僕が6分かけて君が どうして間違っているか
ていねいに 論理的に説明しても 君は

  「だってキライなんだもん」

僕は コッパミジン

君の理不尽さは いつでも的を射ている

メ ....
風が
紺色に
染まるのは
たまらないから
紅色の
ガラス玉を
回し続ける
あまりの暑さにクーラーをつける
よほど暑かったのだろう
いろいろな動物たちが家に集まりはじめ
またたくまにいっぱいになった

長い部位をもっている動物はそれをたたんだ
肉食動物は捕 ....
風邪引いて
喉が痛いくらいの咳で
ふらふらしながら
煙草吸って
酒飲んで
関節も痛いや
みしりって音するや
壊れそうで
壊れないもんだな
けっこう丈夫にできてるもんだな
 ....
ときおり うなずく
うっすら目をあけて
アリでも ながめているのか
ここからは遠い
灰色の眼鏡には まぶしすぎる
桜の羽毛
さわっても怒りもせず
ときおりうなずく
貝のようなオ ....
コポコポ・・・





              ・・・コポコポ



       水の音?がする。







コポコポ・・・

     ....
ゆふぐれに君とふたりで春の墓地ここでひととき幽霊しようか


「五千年前の約束忘れたの?」花火しながら妹が問ふ


昆虫がふたりの為の出会いなど知らづに運ぶ花粉かな


警報機こわし ....
ああ・・東京

汗とウマイものが混合する街

ああ・・東京

人情人情というが情け容赦ない街

ああ・・東京

人の歩く速さが淋しい街

ああ・・東京

モノポリーな街
 ....
最近
ヨーグルトが美味しい

爺はよく

「このヨーグルトは安いけど美味しいんだぞ」と

かりんとに付けて食べていた

爺が晩酌の顔で食べていた姿が懐かしい
爺は将棋が好きで
近 ....
夜になると

俺を迎えに来る

輝く鳥

俺はこいつに乗って

夜に

羽ばたく

月も触れそうだ

星も触れそうだ

夜の闇はそんな

できるはずも無いことを
 ....
あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
■川村 透 [22:35:20]

Spoken Words
恋もポップに見えて来た。ジャジィでダルなWord
やわらかく気のふれたこの世界
風がひかりに変わるまで。
片手に知識をかかえて ....
だんらん中に電話が鳴った
君があわてて受話器を掴む
こわばった顔が一気に緩む
娘が私立の幼稚園に
合格したとの連絡だった

待ちに待った吉報に
君が小躍りしてるから
僕も負けじとブレイ ....
高揚に 愛得る融と 抱擁を。 掌の木々が育ちすぎてしまったので
部屋はまた落ち葉で満たされていく
金属疲労した喜びのような朝焼け
台所の隅にある停留所で
君は名の知らぬ街へ行くバスを待っている
その靴は曇り空の下 ....
きりとられたひだりうで
をみつけたのは
きんじょのこども
のこりのぶひん
をさがすのは
わたしたち

みぎうでは
くろのびにーる
のなかに
どうたいは
うみに
みぎあし

 ....
国道にはいるまでの
大きなカーブを
みつばちにまたがって
オレンジ色の夕日を背に
はしる

ガソリンの匂いと
飛ばされるビニール
カラフルなベランダ
耳たぶでうなる
かぜのおと
 ....
こうえんのべんちに
ぼんやりすわっていると
ちいさなくもがにしのそらからやってきて
しろいぼうしがひとつふってきた
すると
こうえんのあちこちから
ひとがたくさんわいてでて
ぼうしに ....
見間違える訳がありません
毎朝毎晩あなたへの愛を詰めていた
 野球かばん
あの狭いワンルームで
あなたが感想も述べずに頬張っていた食事
それを作るわたしの足元で
忘れられたように強い存在感 ....
隣で笑っている彼女が僕の空間から消えていった。

そこには笑うノッペラボウがいる



彼女の存在を僕は消してしまった。

僕の君はもう消えてしまった
     君のポケットに
          無理やり

             “手”

     押し込めてみる

     君の手が包む

             “手”
 ....
批評だ批評だ批評が必要だとネットで吠え続けて、おそらく数年になる。私自身は、地方同人詩誌での合評会や蘭の会内部でのわずかな批評と、詩集そのものに対するいくつかの批評をのぞき、自分の作品に長文の批評をネ ....  

 朝から不調だった。
 午後もそんな調子だった。風呂場で髪の毛を切った。どこにでも売ってるハサミだった。排水口に髪の毛が詰まった。つまんだら、たいした重さじゃなかった。
 ....
目覚めている時の、
彼女の姿は写真には写らない。
僕はこっそり、眠り姫、と呼んでいる
なぜって?
眠っている、その姿だけは写せるからだ、
盗むことが出来るからだ、
と、僕だけが知っている。 ....
微熱おぶてにとりますも眠るままちりともなかぬ冷たきこばこ

ことばなく熱きくちびるただそつとそわせるばかり冷たきせなに
 冷たくて清らかな流れの中を

 何も気負わず

 まっすぐに 真っ白なまま流れて

 偶然だけで君に出会い

 目が合って一目惚れ

 一瞬で恋に燃えて

 次の瞬間には ....
 




 広さを言い表せない頭上の空が
 歩いてるうちに狭くなる
 登場する人物の頭は抜け落ちた
 頭で隠していたものは
 隠す必要がなかったものだ
 電柱のチラシ一戸 ....
にゃんでか知らにゃいけど
「にゃににゅにぇにょ」
が言えにゃくて、全部
「にゃににゅにぇにょ」
ににゃる
日常生活に支障はにゃいもにょにょ
こにょままでは
僕が僕でなくなってしまう
 ....
濃度を増した緑 の根元
アスファルトには 日陰がある
かつて人だった空間には
かつて花束だったものが 積もっている


湿度に黒ずんだ日陰 の隣
アスファルトには 日向がある ....
ずっと
風をさがして
生きてきた

たとえば
こんな
よく晴れた日には
釣り竿を担いで
山に行くのがいい

頂に着くと
{ルビ草原=くさはら}に寝ころんで
釣り糸を垂れるのがい ....
チアーヌさんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だってキライなんだもん- クリ自由詩5*04-5-27
点の風景- 草野大悟自由詩304-5-26
すべてのものへ- たもつ自由詩3204-5-26
らぶとか_らぶとか- いとう未詩・独白13*04-5-26
彼女へ- 湾鶴自由詩504-5-24
排水溝...- 自由詩3*04-5-24
廃失者- 本木はじ ...短歌2604-5-24
東京- 純太自由詩504-5-23
ヨーグルト- 純太自由詩304-5-23
☆132_ビッグバード- 貴水 水 ...自由詩8*04-5-23
てんぷら- 月音自由詩4004-5-23
『即興_In_Motion_0521』- 川村 透未詩・独白5*04-5-23
ダンス・ダンス・ダンス- あとら自由詩804-5-22
Lover's_Play- 六崎杏介俳句404-5-22
その森- たもつ自由詩13*04-5-22
ころし- 草野大悟自由詩2*04-5-22
ハニーバイクに乗って- 石川未詩・独白904-5-22
たのしいきもち- アンテ自由詩504-5-21
あなたの野球かばん- KEIK ...自由詩6*04-5-20
けむり- 自由詩404-5-20
〜_手_〜- 自由詩704-5-20
やりたいことがあるんです- 佐々宝砂散文(批評 ...30+*04-5-20
螺旋模様- カンチェ ...自由詩6*04-5-19
『石の女』- 川村 透自由詩7*04-5-19
背を折りて眠る携帯仕事なし- 佐伯短歌204-5-19
いーじーらいふ- マッドビ ...自由詩504-5-18
昼下がりが発狂した- カンチェ ...自由詩104-5-18
にゃ- たもつ自由詩3504-5-18
容器の中の夏- A道化自由詩1104-5-18
風を釣る- 草野大悟自由詩7*04-5-18

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