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中絶に反対のカウボーイ
レイプによる妊娠について

「ヒィーハァー!神の摂理により、
防御機能を備えた米国の女性達は、
レイプで妊娠することはネバー。」


ロープを振り回し叫んでい ....
山のあなたに辿り着き
人生全部吸い込んで
空に向かって叫んでみたら
先っぽ なぜか膨らんだ
どういう訳か膨らんだ

いつまで経っても捌け口は
見えぬ病のその先に
空に向かって叫んだら
 ....
僕は派遣だから
正社員の友人と
どこかに出かけるにしても
何をすることもできない


気づいたらこうなっていた
僕が選んだというわけでもなく
君はいつもそこにいたわけだ


 ....
意気地なし!あなたは意気地なし!
あなたは紺のスーツに身を包み、髪の毛を整えた。
メガネをかけて、りりしい瞳で部屋を一瞥する。
その風景の中にはわたしは存在していますか?

あなたの目に映る ....
月曜日はハローワークに行ったふりをした帰りに
キムの家に行きまたオナホールを作った
器となるペットボトルをカッターナイフで切り
片栗粉とぬるま湯を入れ
ダマにならないようにスプーンで混ぜ、レン ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
自分の強さを証明するのに
他人の弱さが必要なのか

そういう言葉を書いた本を探そう
しかめつらでミニケーキ
カフェラテがうまいから
わかった気がする
おやつの時間が必要なこと
気温が寝返りを始めた
   セミの放尿が始まった
レースのカーテンがヨガを始めた
   海老の家老が目糞を掻き出し始めた
やがて 市道で唸り始めた
   ゴミ収集車が朝の鼻歌を
そして 近 ....
押しだされる
水はつめたい

書物は
ため息のようにぶ厚い
きみのまぶたは
蝶の羽のようなかすかな運動をつづけている

空気は遠くなりすぎた
青はためらい
黄色は純情
うす紫 ....
あなた思いの
肛門が
世間に指を
さされても
前立腺に
伝わる刺激
やめられないのと
泣いている

どうせ
一度の人生だもの
アナルの祈り
アナルの祈り
半蔵門の宿


 ....
夏の雪降る深海の
窓にうっすら映る影
ちょうちん鯨の大口に
飲み込まれたのかマルラメの
思考の中の小宇宙

星々の輝き 極彩は
積乱雲のその向こう
遥か彼方に拡散し
そのまま夢の辺境 ....
もうこれからは
咲かなくてもいいと思って
道を掃く人がいる
枯葉やら 紙吹雪
あるいは花びらと 花そのもの
それらで埋まった道を
木の箒で掃いていると
うっすらとにじんでゆくような
心 ....
憧れは青空高く浮かぶ雲の上
いつも そこから見上げれば
勇猛が空彼方に群立つ

届かなければ届かないほど
人は触手を伸ばしたがる
子供だって大人だって

雲に乗っかれる憧れの姿は
み ....
暑い日が続いている
逃げ水がゆらゆらとして近づけない
今年のお盆を迎えた

斜陽が眩しすぎるかのように
家族というものから目を逸らしていた時期がある
自らの病や
家族を形成する人々の ....
人々が浮かれた声を上げる明け方、俺は
狂った声を壁の穴ぼこにねじ込み続けていた
その向こうでは標準的な雨の音が隣家の屋根を叩き続けて
睡魔はとりあえず二の次にされていた
生きる ....
何もない
やるべきことが何もない
ぼんやり庭を見ている
小学校入学前で
幼稚園に通っていないぼくは
兄たちが学校に行っていて
遊び相手がいなくて
やるべきことが何もない

ぼんやりし ....
朝になればさらさらパウダーシートで確かめる
自分と世界との境界。
(大丈夫、まだどっちもあるよ)
でも鎖骨の窪みから急速に気化していくのは連続熱帯夜の更新情報だけで
臍の奥の奥にある、本当に持 ....
ベイビー わたしがおかあさんよ
一生使う事の無い言葉はあるのだ
禁断の果実をひとりで食べた
そばには蛇がいてつぶやいた
            お気の毒だね

ベイビー わたしがおかあさん ....
{画像=120814011903.jpg}



喫茶店を出て目を上げるとポプラ並木が

今日も朝の熱気が
夏の日の予感を感じさせる
今日も暑い一日が始まるよ

朝一番のぼくはとて ....
  

  八月、湿り気に膨らんだ夕暮れどき
  片田舎の駅に停まった盆の列車は
  沢山の人いきれと垢の臭いと
  目には見えない透明な虫とを一緒くたに載せて
  間もなく動き出そうとし ....
熱を帯びたむず痒さが
背中の真ん中あたりから
尾骨に向かって這い降りていく

机の上の観葉植物の彼方に
白い砂浜が見えたことにして
遠い目をしてやり過ごす

生まれた時から猫背の内 ....
車で
見ていた


寝そべりながら
ステンレスの
寂しい腕時計を


ありふれた
言葉を
書くことから
この詩は始まる


人は
つまらない
言葉も


* ....
あなたの握るおにぎりは
いつも大きくて
中身はおおよそ梅で
わたしが出かけるときには
「お金を使わず済むように」って
たかだか100円程度のことなのに
保温のバッグに
詰めこんで
 ....
まりまりと育った
踏みつぶされて死んだ



夕方の河原で妹たちが裏白い顔で揺れている
剥がれない瘡蓋
喉元を細い波線が貫いて
噴き返る血流と漏れ出す呼気の
擦れ合う音
こ ....
蹴られたボールは
鋭く脇腹を抉るようにして
ゴールのサイドネットの
内側に突き刺さった。

その瞬間ボールを取られた
若者は目を覆い、次に
フリーランニングをしながら
雄叫びを上げるア ....
ウチのオカンがあ .... とつきとうか
出口の見えないトンネルの中を
さまよい歩く気分でした

年中睡いくせに
その眠りは浅く
私は大海に漂う一枚の木の葉のようでした


{引用=沈みかかっては(眠りに落ちて ....
ここにいる私たちで
家族になりましょう
名誉も財産も忘れ
森に帰りましょう

温かいまなざしで
老婆の名を呼ぶ
海鳥の群れ

古く錆ついた甲冑を身に纏い
胸当てに薔薇を差した老騎士 ....
何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月

寝苦しい夜の何処からか
微かに   悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと  水浴びをする

乳房のように膨らんだ闇 
白い 流 ....
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