すべてのおすすめ
誰でも救われる訳では無いけど。

でも救ってくれたあなたは、
あと少しで炎が消えそうに
揺らいでいます。

幼いわたしは坂に向かって開かれた窓から
あなたの名前を呼びました。
親があな ....
 消えた
 増えて爆発して透けて頭に何かピュンと出して
 今日とうとう消えた

 テーブルの上 虚空に浮ぶコーヒーカップ
 円を描くように回ってたのは香りを楽しんでたのね
 今ゆっくり傾い ....
首のないMを幾度も抱いた
いろんな場所で、いろんな服を着せて
街のホテルよりも野外での変態プレイが多かった
いつもボクがしたくなったときだけ利用した

首のないMの下着を勢い脱がして
柘榴 ....
小学生の頃
教師が
尊敬する人は誰
と聞いてきたとき
両親とかエジソンとか
シュバイツァーとか
みんなが答えるなかで
タイガー・ジェット・シンって
言ったら
元活動家の教師は
明ら ....
あなたの庭はなんの匂いもしない

野球中継
祝日
汚れたスニーカー

擦り切れてゆく生活のなかで

煮える卵
砂壁
青空

だれがわたしたちを救えるだろう?

液晶モニ ....
帰ってごはんを食べたら
すぐ寝てしまい
足がつって起きる
しばらく悶えて
無性にアイスが食べたくなって
夜道を自転車で走るのがとても心地が良い

新鮮な空気がヒタヒタと肌を潤す
そうい ....
戦いが終わってから
何度目の春?
相変わらずそばにある
同じ殺人兵器
あの頃戦車で
飛ばした
基地までの道
今はヤマハのバイクに乗って
星を見ながら走ってる
私を降ろしたあと
ジャ ....
私が私の最古の記憶を思い出そうとするとき

私は、母から聞かされた、私が覚えてないエピソードをその記憶としてしまう

私の知らない私

私の奥に億の数だけある、愛されていた経験
きれいな水に変えたら死んだ おじいちゃん!
んあー
おじいちゃん
何?何か飲みたいの?
喉が渇くの?
おじいちゃん、何が飲みたいの?
んあー、ふあんた
エッ、なに聞こえない
おじいちゃん、しっかりして!
んあー ....
旨そうな匂いさせて
たっぷり食わせておいて
後でバッタリ
倒れているところを
ティッシュで遺棄するとか
家に招き入れて
手足を粘着質のもので
拘束して監禁するとかさ
やってることは
 ....
一日におくれで降りそそいでくる
あなたの会話がばらばらになって

わたしはつめたくそれでいて
からだはこんなに熱いというのに

流れでる体液の生ぬるさ
いったいどういうことだろう

 ....
冬に放った雪玉は
楡の木立を弾んで踊り
地蔵の額にこつんと当たる
なにかと思った地蔵は手を上げ
叩いた手には血を吸った蚊
閉めきった襖は光を遮り
格子はいつもかくかくと白い
赤いお手玉ぽ ....
部屋

重い空気圧に押し潰されそうな脳味噌の、裏側に映ずるものは裏返された部屋の壁、その壁は打ちっ放しのコンクリートのざらついた表面が鮮やかな緑で、窓はない。亀裂もない。虫の入り込む余地のない密室 ....
父の死後 葬式が終わった次の日から
働きに出た私を 奇異の目で見る人もいた
供養が足りないと 言う
しかし 私は働きにでて良かったと思う

泣いてもわめいてもどうにもならないのだ
日常を取 ....
集団で
鶴見駅前のパチンコに行く途中の
東鶴見川大学ラグビー部員の列に
チクワを持った男が乱入し
チクワを振り回しながら
「真ん中の穴に
キュウリを入れて
簡単なツマミにしたろか!」と
 ....
あい色ごしに赤をみて、
まばたきごとに星が降った
あんなにとおい星どうしが
かちかちと鳴りあうのも聞こえたよ

草は草なりに濡れ
砂はひと粒ごとに熟れて
笑いあうのが世界だね

 ....
君がいて人生が美しい 過ぎ行く風物の色合いに必死に溶け込もうとする人々。
たなびく雲がうすれゆく月を地球の裏側へ隠す。
四方に鋭白の輝きを放つ太陽が抒情の扉を閉ざす時、
ある志を持つ者はその心底に広がる大海原で出 ....
片隅で中国語が聞こえている
それが意味するもの

空にかかる
「月は古い飴玉」
「海は流れ出た油」
それが町中に広がり夜になる
それがわかる

眠れないのなら
眠らなくてもいい
 ....
鬼げしの
あしたに
黙礼をする
宙へ
零れる
日比谷線はいう、秋葉原、小伝馬町、人形町、人形とは「ひとがた」、エレキテルな水平移動の装置から視神経に憑りつく駅名は、脳のどこかの襞裏で痺れ、角砂糖のように崩れ、蟻の行進に流れてゆく、投げ返してくる、 .... 紫陽花が長い雨を腐敗させる
6月の暗い休日
僕は母と二人で鎌倉を歩いていた
有名な縁切り寺を目指して

放蕩を重ねた父のせいで
僕たち家族は離散していたのだが
未だに借金だけでは繋がって ....
冬のあいだは
縁側にいた
植物たちへお水を
そそぐ
ほの暗い
尊厳
ほほえむ
会えなくて星を見る コーヒーを飲んでいると
窓に伝書鳩が降りてきた
うん? 私に宛てて?
指にパン屑を乗せて差し出すと
小さな嘴でせわしく啄ばんでくる
ふふ 可愛いやつ
光沢のある胸を撫でてやると
クク ....
「夕凪」

遠い昔
粉々になった水平線が
白い海鳥に姿をかえました

白い海鳥の
さいごの羽ばたきで
のばされた夕凪で
ひきよせられる
白い骨



「内緒」

わたし ....
さて また、あのすすり泣き
深夜不気味な静寂と
心の中を踏みにじる
遠吠えのような鳴き声と
嗚咽を漏らしたすすり泣き

寝静まった街の中
街路樹に風
   風だけがざわざわと
聞 ....
 .... ご紹介します
この度
めでたく
世界遺産に
認定された
ではなくて
遺産相続に
数多くの
親類縁者が
名乗りを挙げた
不治の病の
じいさんです
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3903)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
姉弟(してい)- ……とあ ...自由詩19*13-7-17
インビジブルお父さん- 平瀬たか ...自由詩8*13-7-17
首のないM- atsuchan69自由詩6*13-7-17
タイガー・ジェット・シン- 花形新次自由詩1113-7-16
- はるな自由詩813-7-15
夜風とアイス- 灰泥軽茶自由詩813-7-14
地雷予想図Ⅱ- 花形新次自由詩413-7-14
最古の記憶- ohtaki自由詩513-7-14
きれいな水に変えたら死んだ- 北大路京 ...自由詩613-7-13
ファイナルファンタ爺- 花形新次自由詩113-7-11
ゴキブリ- 花形新次自由詩313-7-11
蝶々_餓死- はるな自由詩313-7-11
お手玉- 春日線香自由詩413-7-10
空気圧3頁目- ……とあ ...自由詩5*13-7-8
父さん- 砂木自由詩26*13-7-7
通り魔事件- 花形新次自由詩313-7-3
りょんちゃん、たべかすがついているよ- はるな自由詩913-7-3
君がいて人生が美しい- 北大路京 ...自由詩413-7-2
疼きこそ、その時.- ヒヤシン ...自由詩5+*13-7-2
観葉植物- 春日線香自由詩313-6-29
出あい- こしごえ自由詩3*13-6-29
日本橋人形町- 乾 加津 ...自由詩9*13-6-28
鎌倉_縁切り寺- 和田カマ ...自由詩6*13-6-28
喪失- こしごえ自由詩2*13-6-28
会えなくて星を見る- 北大路京 ...自由詩413-6-27
風と共に去りぬ- 壮佑自由詩17*13-6-26
引き潮/あとさき- 佐東自由詩12*13-6-26
余命- ……とあ ...自由詩13*13-6-26
ややあって、黄金のサックスが啓示のように暗闇を裂く。- TAT自由詩313-6-25
不治の病- 花形新次自由詩213-6-25

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