ああ 雲ひとつない

騒がしい季節が終わって

空も

心を一つに決めたんだね
いつからか、記憶が上書きされにくくなった。
あれは去年の夏か、一昨年の夏か、動機は覚えている。楽しかったことも。出来事も。


初めての行為は、いつも、楽しい。初めての出会いも。初めての場所も ....
破 点線のぬり絵
やぶれても

まだ 色がぬられてない

電車内で 公園で 商店街で 能楽堂でぬっていくところです

能舞台では
面と厚い衣装
おはなしの全てが声
生き方の全てが
 ....
ふかえ とおく ふかの とおく
もした つのり のよみ くれて

そのわ とどき みちる ややこ

つき しろ まや かな おおて
すぎ はて ゆく まま あうせ
わたしは

乳房の小ささに悩むものの
自分が女であることをもどかしく思い

愛する人は欲しいけれど
女扱いされると複雑な気分

男のひとは嫌いで
男のひとに媚びる自分も嫌いで

 ....
8月のはじめの
まだ水のあふれていた庭で
あたためておいた6月の
水々しい果実を口にする
風をおとしたような日陰には
小さな花が咲いて
あれは5月の始まりの
ささやかな名残なのだと思った ....
狂人のふりをして
俺は狂人のふりをして
街を歩かねば
負けてしまう
お前らに
お前らってお前だよお前
「お前だ!」と心の中で叫んだけどそこには誰も
世界中に氾濫しているルールは全て中止だ ....
ごめんね、猫。
あたしは勇気がなくて
黄緑色のかえるや
濡れてつやつやしたその
まっくろな毛が
こわかったよ。
触れることさえ
できなかったよ。
雨にうたれて横たわるその姿は
とても ....
かや かや かや

しなの ほの なき

かな かな かな

つれた つもり の そそらの はなお

ひせの くら ふき

さや さや さや
たんぼを適当に切り抜いて、開いた空間に建てたような小学校だった。敷地とたんぼは舗装道路でくぎられていたが、ブロック塀や植え込みで囲われてはいなかった。校舎はカステラのひと切れみたいに呆然とつったって .... ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって       

あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
ありったけの小銭を持って
僕らはオークションに出かけた
実家が火事なんです
と泣きじゃくる男の人に競り勝ち
三匹のサワガニを落札した
一匹は僕が名前をつけて
一匹は彼女が名前をつけ
 ....
連れてこられました
真っ青な部屋です
まるで深い青空のなかを
迷う小鳥のような気分にもなれ
濃ゆ過ぎる空を切り取ったような
真っ青な部屋です
君は今ごろどうしているだろう
連れてこられま ....
せっかくの ためいき

せっかくの ふじょうり

せっかくの りふじん

せっかくの ふこう

せっかくの たぼう

せっかくの すきなひとのよわね

せっかくの すきなひとが ....
大きな家並み
さらさらと消えていく
小さいものは遠い
遠いものは小さい
当たり前のこと
当たり前のことなのだけれど
座席にまぁるく
またひとまわり
小さく白い母
毛繕いする風
瞼の ....
君にあてて手紙を書こう
便箋
ティファニーの
スカイブルーな

世界は
そうだね
まだもう少し続くみたいだ
ボクは
ボクの周りの
ごく限られた人たちが
平和でいてくれたらいいと
 ....
駆け抜ける光の中

たくさんの想いも駆け抜ける

次から次へと

流れる

走り去る

街も

車も

想いも



ねえ

何を考えてるの

心地よい音 ....
赤ん坊の頬をなぜるように
水蜜桃の皮をむいていく
あなたの指が
汁にまみれて
窓から差し込む光に包まれている
甘い水が
赤ん坊の膚のような
産毛の柔らかい皮をはぐたび
したたる
した ....
                  「メリーゴーラウンド」 7

  距離

星には決して手がとどかないって
知ったのはいつだっただろう
夜空のした
はじめて自分で立って見あげたあの ....
納豆をかき混ぜながらきみは
深夜まで見続けた同じ映像に目が釘付けで
醤油とって、と差し出す手に
マヨネーズを渡したとしても
きっと気づかないことでしょう

ときおり
あっ、とか
 ....
忘れないからと呟いたことも
いつのまにか忘れてしまう
そんな些細なことが毎日あること

やさしさも
伝えたい言葉も
たったひとつの出会いがくれたもの

耳を澄まそう 心に
思 ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
懐かしいお風呂屋さんのフルーツ牛乳をコンクリに撒いて  滑りたい



群青色でよかったのに誕生日プレゼントの革ジャンなんて

グミチョコレートパイン味の千円札なので釣銭は結構です
 ....
くり抜かれた 口
墓のない 足 が
まじないを 諭す

延びて来る真っ赤な歌
電車を塞ぐ 
幾すじ もの 人柱

青は赤へ
赤は青へ

そこは どこへ 行く
それは 空虚へ 落 ....
さみしいなと思った途端に寂しくなくなった
それというのは自分でもわけがわからなくて
たとえていうなら水族館に行ったことが無いとか
煙草の火をつける方じゃない方に火をつけたとか
手帳に挟むペンが ....
秋刀魚のはらわたの味を思い出し

それはやはり

新米ではなく一年置いた白米ご飯

ほくほくと温かい甘みを堪能

秋刀魚の皮は青銀色に光るけれど

焼くと金色も加わる箔になる

 ....
あー、何?


セブンスター挟んで微妙に開いたドアの隙間埋めるべきだ/鳴ってるのはずっと8分の5拍子/ハンダ付けしてみ両手/そんなコート全然似合わない/6杯目のアップルジュースはもうほとんど水溜 ....
暗闇に
浮かび上がる 無駄のないシルエット
黄色く光る 大きな丸いふたつの眼だけが
無表情にこちらを覗いている

バルタン星人だ。

両手のハサミを重そうに持ちあげ
分身を残しなが ....
君に会おうと 

ついソコまで来たけど

やはりこのまま 

帰ることにする



背中を向けて

踏み出す一歩も

やけに重く
 

 
深呼吸がしたい、と

 ....
9月11日
学校帰りの地下鉄はいつも
ぎゅうぎゅうでみんな疲れてて きらいだ
でもそれが今日は少しやわらかな
そう、土曜日
休日の人もいるのだ
休日の人も



真実子ちゃん
こ ....
チアーヌさんのおすすめリスト(2002)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- さち自由詩6*04-9-22
走馬灯- あみ散文(批評 ...404-9-22
すい_と参る- 山内緋呂 ...未詩・独白504-9-22
ねや_の_さと- 砂木自由詩5*04-9-22
グレーゾーン- ミズタマ自由詩204-9-22
しき- サカナ自由詩604-9-21
狂人のふりをして- span未詩・独白304-9-21
とてもうつくしかったのに- poetaster未詩・独白404-9-21
ゆう_せ_に- 砂木自由詩10*04-9-21
コントラバスは昏睡していた- エズミ散文(批評 ...5*04-9-21
真空フラスコとティンカー・ベル- umineko自由詩45*04-9-20
サワガニ- たもつ自由詩904-9-18
room- 本木はじ ...自由詩1204-9-18
あっしゅ- 喫煙変拍 ...自由詩604-9-18
路面電車- バンブー ...未詩・独白304-9-18
背の割れた魚- umineko自由詩904-9-18
「_ドライブ_」- 椎名自由詩104-9-18
水蜜桃- 岡村明子自由詩9*04-9-17
距離- アンテ自由詩5*04-9-15
根拠のない永遠(その翌朝)- たもつ自由詩1404-9-15
いつかの出会い- 自由詩204-9-15
けだもの- いとう未詩・独白29*04-9-15
白線ないがしろ感- 喫煙変拍 ...自由詩304-9-14
ともせ- 砂木自由詩6*04-9-13
蚊をやっつけながら- 吉原 麻自由詩8*04-9-13
てばさ- 蒼木りん未詩・独白1*04-9-12
成仏する時の香り- 喫煙変拍 ...自由詩204-9-12
バルタン星人(怪獣詩集)- 角田寿星自由詩704-9-12
水のソコ- ソラ太自由詩104-9-12
癖、焼いてまた、- みい自由詩10*04-9-12

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