すべてのおすすめ
思い出作りでもしましょうと
お気に入りの友達と
おばばばかりのバスに乗り
思い出話に花を咲かせ
温泉地へ着けば
湧いた温泉を
その地のおばばが湯もみしていて
おばばにもまれた湯につかり
 ....
私は 無だ 
貝殻の絵に
甘い体を 遠のく 人に
視覚の岩肌に 凍てつく 心は
地面の 花畑に
未来を味わった


地面の 花畑に
未来を味わった 私は
私の消された 世界へと 流 ....
コンタミネーション「ZincAlloyandtheHiddenRidersofTomorrow」をこのところ毎夜退勤時に聴いていますグラムとR&Bの美しきマーブル状のcontamination本来は「 .... 雨の日に
地下鉄を降りて
改札を出る。

マックのチーズバーガーに
噛り付く
君のメールを読む

いつも四葉のクローバー
僕はいつもあおい双葉
未熟者なんです。

最近友達のエ ....
私達は風景を食べている
そしてもうひとつの地球のような
そんな世界を造りその上を歩いている
しかしそれはとても、とても小さい

幾つもある小さいを繋いでみようと試みるが
誰も縫い目ひとつに ....
ははは
ひひひ
ふふふ
へへへ
ほほほ

愉快でならない。
自分の時間が進んでいる。
自分の思い通りになり
好き勝手な事を言って
感謝される。

強引でない。
心を聞いて
 ....
カワバタとこんなにながく歩いた
ふたりともなにもしゃべらなかった
最愛ってなんだと思った

仕事がらカワバタはホテルに顔がきくようだった
いつも車に乗り込んでから食事かホテルでゆっくりした
 ....
PART ONE

馬鹿に屁理屈は効かない………………………………… 9
セメントの唄を歌いましょう…………………………… 20
汚いのはだれ……………………………………………… 35
気体 ....
ポニーテールの少女が今日も
長い髪を揺らしながら、シンナーを吸っている

照りつける太陽と雲ひとつない青空
その上を雲が流れてゆく
どこかで誰かがテニスをする音が聞こえる

水玉のシュシ ....
朝の訪れるたび
切り離されたからだを思う
昨日との交信が途絶えて
寄る辺ない
なまぬるい風に
輪郭を確かめる


季節がしみこんでくるのと
季節に染み出していくのが似ている ....
{引用=「傘、忘れたの」}

鞄の中の折り畳み傘を 奥底に押し込みながら
貴方の手元の傘に目をやった

貴方は少しだけ 困ったように目を見開いて
慌てたように そっと周りを見渡して
わた ....
磁力のせいか
しずけさか
ひんやり感か

北の部屋は
よく眠れる

かつて あたしは
豪邸の一人娘であった

過去世の夢を見る

父と母の部屋に
入ったことを
とがめられ
 ....
ガンテツパイルは頑張っている
今日も杭打ち基礎工事
ボーリングしてセメントミルク
地下の土壌とカフェオレだ

ガンテツパイルは突っ張っている
地盤に足場をばしっと築く
コンクリだって真空 ....
零時三時の七人現場で

京都タワー下

二十三時半集合




昼間は昼間で搬入現場










明日は八時 ....
彼女は彼を愛していたし、
彼もまた彼女を愛していた。
傍目から見れば完璧な二人だったけれど
どちらも鋭く光る牙を
その身に隠し持っていたから
二人の恋はいつも死闘になった。
顔を逢わせ ....
7日に蛭木の浜に下りていき
ヨガをする。
足の爪先から、踵まで、ゆくりと着地する。
干潮を合図に背中を反らせ、アーチを模る。
オヒルギとメヒルギが
音をひらいて絡み合い
嘆いて赤土を溶 ....
逃げ水の中で魚が跳ねて

アスファルトが柔らかい



太陽は無関心な発光体




空はどこまでも遠く



僕は許されている






「だけど」 ....
月に兎が
みぴょこぴょこ

現実から抜け出したい。
苦しみから抜け出したい。

宇宙人と話しをして
涙を流す。

天には鳥を
水には魚を

果てしない地平線
果てしない運命線
猫寺には
猫の観音さまがおわします。

仏罰は猫手パンチ、
肉球ぷにぷにの千手観音さまです。 
悲しいって
どうしようもないって
泣く君の
前で両手握る僕
雨よりも
無力で泣いた

私生きていたくない
君は言うけど
僕のためになんて
僕が言えはしない

君のうつむいた
 ....
パチパチと産卵する月光が
きめの細かいモルタルを舐める
チョコレートの銀の包みを
一生懸命に剥がしている

見よう見まねで月まで来たけれど
なにも食べるものがなかった
太陽が地球の裏側に ....
口で言っても分かんないだろうから









絵を使い




図を使い




音を使い
携帯を使い

 ....
猫の眼は素直である
安ウィスキーをかっくらってばかりいる僕の眼とは
対照的だ

猫好きのひとに問いたい
きみらは嫁よりも猫をとるよな
少なくともこの一瞬
人生という長いスパンではなく
 ....
どっちでもよかったのに
擦られて
擦られて
無理矢理その気にさせられて
それじゃ久しぶりに頑張るか、と思ったら
「化粧水つけてからね」
焦らされて
焦らされて
この状態をキープするしか ....
振り返る。
眺める。
優しいのに
なぜかさびしいあなた。

手に持ったそのショートケーキに
一筋の涙が落ちてしまって。
買い物カゴいっぱいに
掻きむしりたくなるような
そんな怒り。
 ....
紅いダリアが散ってしまったのは
ほんの些細な気象の変化だった
あの頃のぼくはとても移り気で
青い空の恐ろしさも知らないくらい
能天気だったんだ
青い空が鳴るのを聞いたことがあるかい
あの日 ....
かわいいね、好きだよ
と言うと、

きれいだね、愛してる
と言って

、と、怒るあなたは。

やはり、太陽の子供そのもので
ぼくは、ただ、ただ、たじたじとするのだけれど。

愛ら ....
渋柿のような岩石の顔を持つ男。
そのまなこは蛙卵のように美しく透き通り、
その中心には黒い黒い玉がある。

渋柿のような岩石の顔を持つ男。
その文明の一切を否定した声は、
原始の文化であり ....
*

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という1行詩を書いたら
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するとこわい人がやってきて
 ....
プラットフォームだった
わたしの手のひらに
砂だんご、
波にくずれて
なにも告げず抜けだした
廊下の底のあおじろい
やみの奥から
潮の鳴る音
雲のむこうで月が
満ちる ....
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