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冷房をきかせた部屋の中で
あなたは今いったい何を考えているんですか
エッセルスーパーカップ超バニラを食いながら
あなた方は今いったい何を考えているんですか
夏の高校野球を見ていたあなたは
今 ....
あらがわなければ、
と
おもったときには
もうあらがえない
うしないたくない、
と
おもったときには
もううしなってる
こどものころに
走っていて転ぶとき
ああ転ぶな、 ....
新学期一日目にさっそく実力テストとかいうのがあった
夏休みも終わりかけのころともだちからいっしょに勉強しないかと誘われた
そいつの家は古びてはいたけれどお金持ちの匂いがぷんぷんとしていた
床 ....
{引用=
誰が投げたか
空の底に小石が一つ
果てのない青い花の野に
生まれたばかり白の風紋は旅立つ
それは水溜りに揺れる夏の楽譜
硝子のまぶたに透け ....
眠剤も飲まずに眠ったのに
長い長い 夢をみた・・・
相方は 退職金を元手に
車椅子を使う人たちのケアハウスを
自宅兼ねて建てることにした
定員は肢体障害者1級の息子も含め
4 ....
朝焼けとして川辺に立ち、私はそこの炭に焼き芋を自分の消えていく寂しい影として見ている。私にはどこか遠くから焦がす匂いが漂ってくる。魚が遠くで跳ねている。私は白いボートの流れていく姿をそこに見た。私はそ ....
ガキガキした言葉が群がる
拾った一つが「縁」
感じるのは恐竜時代からだろう
大好きなでっかい奴が
鮮やかなメロディ歌って
僕をときめかす
とろとろ溶け出した光景が
起承転結を訴えかけ ....
田舎の山奥で
ゴミ収集車が来ないから
ゴミを ....
ここはぼくのいる場所じゃない
だから余計真剣に事に当たる
じぶんの何かは分からないけれど
その何かをひきちぎるようにして
しぼりだすようにして事に当たる
そうやって最初っから存在して ....
もしも車を降りて歩いた道になつかしさがあるなら
初めての土地だというのに二度と行かないというのに
どこまでもありふれた水田の続く田舎道を
よそ者が歩くのは珍しく少し勇気がいったけれど
私は覚え ....
疲れた風の日の
私は 眠りに落ちていく 言葉も
黒い 微かな 中身を
なくして
誰だろう その色を 遠い
私は見ている
過去の黄色い 浜辺に 私がいる
遠くには 山々が
木陰 ....
彼の部屋へ向かう途中
交差点で待つ車が五台すべて白い
わたしは脇のベンチに座り
タバコに火をつけた
初夏の陽の反射を
差し向けられ目を細める
生み出された汗が腋をにじませる
たぶ ....
終電 ライブの帰り
ひとり 南の空を見上げながら
ゆっくり歩く
外灯が薄暗くても
ぽつん ぽつんと点いているから
明るい星しかみえない
また あの歌がぐるぐると回る
いいなぁ ....
詩を書く 夜空を
イメージの中で 黒い
私は宇宙で 見上げると バスに乗って
テントで 描くことしかできなかった
青色として私は
知らない 景色を
暗くなり 流されていくだけ
私 ....
うすむらさきの川に指をひたしたまま
舟が帰らぬことを願っていました
あなたは何故そんな
紙の花のようなことを言うのか
とうの昔に終わっていたのに
今がはじ ....
乳周りは
今年4月に測ったら
130cm
ついでに
腹周り尻周りも同じ
130cm
仕事に追われ
忙しくて死にそうでも
何故か
サイズは
そのまま〜あ〜
夕飯を二度食 ....
カラスアゲハの
遠慮がちな青みかたが
なんともいえず爽快だったから
ぼくは急いで
シャツを脱ぎ捨てた
もしかしたら肩甲骨あたりに
あるんじゃないかと思って
見落としてきた空への切 ....
窓の外を指は
選んでいる 私の夜の中で 疲れている
私は ひとり 無くした 暗い天井で
星空の 言葉を
手を繋ぐ人もなく 私の中で
どこに 私は きらめいている 皿の上に
買いに向 ....
くもをたべる透明ないきものが
空に住んでいます
優しいナイフで切り開いて
あの日 歓声をあげて
逃げ水を追いかける
おさな子はぼくですね
ちっともつかまえられないのに
追 ....
屋外に出ると
冷房がないので
すぐに
風を探します
それはまるで
大空に
はばたく前の
ホーホー鳥のよう
「ホーホーホッホー♪
ホーホーホッホー♪」
風の来た道を
辿る ....
思い上がんじゃねーぞ
ただの雌だ
「子供を産む機械だ」なんてのは失言かもしれないが
生き物は何の為に生きているのか考えた事はあるか?
単なる肉便器に過ぎない
それを恋心から
崇めたりな ....
ブレスレス
哀しいからか淋しいからか
どうにもこうにも呼吸が出来ない
ヘルプレス
カントもみひろ ....
みんな、この瞬間を待っていたんだよね
アナウンスに促され彼がリンクへ登場すれば
黄色い歓声とともにスタンドのあちこちでロシア国旗が打ち振られ
う〜む、ここって日本だよね
高田馬場で ....
静かな暖かい
春の夜には
背筋が寒くなるぐらい
柔らかい気持ちになる
僕は生きていて、
空気を吸っているのだと
有機物と有機物が
結合して
うまく生命が続いていると
生暖かい
....
森林をそこらじゅうに
フジテレビをつけながら
遠くのアメリカ大陸にあるのだと 木造船の中で 凝視する
古雑誌をめくり 大いに 凝視している
大王イカが 瞑想する
木々を 子供の部 ....
なぜかはわからないけれど、世界はとおくにある。
朝顔の花でつくるいろ水や、
海辺でひろう角のとれたガラス、
いいにおいのする果物の皮
そういう、心地よくて意味のないものになりたかっ ....
夏の風物詩と言われる
花火を
無感動に眺めながら
りんご飴を食べる。
がりがり、がり
やっぱり小さい方にしておけばよかった、
なんて考えて後悔して
爆発音はわたしを揺すぶらないの ....
虚ろな階層で
落ち窪んだ眼を見開いて
小鼻のあたりをうろつく
蜉蝣のような情熱を追いかけていた
窓には汚れがあり
隣人は頭がおかしかった
サイケデリック、を ....
紙きれはいつも晴れていた
うすもやの水色の空だった
ぼくの死はひとをすこし忙しくさせた
木々はぼくがいたときよりも
はるかにいとしい世界観だった
公園のパノラマにひと影は ....
また
あの夢を見た
いつもの
色にあふれた夢
私は
長い髪をなびかせながら
蜂蜜色の 水底を目指す
白く薄い 頼りなげな服で
右手を 前に
遠く差し出しながら
果てしな ....
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