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わたしは、思い出す。
緑青色に変化する刹那に

わたしは、思い出す。
貴賎の値札を貼らないと不安な人々が
まだ陽気だったころ
西欧の文化道理の規範と日本とは別であったころ
学 ....
僕の肉体は (フィーバー)
脂に覆われている (フィーバー)
どんな時だって (フィーバー)
冷房がないと
挫けちゃう男
フィーバーそうさ

僕らのヒーローさ
エアコン工事のおっちゃん ....
靴はかるくて
空は青色
人もまばらな
枯れた海辺で

飴玉がわりの太陽を
半分こして舐めながら
横切る不幸を指差して

かなしい色を
指にともして
柔らかい絵を
ふたりで描 ....
自動世界の歪みに落ち窪んで漏電
浮遊する未浄化のたましいたちが天井に残す曲線は
首吊り縄の正確な模写のようだ
水面の波紋のようないのちの明滅
電気仕掛けとおなじ ....
□衝動
 にきび 待機 わたし 廃棄 さすが 宇宙 ほんと コロしたい

 ときに 衝動 レモン 齧る ムシが 居たら あっさり 死にたい

 ウソを つかず 生活し ていると あなた  ....
壮麗なラッパに乗せて
心に流した水で洗い
変わりばんこに音符にした

寂しさがゆえに 悲しみを踏みつけ
楽しさがゆえに 笑いをこらえた

そんなときにこそ

天から降って ....
祭り囃子の遠のくように
とてもやさしい風吹いた

私たちの生まれたところ
とうさんの夢のところ
おかあさんの笑顔のところ
今年も同じように

線香花火の
蚊取り線香の
はじめての灯 ....
この坂道は君とともに上った坂道

ふたりして登坂の辛さにあえぎ
君の差し出した手のひらの熱さに驚きながらも
未来への扉が垣間見えたような気がして

したたる汗の交わる戸惑いと
きつく握り ....
式もひととおり終わり
厳粛な空気も抜けて
片付け始められた斎場の一隅では
親戚連中がくつろいでおしゃべりしているところで
ちょうど叔母さんが
   うちのおじいさんがガンで死ん ....
祝祭をかたどる歌が
背面にひろがる
真っ黒の水面に
跳ねる

雨を待つ暗がりの眼窩から
月がふたつ
とろり、
こぼれおちて
まぐわう男女の
たかまりゆく濃度に似た
風がとても ....
いつもの安くて多い
路地裏の高架下にある定食屋に入る

食券を買って
店員さんに渡す
1分も経たぬうちに飯が出てくる
店に入るときも出るときも
店員さんとの会話は無い

電車が走る騒 ....
{引用=
ベッドの下に散らばった
投げっ放しの言葉たちが輝き始める
午前2時
灰褐色の虹彩の奥の
中心窩に囚われた屈折した光が
ざわめき始める
それが尽きてしまわぬようにと
シーツから ....
今年初めての茄子が採れたので
お義父さんが好きだった
茄子味噌炒めを作ってみました

だけど、いつまでも残っています
冷蔵庫には
茄子一本分の茄子味噌炒めが
ぽつん、と

美味しくな ....
 赤い少女よ
 君はいまでも
 雲ひとつない
 空を見ているの

 赤い少女よ
 いつになったら
 君はそこから
 駈け出して行くの

 君の赤い靴は
 雨も知らずに
 綺麗な ....
月の見える筈の窓で
曇り空を見ている
今にも雨が降りそうな
曇り空を見ている

かつては男だったし
かつては女だった

その人が見上げている
窓は 空は


月の見える筈 ....
化粧という文化をなかなか理解できなかったが
腹筋が六つに割れているように見えるクリームを想像したら
なんだか理解できるような気がした

イケメン死ねよなんていう言葉を常套句にしていたが
美女 ....
思考推考
考え抜いてる酩酊状態
それでもやはり
風は吹く

無為無意味
価値無き生の営み
それでもやはり
風は吹く

かわいた風吹け
心を濡らす
抒情はいらない

野わ ....
あす君のそばへ行きたい
こまごまとした雑事をすべて
片付けることが出来たら
あす君のそばへ行きたい
ざわざわとしたこころがうまくまとまったら
雨上がりのバス停に腰をおろして ....
 ア

ワ 
 
 ブ




ぷわりぽわり


ワキンの溜め息


見た目はすくいたがりの彼氏
見た目はすくわれぶりっこの彼女
ついでにすくわれた私

本 ....
アダムスファミリーのハンドさん。
勝手にそう呼んでた。
まさに「手」だけの存在で
不気味にはならず
指を使って歩く仕草が
タカタカ タカタカと発する音と
一緒に好ましく思えて
愛嬌まで感 ....
正直な話
黄緑のスーツは無いな、と
パンツ一枚で団扇を泳がせる


三日間カフェインを絶って
頭痛やだるさが私を捉えたら
カフェイン中毒のサインらしい
でも
コー ....
ヒトラーと日本の首相を
入れ替えたって
気づかないぐらいの
危機感の僕らは

トータス松本が実験4号を歌ったって
いい歌だねって笑って済ませてる

代えのないものなんて無いよ、君だ ....
標高二六〇〇のティエンブー

幸せの街、幸せの国
グロスナショナルハッピネス
GNHが世界一
何が幸せの基準なのか
GDPは156番目
民主主義には程遠い
民族衣装の着用義務
何をす ....
沖縄出身らしいコンビの片割れ
何言ってるのか聞きづらいんですけど

それとは違うんだよね




前を向くってさ

結局のところ、そう言うことなんだと思う

しつこいぐらい諦 ....
おれの存在は
ナシにした話みたいなもの
壊れたオートロック
煙を上げたラジオ
真夜中にズレこんで
サイクルをゆがませる
うまく流れたはずの流れ
わずかに残留して
腐敗を ....
あの日 あの時まで 生きていた人がいる

朝は新聞を読んで
トーストを食べたのかもしれない
ランチは簡単にコンビニで
カロリーの少ない弁当を選んで買ったかもしれない

あの日 あの時 そ ....
  世界があまりに苦すぎるので
  曇り日の朝
  空を飛んでいた
  歌を
  菜箸で奪った
  噛みしめたそれは
  {ルビ土塊=つちくれ}の味がした
砂塵が舞う












 ....
いま
鏡に なにか映った
鏡に 誰か映ったよね

部屋には誰もいない
僕以外は誰もいない
 
なんだろう なにか
なんだろう 誰かがいる



いま
鏡に なにか映っ ....
{画像=110618182721.jpg}

ふと目を覚ますと聞えて来た
あれは風の音!?
水を跳ね飛ばし走りまわる車の音
でも遠くうねっている潮のような音だ
風にもまれる木々の音に交じっ ....
salcoさんの自由詩おすすめリスト(3890)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
燐光- るるりら自由詩12+*11-6-30
熱中時代_熱中症篇- 花形新次自由詩4*11-6-28
空は青色- はるな自由詩411-6-28
邪魔にならないところに放っておいてくれ- ホロウ・ ...自由詩5*11-6-28
衝動、抑えて、微笑、- c自由詩3*11-6-28
無題- 吉澤 未 ...自由詩111-6-27
祭り囃子- AB(な ...自由詩311-6-27
坂の上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2411-6-27
とむらいの逸話- シホ.N自由詩411-6-27
にじみ出す夜- あまね自由詩1511-6-27
- 一 二自由詩611-6-26
真夜中の遊戯- 高梁サト ...自由詩411-6-25
茄子味噌炒め- 小原あき自由詩12*11-6-24
赤い少女- 花形新次自由詩2*11-6-24
月の見える窓- Seia自由詩311-6-24
化粧- 只野亜峰自由詩111-6-24
風吹け- シホ.N自由詩311-6-24
あす君のそばへ行きたい- ホロウ・ ...自由詩5*11-6-23
金魚鉢- nonya自由詩16*11-6-22
アダムスファミリーのハンドさん- 電灯虫自由詩5*11-6-21
熱中症- 山中 烏 ...自由詩2*11-6-21
昼間っから- 竜門勇気自由詩311-6-21
幸せというもの- ……とあ ...自由詩8*11-6-21
しやがれのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*11-6-20
たどたどしい進法の季節、かさばる目覚めに血を掻いたなにか- ホロウ・ ...自由詩3*11-6-20
黙祷- 村上 和自由詩411-6-19
曇り日の朝- 草野春心自由詩4*11-6-19
コンバ・ドゥ・レーヌ- TAT自由詩2*11-6-19
Someone_In_The_Mirror- 北大路京 ...自由詩15*11-6-18
目覚めは雨音の中- beebee自由詩1411-6-18

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