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多くが 寂しい
それとも
それについて 迷っているのは
予期しない 悲しさなのか


こごえるような 朝を迎える
北海道の
町外れの ホテルで
朝焼けだけが 美しい


コ ....
パン屋の前で「パン食べよっかな」の声が口から漏れた エプロンをつけたおじさんのような
がらがら声のおばさんのような
二人組が立ち止まり
暑いのか涼しいのかさっぱりわからないねえと
言っている横を

私はTシャツ一枚で通り過ぎていくのだが
 ....
 四年京都に住んで
 今でもよかったと思うのは
 はる を覚えたことだ
 生まれ在所に戻ってからも言っている

 開けてはる居てはる植えてはるえづいてはる起きてはる
 噛んではる切ってはる ....
オナニーを一回する度に
5万円を徴収するという
オナニー税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺ではこれに反対する
ヘビーオナニストが
大規模なデモを行っているが
黙っていれば分 ....
何もかもが
具体的なことを語らないだろう
あるものがあるだけだ
夜は深い


どこにいく
体を寄せ合って
わからないまま だけど
匂いすらも感じない


木によじ登って
 ....
平凡な沿線のこの街に
夕暮れが密度を増してゆく一刻

零れ落ちそうに客をのせて電車がレールを軋ませ
商店街は夕餉の想いに満たされて

帰ってくるあるいは帰ってこない主人を待つ願いも時間が経 ....
「何時何分何秒?地球が何回まわったとき?」

『地球はまわってなどいない!
 地球のまわりを太陽や月がまわっておるのだ!
 謝れ! 地球に謝れ!』

「地球さん、ごめんなさい」
俺はローンを組もうと思えば
普通に組めるし
俺に対する融資で
みずほ銀行が会見はしないので
世間的には反社会的勢力ではない
と認識されているらしいのだが
さりとて
あなた、どこからどう見 ....
絵具なら白
鉛筆なら2B
くつ下は紺
クロゼットの右側の
黒い服ばかり選んで
同じような詩ばかり書いている
実在か
あるいは不在についての
あなたのような
わたしについての
同 ....
ブスブスと燻った
どす黒い憤怒は

がなりたてようが
壁を打ち抜こうが
消えることはなく

誰でもいい
通りかかった
おまえでいい
いや、おまえがいい

不遜な十代の顔面に
 ....
街の中になくした
放り投げるようになくした
あなたの
多面体のブロックパズルの面が、
そろわないからと
子供のようにわめいて
そろわないままの多面体は
街中の賑わいに似た
何色もの色に ....
チワワの向こう側に虹 何にも意味は無かった
言葉は音楽の
時の中で疲れた思いの音楽だ
頭の中に いつも 埋まっているのだ
そのような街で眠るのは僕ではなく
出口の見えない そんな時代の光なのか
閉じられた目 ....
ゆうぐれどきに
しらない風景にであう
いちにちの終わりとか
あしたの始まりとか
そういうことばでは言い表せないような
じかんのこどく

わたしはちらと時計を確認し
じかんという概念 ....
ベランダの端に
長いこと積まれた
植木鉢の底
一対の鍵

名前も知らない
美しいふたり

命日に生まれた
どこにも行かない
面影をさがす
さよならを歌う

秋の陽射し
ゆっ ....
くだものまるごとのみこんだ
ひとくちめで水がうまれて
ふたくちめに街がうまれた
もうひとくちはいらない

だれかの世界にこぼれ落ち
やわらかい素足に踏みつぶされて
かたちを失って色は破裂 ....
                    130928


「ピオーネと探偵たち」を50分で読破しろ
担任教師の檄が飛び
授業が始まった
パラパラとページを捲 ....
ヤバイよ、ヤバイよ
涼しくなって来たぞ
今のうちだな
化粧を通して滲み出る
30代後半から
40代前半の女性の皮脂に
お目に掛かれるのも


誰か、
誰かおりまへんやろか?
小鼻 ....
茜色の夕景に
深く肩を落として

聞こえない音に
耳を澄ます


流れ着いた場所で
振り返ってみても

瞼の裏側に帰ることは
できないけれど


夕刻の光の
あま ....
明け方から寒い風が吹いた初秋の昼すぎ
誰かが玄関に来て
こっそりと家人と話しをしている
いやな話しをしている

ガラス窓は水の色に曇って
庭の木が風で揺れるのも見えない
私はひそかに階段 ....
 女の首と肩をよく揉む日々が続いている
 というのは
 マフラーを編んでくれたお礼にふと
 思いつきで裸で肩車をしてヤリたくなり
 女は勢い天井にしこたま頭を打ったからだ

  ....
はこぐまに であったのは
白いマストが海岸に現れたときだった
お蝶夫人の待ちわびた人は 波止場には 降りてこなかった
かわりに降りてきたものは
かるい箱のようなものを頭にかぶった熊だった

 ....
うどんの出汁をとった

ご飯の炊ける匂いが嫌になったから

ツルツルと食べられるものが良かった


掛け布団を洗った

柔軟剤の匂いが嫌になったから

今夜は少し寝苦しい夜だな
 ....
「お父さんは、いつもむっつりしてたけど
 家族は結構大切にしたんだよ。
 日曜日の度に色々なところへ
 連れて行ってくれたんだから。」
 
週六日精一杯働いて
やっと巡ってきた休日なのに
 ....
白い鳥は
どこに飛ぶ
心の どこに
何を思って


黒い鳥は
何を描いている
遠い故郷に
傷ついて
ねえ、きみ
つまらないことを
書き連ねているぐらいなら
ロンシャンの森に行って
金色に輝く彼の髪に
そっと口づけしようじゃないか

ねえ、彼女
しみったれたことを
誰かに聞いてもらう ....
ぼくたちの見たこともない色って想像できる? 宇宙を 黙読しつづけて
何万回死んだかしれない
こむすめコスメ ポーチから
四方八方に轟く その呻き


きょうは
おとなしい おくさま風
おとなしいおくさま
おとなし ....
わたしはまだ生まれていない

さるすべりの上を
からすが何機も飛んでいた
わたしはわたしの屋根を吹き飛ばすものを
そしてそれがやがて生まれくる箱の首を
絞めたのです
そっと
やわらかな ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旅の果て- 番田 自由詩413-10-12
パン屋の前で「パン食べよっかな」の声が口から漏れた- 北大路京 ...自由詩413-10-11
秋のはじまり- 灰泥軽茶自由詩1413-10-11
はる- 平瀬たか ...自由詩15*13-10-10
オナニー税- 花形新次自由詩213-10-9
人生はつまらない- 番田 自由詩113-10-8
沿線暮色- 梅昆布茶自由詩1913-10-7
何時何分何秒?地球が何回まわったとき?- 北大路京 ...自由詩613-10-5
反社会的勢力- 花形新次自由詩313-10-5
熊(仮)- はるな自由詩613-10-5
フィーリング- 花形新次自由詩213-10-1
東京23色/街の中にいくつも散らばっていく- 水町綜助自由詩913-10-1
チワワの向こう側に虹- 北大路京 ...自由詩513-10-1
毎日が自転車- 番田 自由詩113-9-30
じかんのこどく- かんな自由詩8*13-9-29
away- mizunomadoka自由詩713-9-29
ピオーネ- かいぶつ自由詩1313-9-29
ピオーネ- あおば自由詩7*13-9-28
夏の終り- 花形新次自由詩213-9-27
静寂- 祥希いつ ...自由詩7*13-9-27
明け方から寒い風が- オイタル自由詩213-9-21
男は_女は_- ヨルノテ ...自由詩313-9-20
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- るるりら自由詩11*13-9-19
私の子供は3cm- 中村 く ...自由詩8*13-9-19
無口で運転の上手い人- 夏美かを ...自由詩30*13-9-17
電線- 番田 自由詩313-9-17
ロンシャンの森- 花形新次自由詩1*13-9-16
みらい- 吉岡ペペ ...自由詩413-9-16
小娘- るるりら自由詩17*13-9-14
この美しい場所で- 平井容子自由詩813-9-12

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