由詩413-3-9
豆腐夫婦- 灰泥軽茶自由詩5*13-3-8
亀のいちばん長い日- 夏美かを ...自由詩33*13-3-8
まだ見ていないものがある限り俺は何も知らない- ホロウ・ ...自由詩2*13-3-7
ゆうこちゃんへ- 平瀬たか ...自由詩6*13-3-7
夜の箱階段- そらの珊 ...自由詩22*13-3-7
おかあさん- 和田カマ ...自由詩1*13-3-6
ニンゲン時間- もっぷ自由詩613-3-6
塩を_少々- るるりら自由詩29*13-3-5
ゆびきりしてお祭りのにおい- 北大路京 ...自由詩413-3-5
十代で童貞捨てた奴にはわかんねーよ- 北大路京 ...自由詩313-3-4
いつか- 殿上 童自由詩17*13-3-3
遠い記憶- 花形新次自由詩213-3-3
物語たち- はるな自由詩713-3-3
ジョン・レノン顔の小学生ティッシュ鼻に詰めている- 北大路京 ...自由詩213-3-2
三月- マチムラ自由詩4*13-3-2
さば物語- 石田とわ自由詩16*13-3-2
輪郭- 三田九郎自由詩813-3-1
発情期- 花形新次自由詩213-3-1
the_spring_in_Tchaikovsky_viol ...- 月乃助自由詩6*13-3-1
ふるさとのデスメタル母の声- 北大路京 ...自由詩513-3-1
時の高速回転機- 殿岡秀秋自由詩913-3-1
詩が書きたいの?と聞いたら君はこくんと頷いた- N.K.自由詩11*13-2-28
先生パンチ- 花形新次自由詩413-2-28
爪先まで宇宙- 北大路京 ...自由詩813-2-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131