あなたが
あなたの時間を
終えてから
私は
私の時間について
考えました

どれだけ私に
明日があっても
どの明日を探しても
あなたはいない

どこにもいない

この手で
触れることも
この目で
見つめることも
この耳も
この鼻も
この口も
私のすべてが
あなたへつながらない

これからの私に
あなたは存在しない

これほど
時間というものを
感じたことは
ありませんでした

足元ばかり見てた頃
この胸の痛みを
あなたがいないせいにして
先に行けないあなたを
置いていく切なさだとは
気づきもしませんでした

私の中の
あなたの時間の消し方を
探した日々もありましたが
あなたの時間は
真実で
揺らぐことはありません

ちょっと振り返っても
あなたは笑って
手を振っています

少しのあいだでかまいません
必ず前を向くと
誓います

私としばらく
恋愛していてください