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満月か? 14番目の月か?
星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた
もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
いのちを軽く人生を軽く
かんがえていた訳じゃない
十代のころ
自殺と未来がいまよりも
そばにあった
ただ
いまよりもずっとそばにあったんだ
そんな生死の
....
冬の風を受けて
自分の道を捨てに
道を歩き続け
喜びもついでに捨てました。
道の続く十一月には
話のできる者は去り
一人歩き続けて
悲しみも捨てました。
夢を探し続けて
....
お母さんはビールを呑んで
喋りだします
今にも泣きそうになりながら
姉が買ってあげたメガネをかけて
わたしを見ます
そのレンズを通して
....
子供はうんこ大好き
大人はうんこって言わない
子供はうんこって言うと
それだけでparty time
なんでかな
子供はね
バカにしてるんだよ
うんこって言えない大人を
叫べよ
....
静かな時計の匂いが
降り積もる教室で
僕らは眠るための訓練をしています
皆、先生に買ってもらったばかりの
蓮根を大事に抱えて
明日の晴れる日を想像しています
教室の隅には
か ....
アイスノンで、
君ふっかつ。
ナニはなくとも健康第一。
ボクもそんな気ィしているナ
ふんふんふん♪
ランランラン♪
たんたららん♪
芸人根性丸出しでネタ出そうするやつぁ好きじ ....
{引用=
鬱蒼と茂る羊歯の中で
たどたどしいしろい両手で模型を組み立てる
傍でこちらに気付くのを静かに待っている
挨拶する為に
毎朝のこと、
一度しかない日々で
知るほどに血生臭さく ....
書き付ける
僕はどこに行った
愛する人に恵まれた
嫌われ者の自分なんてなくてよかった
そこにいさせてもらえれば
楽しかった
満たされた
飲めば飲むほど乾いてく
僕から遠 ....
日没、砂浜に迷い
野良犬の
鼻先真似
ひくつかせ
虚を探り
塩粒の混じる
匂いは
血液を沸き立てる
唾を吐き
熱を冷まし
人なら ....
赤ちゃんの泣き声は
ボールの跳ねる音に変わったよ
近所から聴こえてくるピアノは
どんどん上手になっていくよ
かつての同級生は
苗字が変わっていたよ
子どもは大人になるんだね
....
ねえちゃんもうすぐ誕生日やで
姉は私を まっすぐ見つめてそう言った
歳なんぼになったん?
と私
知らん
そよそよした風吹かせて姉が言う
そんなん知らんでええ
隣のおじいちゃん ....
巻き髪から星がこぼれ落ちた
すれ違い、振り返り、立ち止まる人
路上に触れては跳ね、また落ちる
光の粒が飛び散って舞い上がる
地と中空に
広がって、広がって、
広がる ....
何かしら対価を見出したので愛するんだと思う
男のひとなら性欲の捌け口だとか
下心で膨らんだ股間を隠し
君だけを愛しているなんて恥ずかしくないのかな
女のひとだとしたら
無性に巣篭もり ....
家族といっても母とふたり
小さな箱のような部屋を
小さく切り取ったテーブルに
向かい合うことは少ない
たとえば小さい頃は鍵っ子で
学校から帰っても一人
母は生きるために働くことに懸 ....
俺の足はでかい
29.5cm
甲高 幅広 5E
アメリカンならぬ
ジャップの身としては
ほとんど
フリーキーなレベル
反面
あそこはとても小さい
最大勃起時でも
7cmしかない ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある
あーちゃん
息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった
今度はきっと
女の子だ
そう決め ....
くちびると舌でつよく吸った
おまえからの写メを見つめてる
あかい地球につながってゆく
漂ってあかい地球に浮かんでる
かるく閉じたおまえの目
くちびるが
ちいさな ....
みんなから信頼されなくてもいい
正しい行いが出来なくてもいい
本当の真実が分からなくてもいい
神様
おれを暗闇に
一人置いていかないでください
おれの心の中を
乾 ....
黄色い目で
君は何を
群青色の瞳で
赤紫の紙きれで
君の瞼は
何を物語るのか
教授する瞬間
受注する瞬間
承る瞬間に
私に夕暮れ
子供に生唾が
唾液のように垂れる
氷山の氷が
....
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ
マ ....
湿った薄い乳白色をぶちまけた
希薄な空を透かして
柔らかで頼りない日差しが
射し込んできている
激しく荒れていた海は凪いで
波濤は遙か沖合に退いていった
濡れた砂浜に腰を下ろして
....
イッチャは鳥の啼き声をあてるのが上手だった。あれはコサメビタキ、あれはヤブサメ・・・。わたしはそれがどんな鳥なのか知らないままに、イッチャの背中に向かってあやふやな相づちを打つのだった。そして、 ....
容姿の良い女は信用できない
ちょっとマスコット的ふるまいをすれば
まわりから受け入れられると踏んだ
打算的な行動をするから
今日も
マスコット的ふるまいを
したから
なぐった
ここ ....
行き過ぎた権利主義や個人主義
自己責任という名の帰属錯誤
民主主義に強い指導者を求めるは墜落の予兆
野を流離った苦行者たちや
石畳に血豆を潰した思想家たちが
一生を費やし学んだものはなん ....
僕はニンニクを使った料理が好きだから
誰とも会う予定のない日はすぐ寝ちゃうから
けっこう人がいる場所でもいつもの格好で出かけるから
いい匂いじゃないよ
晴れてる日でも曇ってる日でも
....
あなた
おかわり、いいですか?
どんぶり3杯だって構いません
食べてもらえると思って
夕食を
涙堪えて作ったんです
夫思いの
妻でしょう
あなたに
食べさせたい
米の飯
....
つまらない嫉妬と妄想に七転八倒して
別れをきりだしたのはこっちなのに
永遠の愛、なんてものはない
永遠、なんていう発想自体愚鈍なのだ
真実はひとつ、とかいうのとおんなじだ
....
知らないうちに
髪の色が変わって
素敵になった君
相変わらず
冴えないままの
僕を見て
少しだけ
俯いたのは
どういう意味なの
あの日と同じ
寒い夕暮れ
またおいてき ....
瞳孔の暗黒の中に 太陽が一粒落ちて 沈んでゆく
狂気へと たそがれる 一筋の緊迫した神経
暗闇にもたれて 電磁波の凶音を 非難場所の平原
音符が草々と香り 鎖雨と ひっそりと 通じ合い ....
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