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新しい下敷きと筆箱
小学校に上がる頃
新緑が眩しくて
世界のすべてに希望が満ちている気がしていた

水泳 習字 ピアノ 絵画
同級生と通う教室
集中して 戯れて
成長の度に褒められてい ....
包丁の音
切られた胡瓜が並んで
汗ばむ肌に風そよぐ




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実際は初夏にはまだ早い気もするのですが、初夏の気配を感じたので。
「すみませんでした」

頭を垂れて言ってやるよ


中指突き立てながら
抜けるような?空
白い鳥が羽ばたいた
窓辺に揺れるカーテンが頬を掠める
コンビニで二つあるレジの一つで順番を待っていた
丁度私が並んでいた方じゃない方が空いた時
オヤジが割り込んできた
「先並んでたんで」
そう言って私はレジに商品を置いた

そしたら
「ちっ ....
窓の向こうに見える海
風に揺れる長い髪
陽だまりでまどろむ猫

白い壁は時を忘れさせ
青い空の果ては誰も知らない

閉じ込められたい あなたと二人
潤いを失った唇達は
肝心なことから遠ざかって
雑音を語り始める

大切なものを壊してしまうのを畏れて
何度も云いかけた言葉を空に呟く

最も伝えたいことは今も宙に浮いたまま
山人さんのれもんさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
文房具の時代- れもん自由詩412-5-5
胡瓜の初夏- れもん自由詩212-4-5
fuck_off- れもん自由詩412-3-21
あの日、僕は少年になりたかった- れもん自由詩5*12-3-16
割り込んできたオヤジ- れもん自由詩6*11-8-21
rest.- れもん自由詩411-1-17
ウズマキ- れもん自由詩311-1-11

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