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誠実じゃない
日が沈む
誠実じゃない
一日が終わる
誠実じゃない僕の
誠実じゃない一日が
あの山の向こうに沈んでゆく

貴女を慰めるよりはむしろ
傷つける途を選択する
そうなると ....
昼下がりのデイサービス

じっちゃんが起きてきた

暇さえあれば人の顔見てボソボソと話し

私の傷心に塩を塗りに来る

飽きたら違う人をみつけては

渡り鳥みたいに群れに加わる
 ....
噛み付いた歯の先から、刺激


微笑みの国タイランド
とにかくひどく蒸し暑くて
立っているだけで背中を汗がつたう
ホテルの側で借りた自転車には
鹿児島県の防犯登録証が張り付いていた

 ....
もう同窓会は終わってしまったが

アンタに会いたいと思った
アンタがどんな先生に
おなりになっているか

あたしは
クラス委員

学級崩壊し
不登校になった女子を
かばった

 ....
お前のタトゥーのドラゴンが


夜な夜な俺らを苦しめる






片目のカモメが現れて

穴ぐら行きのキップをくれる





 ....
宗教上の理由で
挨拶 謝罪 感謝等
封印してみた

朝起きてメシ喰ってたら
年上の同居人が
「おはよう。」
を無理強いした
ダッフルのフードに
マフィンかくして
家出するしかなかっ ....
{引用=
緩やかな咀嚼が
下痢を引き起こすことなく
幾何学によく似た
紋様を作った
ここは
水面
水面下は、見えない

緊急の事態には
コールボタンを押し
だれかれかまわず
助 ....
アーモンドチョコレートの
金の包み紙をみると
捨ててはいけないという声がする
しわを丁寧にのばして
ピンとはった四角形で
私は なにができるというのだろう

ちいさく ちいさく丸めても
 ....
この悲しみはひとにやさしくなれる

いちど別れた女となんねんかぶりに会った

肌をふれあわせる以外のことを夜通しした

この女は最愛だったが

ふたりで制度のなかにくるまれることはなか ....
---浦風も吹きわたらない 惰眠にふける公園の広場
申しあわせたのか
        夕食前の腹時計の計算に
集まったこどもたち
    その黄いろの声を
つりがねのひびきのように聴いたとき ....
能天気なおまえに
この俺を慰めることなんて
できないんだ
無神経すぎるおまえの
土足は未だに躾けられた通りの倫理と
無口な常識で
俺を踏んづけていることにも気づかない
しかしこの世のすべ ....
ユキオからのポカンとしたメールに返信しながら発光するコンビニを通りすぎた
カワバタからはさいきん連絡がない
じぶんが返信しなくなったからだろう
カワバタと別れるといつも、ヨシミはじぶんが空虚にな ....
言葉づかいが正しくない
着ている服がみっともない
生活スタイルがだらしない
おれが
いつまでたっても
立派な人間になれない理由


おれが昔見ていた夢が
ひとりでに舞い戻って ....
みていた

なにするすべもなく
きりぶかいくろのぬまぞこへおちていくひと
きずついてたひとと
きずついてるひとへ

ザクザクさす男
お前は何を分かっている


 ....
ほらほら
みんながえずいてる
サザエのせいで食中毒
貝にあたると悲惨だな

さーて、来週のサザエさんは

カツオです
深夜、姉さんたちの寝室を
こっそり覗いてみたら
営みの真っ最中 ....
単両の錆びた電車が往き過ぎると
線路際に生えた花は 砂利の間から
頼りない花弁を揺らす
オオイヌノフグリ
セイヨウタンポポ
ヂシバリ
キジムシロ
ほうっておけば埃にまみれて
しまうだろ ....
哲学

自分と向かい合うための時間を作るために

未来と向かい合う時は既に過去になっていて
過去と向かい合う時も既に過去になっていて
現在の自分と向かい合う時は既に過ぎ去って行く

作 ....
指からこぼれる うたをうたう。

喉からあふれる うたをうたう。

食べるように 眠るように

あたしは毎日 うたをうたう。
はだざむい夜は 皮膚をつないで朝をまつ
雨のふる午後は 髪をぬらして屋根に走る
わたしたちは すでに 与えられている

赤く灯る 血のような夕に

ほらみてごらん
一直線に祈りが走る ....
さーて、来週のサザエさんは

ワレ、もといワカメです
このあいだ、お兄ちゃんのお友達の
中島くんが訪ねて来たんだけれど
私以外は誰もいなかったので
「ごめんなさい。今は私だけしかいないの。 ....
さみしくて さみしくて
たまらない

狂おしいこのキモチ
どう 処理していいかわらない

眠れない 身体は熱い

あたしは
強行した
身近なところで

狂ったあたしのココロ
 ....
 
 
休日の午後
息子と散歩した
飛行機を空に見つけて
あんなに飛んで
どこまで行くんだろう
と息子が言った
西の空を見ては
あそこに夕方みたいなのがあるよ
と僕に教えてくれた
 ....
醜く 大きく育ってしまった
ジャガイモの芽

不気味な赤紫色のそれは
えぐって
調理をするのも
はばかられる
見たくない

もう 芽は養分を吸い取り
ジャガイモも少し
シワになっ ....
コンテストで
以前一位をとった男が
仮にタロウとする
その男が
手のひらから
血を流している
重複を避けて
ようやくたどり着いた
住処で
手のひらから血を流し
そして目から涙は
 ....
お前の体が長く伸びる
影が増したのかと思うが
少し違った

のど元から
違う声が漏れる
口から漏れる声と
交互にささやく

お前が伸びて
私の肌を刺すときに
私は内面からもえぐら ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
悠々と空を飛ぶ鳥に生まれたかった
大地に根をはる木に生まれたかった
水を泳ぎまわる魚に生まれたかった

さなぎから蝶になるように
そんなふうに美しくなりたかった

彼らのような日々を過ご ....
もしかして美佐江さんだったのかな

週末の都営新宿線本八幡行き
朝方はお出かけの人たちでそこそこに混んでいて
視線に気付かなかった
それとも無意識に気付くことを避けてしまっていたのか
私の ....
雨はまだやってこないらしかった。私だけが蟹をとり続けていた。友達はワゴンの中で寝息を立てている。カラフルなポールスミスの紙袋は、まだ彼の眠りを妨げているはずだった。青いバケツの中に一杯の蟹が溜まっ .... 魚になろうって
きみが言ったから
ふたりは裸になって
思いっきり水になって
魚になった

重たい水をおし開く
揺れているきみの顔が
泡つぶだらけで
ひげのある恐い魚にみえた

魚 ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誠実じゃない- ふくだわ ...自由詩110-6-3
赤紙- 伽茶自由詩310-6-3
空色の損、ソーダ水- あ。自由詩14+*10-6-3
先公(センコウ)- 森の猫自由詩3*10-6-3
タトゥーになって- TAT自由詩2*10-6-3
あいさつ- ハイドパ ...自由詩8*10-6-3
幸福な結合- 真島正人自由詩5*10-6-3
あーもんどちょこれいと賛歌- 朧月自由詩610-6-3
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩14+10-6-3
いとおしくも- 信天翁自由詩210-6-3
外の世界へ- ふくだわ ...自由詩210-6-3
生死の皮膜- 吉岡ペペ ...自由詩310-6-3
スクランブル交差点- 寒雪自由詩110-6-3
弔い合戦- ベルヤ自由詩1*10-6-3
よりぬき来週のサザエさん- 花形新次自由詩6*10-6-2
配る人- Giton自由詩2*10-6-2
哲学- ……とあ ...自由詩7*10-6-2
うたうたい- 小鳥自由詩510-6-2
ボート- はるな自由詩210-6-2
来週のサザエさん- 花形新次自由詩3*10-6-1
身代わり- 森の猫自由詩1*10-6-1
親子- 小川 葉自由詩710-6-1
ジャガイモの芽- 森の猫自由詩3*10-6-1
重複をさけて(コンテストで以前一位をとった男が)- 真島正人自由詩1*10-5-31
過不足のない憂鬱- 真島正人自由詩6*10-5-31
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
歳月- ベンジャ ...自由詩3*10-5-31
日本橋浜町のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-5-31
カニミソ2- 番田 自由詩410-5-30
魚になる季節- yo-yo自由詩10*10-5-30

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