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{引用=体温の変化って
すごいね


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うるんだ夕刻の
スプリンクラーからは


しずまないでいる陽が
不遜で
わたしたちは
落日みたいなことばで喋る

 ....
現実まがいの優しさのせいか
こころが脳にある

人間みたいに笑うきみの
黒髪が
きれい

恥を知りなさい
一.


舞いそこねた息が
蜜擦れしている

まつげのながさは
わたしたちのいのち




二.


等分できないものをささえる
ゆいいつの幕間
背泳される 水は
 ....
一.


青を
反故にした

よりも
事情がある

真昼につき、
雨はふらない




二.


鋏の持ち手が緑だったことから
分け合いたくない
ままの
手 ....
一.


番号をつけるかわりに
名前をつける
えんえん正しい
回路
いつか誰かにのぞまれる手
という呪文




二.


ステップが日の長さに合わない

れんげは ....
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
追いかけた音符につまづく舌のことレモネードをくむ夜のきらきら



圏外のサービスエリア出る頃に公衆電話の黄緑おもって



蜂蜜をかけて闇夜に置き去りにした君の名がかなしんでいる
 ....
{引用=ああ
君は赤い

僕は目をつぶって
一気に吸いこむ


ああ
唇よりも赤い

冷たい空気と巻きこんで
無秩序にえぐる
声、声、


ああ
夕日よりも赤い

 ....
目をさますと
雪のように朝が降っていて

やさしい手順で
呼吸をおくる
あなたは

まだ
夢の体温で



きのう

よそゆきの服がでてくる詩を
読みました

愛とよ ....
ドビュッシーを聴く
なんとなくの気分で
なんとなくの夜
泳いでいると ちくり
ふいに

音楽が死んだらきっとかなしい
なんておもってしまって 私

父が
美意識の問題だね
といっ ....
はっか飴が苦手なほどに
あなたは幼い

丸めて・形よく
献上した
嘘の後

重ねて
垂直にうばう
目の前・生命線


わたしが服をぬげば
あなたも服をぬぎますか


グ ....
若いって
苦いと
同義だよね
字も似てるし
と口に出したとき

悲しいって
美しいと
同義だよね
と言った
君を思い出した

空は平均的に青い
千波 一也さんの簑田伶子さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平熱- 簑田伶子自由詩14*08-1-26
- 簑田伶子自由詩7*08-1-26
断片集「追水」- 簑田伶子自由詩18*08-1-24
断片集「間引く」- 簑田伶子自由詩37*07-12-6
断片集「リバーリバー」- 簑田伶子自由詩25*07-1-29
断片集「幸せの庭」- 簑田伶子自由詩47+*06-4-15
【MIX&REMIX参加作品】_一過性の月をみている- 簑田伶子短歌11*06-1-3
ていねいに四角い紙(ラブレター)- 簑田伶子自由詩7*05-11-18
式日- 簑田伶子自由詩13*05-10-8
父の美意識- 簑田伶子自由詩14*05-9-30
はっか飴- 簑田伶子自由詩8*05-9-20
空、その周辺の事象- 簑田伶子自由詩27+*05-9-14

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