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温もりを感じたくて手を伸ばす
あなたは私の手を握り返し
日溜りの様に笑う
優しさは
あなたの手から私の手へ
じんわりと伝わってくる

私もあなたに笑みを返す
嬉しさは
私の手からあな ....
落ち葉の季節
葉を踏みしめるさくさくと
乾いた音が心の中に響き渡る

高い空

空虚な気持ちが広がる
どんどん全てが遠くなる
心の中でただ乾いた音だけが響く
残るは虚しさのみ
山の端を染めるは緋色

茜より深くより味わい深げ

もう日が沈むのか

今日という日をだんだんと短く感じていく

山の緑はまだ色を変えない

でも夕暮れの山の端の色は

まるで ....
日が暮れて街が朱色に染まっていく

ビルの隙間から雲を通して紫の空

看板やネオンに明かりが

ぽつりぽつりと灯されていく



公園で遊んでいた子たちも家路へと急ぐ

車の ....
月明かりだけで暗い森を分け入って
辿りついた小さな泉

濁りのない水は鏡の様に
僕の顔を優しく映す
清らかな水は月光を反射して
柔らかくきらきらと煌めく

光の中から小さく愛らしい妖精 ....
夜になると森の奥から
ピュー ピュー ピュー
と音が響いてくる
僕は竜のいびきの音だと思うんだ
大人達は森の奥の谷を抜ける風の音だと言う
でも僕は信じていた
森の奥には竜がいるって

 ....
千波 一也さんのajisaiさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
重ねた手- ajisai自由詩15+*07-2-6
落葉- ajisai自由詩5*06-10-27
緋色の季節- ajisai自由詩4*06-9-29
夕焼けの街- ajisai自由詩6*06-9-8
穢れなきもの- ajisai自由詩8*06-8-24
竜の眠る森- ajisai自由詩9*06-8-23

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