もじれつ のはいれつに
ふるいに かけられた
おでこーろん 

さややかに よこにも
つるきん たてにも

とろく とろ とこ
ちいちゃな いしは 
はじきとばし おー

お ....
死が消えていったね

薄暗い画面を見ながら
私は思う

地面が割れて飲み込んだ
山が崩れ地を這った
水がすべて押しさらった

今も

だけど死は画面にはいない
あるのは
凍え ....
 僕は最近、自分の事を「岡山の白い豹」と呼ぶのに凝っている。
 と、言うのも単に白い車に乗っているからである。

 …昔から僕は物事を大げさに言うと、よく言われるが、この年になっても治らない。
 ....
  

   仔犬の
   ももちゃんがいない
   (たんぽぽの綿毛のような

   蟷螂のように
   さみしかった


   *


   仔犬の
   ももちゃんが ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた

私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
 ....
ちさ とり わけ た
ちせ ゆく ほほ に

まわす ひばな のの
まざる ひざし やや

さと せぬ から な
くり ゆく みや や
沈んでゆく まま
煙る 山の稜線に

つながれた 足首
舐め 影 さすり

行けども 喰らえない
案山子の ぼうふらに

低く うめき ひそむ
まだ 試した事のない

 ....
ネオンの中にまぎれてばかりやと
体に悪いって信じててん

今日なんか変なルートたどってるねん
あのままじゃ、きっと
なじみのないBARで
40代の男の近くに
しらじらしく座りそうやったわ ....
プリントを握り締めて
廊下を駆け抜けた

ひるやすみ  二十分

あぁ あの先生のところに書類を取りに行って
それから放送もしなくちゃ
合唱の練習
ポスター貼って あ 筆記用具忘れた
 ....
わるいことがあった日は
たまごを100個
ゆでたそれの殻を
むく
そうなさい、と
むかし誰かに言われたのだ
けれど
誰だったかは
わすれた

殻をむくのは
夜じゃなくっちゃいけな ....
船の停泊しない
図書室には
匂いがない

ブラインドの隙間から
斜陽
カウンターに落ちた
向こうで
司書が背中の羽を
二度動かす

白い付箋のはられた
いくつかの椅子は ....
半年振りの雨が降って
息が寒い
こんな日は






やり場をなくしてから
行動がおかしくてたまりません
ないたりすがったり
だれでもよくなったり
なのにいちどもい ....
 

  葛飾北斎
  の
  雨にうたれて
  (今年の秋桜は美しかった
  豪雨の
  中を
  歩いてきた
  江戸時代にはまだ
  ニホン狼はいたとおもうが
  獣の匂い ....
ブルドーザーには菜の花がよく似合う
はずだったのに
背の高い草にかこまれて
しんみりと秋の花が咲いていた

あおいカーヴをえがいてぼくたちは
しろい凧のように伸びたりちぢんだり
拡散 ....
                  「メリーゴーラウンド」 12

  ごめんね

見覚えのない人たちが
みんなわたしのことを知っている
という状態が
こんなに落ち着かないなんて
想像 ....
なんでかな
夜の匂い
ひとが生きてて
家の明かりの中で
しゃべったり
だまったりしてる
感じが小さい頃
匂ってて
帰ったら僕は
ぼーっとしてた
こうもりもたくさん
飛んでたなあ
 ....
むくろ に入った無実が
ちりちり と はえる

あれから 誰になるのか
飲み込んで 噛み切られるまで

とどめは さしたが
とどきは しない

光点の天
よりの
送源
 ....
 春も夏も秋も、わたしにとっては短かった。あれから一年が過ぎ、長い冬がまたやって来た。失業し、仕事を探している。
(しばらくは会社に行かなくてすむ)
 わたしの元へは戻ってこなかったものもあった。 ....
みんながそうだからって、決めつけないで欲しい
例えば、君が今部屋でAVとか見ながらアタシとのセックスを思い出して
マスターベーションにふけっているのだとしたら
アタシもその光景を思い浮かべな ....
 


  海
  は
  あったが
  水
  は
  なかった
  隕石
  が
  宇宙
  から
  運んできてくれた
  水
  がなければ
  花も
   ....
やわらかいからくるしいのでしょう。目をつぶれば、しょぼしびれるまぶたの裏側にそれまで見つめていた画面の裏腹が白く白く皮膚をとおりぬけるかもしれないと思いきやひろがる想像上のパレードに身を包んでも目の奥 ....       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     ■箱とは、隠すための手段だ。箱とは■■
    ■、入るための手段だ。箱とは、入れ■こ■
   ■るための手段だ。箱とは、遮るため■の ....
かさむ 夜のしおり
長く 読み続けた 香りに

ぽとり と落ちた
蜃気楼

恵みの火
溶けない爪のくず

明日というものが
あるらしい

たたむ手を
寄り添わせないよ ....
3丁目の煙草屋の
3軒隣に住んでいる
3人の悪魔に魂を売ると
素敵なワルツを
3曲ばかり
ご指導願えるそうだ
そんな話を聞いたので
僕は喜び勇んで行ってきた
ところが どうだい
教え ....
紙コップに注がれる筈のインスタントコーヒーでいい

白いカップに淹れて

ください

珈琲は 

正装で飲むものかと

私を大正時代に連れて行って

銀の匙で

薄色のスー ....
 冬はまだ続いている。海からの光で、部屋は青に包まれている。神話の本を繰り返し読んだ。岬には女の顔をした鳥、ハーピーがいるという。元は風の精ともいわれている。そのハーピーが舞う岬から、水平線の彼方を見 ....  目覚めたのは何時でもいいだろ
 パンの朝食でコーヒーを飲んだ
 新聞を読んだ
 もうその記事など一つも覚えてない
 世界が反転すると何色だ?
 反転する ....
  もも
  トイ・プードル
  ちいさなわんちゃん
  かわいい舌で
  ぼくをなめ
  匂いをかいだ
  美貌の顔だち
  ぜんしん茶髪の
  女の子
  あかい首輪
  ふさ ....
ずいぶんたくさん
きんいろのいろがみをためこんでいると
おもっていたら
いもうとはにちようのあさはやくから
いろがみをこまかくちぎって
まるいだんぼーるにぺたぺたはりはじめた
あちこち ....
ゆらゆらゆれる・・・
ポロポロころがる・・・

つよかがってみたり
さみしがってみたり

わからない
わからない

しっと・・・
うたがい・・・  ....
チアーヌさんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かおんのしゅっぽっぽー- 砂木自由詩13*04-10-25
ジャパニーズ・ライスボールをふたつづつ- umineko自由詩504-10-24
白い豹- 藤崎 褥散文(批評 ...9*04-10-23
ももはアイドル- 天野茂典自由詩204-10-23
飛行訓練- 木葉 揺自由詩24*04-10-23
みや_の- 砂木自由詩5*04-10-23
- 砂木自由詩9*04-10-23
おやさいかって_まっすぐかえるわ- 木葉 揺自由詩20*04-10-23
文化祭前- anne自由詩2*04-10-22
たまご- 望月 ゆ ...自由詩9*04-10-21
図書室- たもつ自由詩3704-10-21
夜を泳ぐ- まりょ未詩・独白104-10-21
コスモス- 天野茂典未詩・独白404-10-21
十月に- 角田寿星自由詩304-10-21
ごめんね- アンテ自由詩6*04-10-21
帰り道- 石川和広自由詩7*04-10-20
ひびいてくるもの- 砂木自由詩4*04-10-20
冬(「バード連作集4」)- 光冨郁也自由詩8*04-10-19
創造しよう、二人で- e R i自由詩1*04-10-19
蛇口- 天野茂典自由詩304-10-19
スクランブル/こどもの- nm6自由詩904-10-18
ブラックボックス- ピッピ自由詩1404-10-18
消して- 砂木自由詩13*04-10-18
3月33日に- 鏡文字自由詩9*04-10-18
紙コップ- 蒼木りん未詩・独白4*04-10-17
翼(「バード連作集3」)- 光冨郁也自由詩12*04-10-17
袈裟懸けメロウ日記- カンチェ ...自由詩6*04-10-17
もも- 天野茂典自由詩204-10-17
きんいろ- アンテ自由詩5*04-10-17
ユラユラ- 未詩・独白3*04-10-16

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