絵を描くのが好きな姉でした
葱の絵を描いていました
うずくまる猫のように
ときどき鰹節も描きました

弟と仲が良くて
いろいろな物を交換していました
いろいろな物の中には
巷にある ....
  

   青のキリンが
   長い首を伸ばして
   木の葉を食べている
   あおのキリンはいきのこるために
   首を進化させてきた
   キリンはたったままねむるか
   ....
ふかーい海の底へ飛び込んだら
途中で深海魚に出会いました

「深海魚さん、どこへ行くの?」
「なーに、わたしは夢を叶えに行くんだよ」

そう言って深海魚は浮上していきました

「深海魚 ....
                    115時 @ハト通信

ほんにかいてあるとおり
クッキーをやいた
すごく
おいしかった
揺れている――
火が、無人の家に続く砂利道のそこここで、
揺れている、原野の風の行き来にあわせて
揺れている、枯れかけた草の群れが、
火が跳びはねて渦巻く、
日没前の世界に


揺れて ....
あなたが後ろを向くと
私の胸から
レモンスカッシュが吹き出した

瞬く間に水の幕をつくり
私の前を一面覆う

そっと指で触れてみる
波紋は広がる

ほんの少し振り返った
あなたの ....
田舎のネオンをにじませてゆく雪
ここには似合わない音楽ばかり流れている街

ガソリンスタンドにはタイヤ交換の長い列
観覧車はもう、来年の春まで動かない

寒いんだから
余計な言葉を喋 ....
たくさん野次馬がいて
わあわあ騒いでいる
下りなのか登りなのかわからない坂道を
私は必死に歩いている
というか
這ってるみたいになってきた
インゲン豆が数限りなく空から降ってきて
今日は ....
なっちに誰も突っ込んであげられなかった


肩叩いて


尻さわって

























モーニング娘。の ....
 なんだか祭りが始まっている。といってもなんて言うか、たいしたものは書けやしないのだが、要するに「鑑賞文」の断片を私的メモを公開するようにひとまとめにしておけば、僕が好きだなあと思ったり、もっと触れて ....    音楽



   それは
   精神の

    


       麻薬である

                 2004・12・12
ドーナツの穴に通した薬指キミは微笑って食べちゃったけど

夕焼けとカレーの匂い誘われて結局君を選んだ僕は

なんとなく恋の病に効くモノを君に聞いてる治る気はなし
 1
電球頭とオルゲン 下弦の夜に光る雨陰
0朱-音霊韻に道化るアルゴン時計は
針ニ非ズのラマーズ刻みのマルス避け
星がお留守の空に電球頭が
全ての(オール)銃(ガン)を撃ち込んだ、銃声!
 ....
二枚貝の裂け目から
たくさんの血とともに
ユーモアのある満月が
6つ産まれた
君がそれを食べちゃったんだから
君がもう一度
産まれなくてはならないのに
あのお爺さんは
そんなこと気付き ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
 太陽の光りを吸って
 干された布団は気持ちがいい
 ぬくぬくしている
 ぽかぽかしていいる
 ご飯を食べると眠くなる日々
 午後はかなりきついのだ
 睡眠薬で2時間ほどしか眠れないので ....
めろめろの魔法は消えてしまった

小さい頃に飴屋さんで見た、
甘い丸い平たい虹色キャンディー
たしかに、あれになりかけていたのに
めろめろの魔法と消えてしまった
あの子供の鼻歌を
歌って ....
砂糖がけのおいしそうな空は
君がくれたビスッケトより甘い
一本百円のだいこを買って きょうは煮だいこにする

頭からしっぽまで えいえいと皮をはいで

すりきり水 ひとつまみ塩 ひとつまみ砂糖 昆布

この時期のは 霜が噛んでいておいしい と ....
穏やかな平行の視線
温もりのすき間に
優しい花を飾って

大きさの違う手のひら
重ねても埋まりきらない
埋めなくていい

近付いて
震え
離れては
響く

声も
色も
匂 ....
   灯油ファンヒーターが音立てて
   なっている   
   6時前の朝
   どこかから風がもれてのだろうか
   寒い まだカーテンは締め切きったままだ
   からすがとおく ....
あなたは正しいことが好きですか

わたしは
キスの向こうにある風景をぼんやり知っている
それはやわらかで 
さみしい

わたしはいつも探している
わたしは時々メールを打つ
返事がくれ ....
消えていく
痛みをなぞりながら
その痕こそが
証であるかのように

鮮やかに
鳴いている
幾羽か、を、目に
焼き付けることもなく
空の夢をよく見るのだと
その人はうつむく
 ....
夜のレモン。
堤防の上で君と、レモンと

夜のレモン。
夜のレモンを齧る、少し寒くなってきた。

夜のレモン、なぜこんなにも、ごつごつと、緑色で、
死体のまぶたのような、ぶ厚い皮でおおわ ....
   (演歌でも歌いたくなるときがある
   淋しい夕暮れ
   帰り支度に遅れて
   ひとりぽつねんととり残されて
   あんなに人がいたのに
   もうみんな帰ってしまった
    ....
ご飯食べて
酒飲んで
Hしたあとに言うのもなんですが
「付き合おう」

この言葉で救われたのは
僕?それとも君?

困難な道を歩んできた僕達は
月明かりの下、ベッドでお互いを知った
 ....
フライパンに割り入れる朝

お皿に乗せるそれは

ただの目玉焼きではないのです
                    114時 @ハト通信

ノートの
どのページをめくっても
もういいや
ってかいてあって
そのうえから
ぐりぐり ぐりぐり
ぬりつぶしてある
 ....
  赤いか傘さして
  河原に行こう
  なんにもみないで
  うずくもっていよう

  流れてくるものが
  カバンでもだまっていよう
  流れてくるものが惑星でも
  だまっていよ ....
風が

青の水たまりの上。
チアーヌさんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- いとう未詩・独白904-12-15
青のキリン- 天野茂典未詩・独白204-12-15
夢見る深海魚- ベンジャ ...自由詩7*04-12-15
クッキー- アンテ未詩・独白6*04-12-15
火の断章- 安部行人自由詩1304-12-14
レモンスカッシュ- 木葉 揺自由詩7*04-12-14
ホットコーヒー_ふたつ- あかり自由詩304-12-14
バナナフィッシュがバナナを食べる日- 佐々宝砂自由詩204-12-14
〜to_なっち_pain〜- 馬野ミキ自由詩15*04-12-13
【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)- 川村 透散文(批評 ...1004-12-13
媚薬- 天野茂典自由詩204-12-12
なんとなく- ユメミ  ...短歌304-12-12
メルヒェノルガン- 六崎杏介自由詩804-12-12
ヴィーナス- 鏡文字自由詩3*04-12-12
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
太陽の光りを吸って- 天野茂典未詩・独白304-12-11
めろり- nomi ...自由詩204-12-11
空色のビスケット- ユメミ  ...自由詩5*04-12-10
土曜日のよる、台所で、思いがけず罪深き大根_- 六一介自由詩504-12-9
和音- さち自由詩8*04-12-9
Tropical- 天野茂典未詩・独白504-12-8
希望- umineko自由詩704-12-8
飛ぶ鳥をよく知らない- いとう未詩・独白13+*04-12-8
『夜のレモン』- 川村 透自由詩904-12-8
演歌が聞きたいときがある- 天野茂典自由詩304-12-7
恋人- ヤマト自由詩404-12-7
簡単な朝食- ふく携帯写真+ ...8*04-12-7
しろいページ- アンテ未詩・独白7*04-12-7
恋文横丁- 天野茂典未詩・独白404-12-6
上がり風- ふく携帯写真+ ...5*04-12-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67