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鈍い痛みは
その日もつづいていた

昼を過ぎてから
にわかに痛みは強くなってきた

主治医に電話する
すぐ 来るように

あたしは
幼いふたりの子供と
タクシーに乗り

二駅 ....
太陽からこぼれる光りを
端から拾った/両手で
まぶしい気持ちになりたかった

車が並ぶ駐車場
主のいない胴体は
ぴかりぴかり光っていた

夏ではない
冬でもない
今の季節の憂い
 ....
星くん!
大リーグボール13号が通用しない今
君はもう死んだも同然だ
潔く負けを認めて
そのマウンドを降りるがいい

ふふふ

な、何がおかしい

花形、俺は死んでも負けてもいない ....
がらんどうなサーカステント
沈黙がひしめき合う中
黒いスポットライトの下
素顔のピエロが
裸のまま玉乗りで現れる


張り詰めたテントの裾
漂う緊張感を纏ったまま
まんじりと ....
{引用=
どれほどの心が割愛されているかを考えれば
事象としてのみ繋がることを選んでゆく日々
シーニュの隙間から零れ落ちてゆくものらの
見えない表情を想うほど愛を思い知ってゆく

あどけな ....
部屋のベランダから
深夜の都会に集う
夜光虫のような
光の粒を追った
ぼんやりとかすむ
まばらな光が
居るべき場所を求めて
とりあえずと思って
同じ場所へと向かっていった

皆かろ ....
  雨の日は布団を首に巻いて
  死にませう

  雨と 雨の。
  いたずらな溶解に聴力を奪われて
  雨 雨 雨の仕草をマネて眠り



  雨の日の首の ....
こないだパチ屋で四万つっこんだ














休みとか貰ってもやる事なくて










 ....
息が詰まるほどの
狭苦しい都心のバーで
ビートルズを延々と
聞き流しながら
炭酸で割った
スピリッツを飲む

気心の知れた
大学からの友人と3人

「疲れたね」
「煤けたね」
 ....
「ばかものよ!」

なんて言い切れるなら良いのだけどね

「もしかして」

そんな枕ことばで思いの丈をごまかしたり
まるで何事も無かったかのように
飼いはじめたばかりの小鳥の世話を焼い ....
雨に唄えば暮れるばかり
忘れてたよ 君はあの日
笑っていた?泣いていた?
どっちだっけ?

思い出せないや

雨に唄えば胸に痛み
心はずっと
覚えていたみたい
雨に唄えば響く聲
 ....


よくよく考えてみればぶら下げて歩いている
恥ずかしい背負いだ
禿鷲の後頭部
コウノトリのずるむけ
もしかして生まれ変われるなら
名前も姿もいらない
誰もいない湖面に ....
母が家にきた


少し前から


3、4日泊まっては


一度帰って


また家に来る





あと半分の人生




ボンクラ親父は

なにを ....
ちかれた、、、






お疲れさんですお先ですって









エンジンひねってブランキー起こして



 ....
あなたの亀など知りたくなかったの
済んでしまったあとで
どうしようもないけれど
私のことは二度と思い出さないで
電話もメールも絶対によこさないで

心変わりと思っているなら
ちょっと違う ....
生臭い昭和
汗臭い昭和
土臭い昭和
泥臭い昭和
黴臭い昭和

前向きな昭和
ひたむきな昭和
むきだしの昭和
のぼり行く昭和
さわがしい昭和
のたくった昭和

かたや聖書に手を ....
{引用=
体積土から
掘り出した
熱を持たない小鳥
かつて生えていた羽
骨のような形
突き出して愛し
摩擦して
励まし
静かな森にだけいた
生きにくい獣

水晶で出来た舟の材質 ....
モナシノウクの声がして




















強靭な凍てつく風と



たましいを貫く光 ....
めざめると午前のひかりがくっきりとしていた

きょうの天気をもう決めたかのようだった

ベッドわきのまどをすこしあけて

ベランダもあけるとカーテンの透き間から

ひらべったい雲が水い ....
向かいあってつながっていた

ユディットがめのまえで揺れていた

しりの肉をつかみ上下に揺すった

目をほそめたユディットが弛緩していた

すすり泣くのが絵からこぼれているようだった
 ....
99円ショップは恐ろしい。
800円も持っていれば、
週末分の食料はじゅうぶんに買える。
じゃがいも一袋104円(税込み)。
パスタも300gで104円。
トマトの缶詰。
餃子18個。 ....
この世のうわずみを
あらかた舐めてしまった

僕は

もう

面白がらなければ
何も面白くないし
欲しがらなければ
何も欲しくない

この世のうわずみは
どれも同じような ....
     時計が 針をやすめ 
     静寂が風を
     宥める彼方 
     あの遠いところで
     たえまなく
     枯れた葉を、振り落とす
     木 ....
いつか通った雨は 何処

逃げ出した 木陰の檻
巻きつけた 小さな青い淵

黒い蜜に ひたす
重ねた 背中の羽 
今まで大切にしてたものや
欲しいものだけに
埋もれ、殻を創り
私は閉篭もって居た。

その殻は
とても不安定で

ちょっとしたことで
亀裂が入り、揺れる


亀裂が入る ....
ねぇダグラス
「たんぽぽのお酒」を読んだよ
ねぇダグラス
本当にタンポポを醸そうか

白や黄色やピンクなの
タンポポにもいろんな種類があるから
選抜育種とか品種改良とかして

タンポ ....
眠れない夜
蜘蛛の子達が蠢き出す

無数の血管に入り込み
チクチクと毒針を刺す

体は痙攣してハイになり
脳に届いた毒は
死の自動思考を始める

蜘蛛の子の毒は
精神を少しずつ殺 ....
青い空によく映える
突き出た看板にはバイキングの文字
どうぞご自由に
雲がそう言った
飛び石のように並んでいた

まだ夏服の少女の
むき出しの肩が
風に触れられて震えた
自由に
ひ ....
家にはじめてテレビジョンがはいったのは
ぼくが八歳のときだ
十二月の寒い午後
第九交響曲を唄う白いブラウスの女性たちが
画面に映る
カメラは三人くらいずつを順番に写していく

近くにだれ ....
耳たぶがかさかさすると思ったら
どうやら蟻が一匹のぼってきてたらしい
上半身だけゆっくりと身体を起こす
よく伸びた夏草が足を覆いかけている


さっきまであおいろばかりだった空に
いつの ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3890)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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10月2日・トップワン五条・慶次- TAT自由詩3*10-10-5
狭苦しいバー- 真島正人自由詩3*10-10-5
陽だまりのひと- 恋月 ぴ ...自由詩27+*10-10-4
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お酒たんぽぽ- 海里自由詩2*10-10-1
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