四畳半の夢
番田 

人は天井に
朝の訪れを知る
世界の中に吹き渡る 思いは
海を流れるだろう
海の景色に夢を見た 私は
風の流れを 起きあがる

人の何も知らない
体の奥を
暗闇で じっと 考えている

風はそこに流れるだろう
私の体は
人だかりの中に ぼんやりと立ち現れた
そして また 目を 私は閉じる


自由詩 四畳半の夢 Copyright 番田  2010-05-29 01:03:43
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