牧場は、今日も晴れるや。
山の向こうまで続く青空に
ポツリ、ポツリ 綿雲
良く乾いた干草が ホロホロと
風に浮かびそうな具合で
何となく 美味しそうだと思うのは
雑食動物の脳内変換 ゆえ
 ....
4000円ポッキリなんてうそっぱち
薄くて不味い水割りなんか飲めるか
ビールが一本千円だって
腹が膨れて中身がない
一時あとにはションベンだ

俺といっしょだ
俺といっしょだよ
俺とま ....
   {引用=バージェス化石群のうかぶ
地底の暗がりで
水晶の音を聞きながら
ねむっていた
あなたへ

拝啓}
東北本線の夜行便が
山沿いの陸橋をちいさくわたり
けわしく青らむ空の奥 ....
もちろん玄関は話はしない 耳がないというのは別だが
セールスマンと犯罪者をごっちゃにしたてる女の
手には 誰かが描いた オモチャの指揮棒が握られている 
彼女がそれをふるえば 世界は一斉に晩餐を ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
頼まれゴトを、完璧にこなしたいと、必死になるのは、
嫌でも人間に愛されたいと願ってしまっている自分と直面するので、
そんな愚かな自分を殺してあげたいのに、
握力9.5のアタシでは、とうやらラクに ....
 詩を読んだり批評書いたりするときの話。
 その作品に対して「それはどこで笑うのか」って思う。それはどこで泣くの
か、それはどこでグッと来るのか、それはどこで頬を染めるのか、どう言い換
 ....
探しものはあっちみたいだ

ゆっくりと
確実に
足取りは早くなる

あおそらの下
知らない内に僕は笑って
閉じこもっていた男を開いたら、また男が出てきて困った。
そう、この男はとてもしつこい。
どれくらいしつこいかというと、
蟹味噌の最後のほうくらいに生あたたかくてイヤラしい。
そして同時に、短冊 ....
吹雪が吹き上げてきます
 私は一人でお茶を飲んでいます
木々に掛かる雪は枝に絡み、ミニチュアの樹氷のようになっています
 ホテルの明かりは白熱灯でぼんやりとテレビを照らしています
僕はその中を ....
私と仕事
どちらが大事?って聞かれたら
腕組み するかな
まあ
どっちも大事です

じゃあ
セックスと詩の
どちらが大事?って聞かれたら

それはけっこう難しいよ
なにせ
突拍 ....
「魚の目ん玉だったら、コラーゲンだし、役にも立つのに」


そう吐き捨ててアイスピックを洗いに踊り場へ
階段の壁面に喰らいついている蛇口をひねる水は冷たい

目ん玉は、掌の上で ....
消しゴムが風邪をひいたから
ぼくのテストはまっ黒け

お母さんは口さけ女
お父さんはたこ星人
お姉ちゃんは鼻毛ぼうぼう

えっちゃんが
青くて丸くて大きいカンカンから
花の消しゴムを ....
ある方から、俺の詩の内容について、私信を頂いた。
滅多に無い、と言うより俺の詩についての私信はほぼ始めてだったので、
非常に嬉しい。ついつい喜んで、七味唐辛子を舐めてしまう。

さて。ご存じの ....
なに?デカよ
「眠れないし便秘」
ナイス ナイスな憂鬱さ加減だ
オマエはいつだって面白い
オー おまけに目の焦点が合ってないぞ
そしてここはスクランブル交差点だ
斜め横断OKだ


 ....
おっさんのニオイを嫌がるのは女の子だけじゃない
オレだって嫌だ
終電でおっさん三人に囲まれた (マエちゃんが寂しがり過ぎるせいだ 今生の別れじゃないっつーの ☆コンチキショウ☆)
かなり強烈だ
 ....
{引用=
AM1:45


解熱剤を飲む

解脱する
赤血球の、ような

未確認、
思考、
物体

白熱灯に
照らされた
戯画

舞台の上を、
這い回る

私の ....
かわいいとか好きとかそんな
実態のないものを餌にすると
飢えてる人ほど
よく引っかかります
花束とかプレゼントとか
疑似餌(ルアー)がよく効く人もいます

小魚はリリース。
たいてい集 ....
(お金なんていらない)

昨日、100円のおにぎりが買えませんでした。
財布の中には104円あっても、
税込み105円のおにぎりが買えませんでした。
コンビニの店員さんは残念そうで、
僕は ....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
五分後には
起きているはずだからと
忙しく鳴く小鳥を
なだめて眠る



親鳥は必ず来てくれる
          と


大きな口を開けて
眼、鼻、耳、口、毛穴
すべての穴に私たちは窓を取り付け続けた
窓に明りが灯ると私たちはそれを街と呼んだ
街が体中に繁茂していく傍ら
明りの消えていく窓がある
その浮力により
私たち ....
おはよう
で、今日も誰かが溶けていく
それでも、空を見上げることを止められなくて
いつの間にか、あちこち穴だらけになっている


使い古しの気持ちを手紙に残して
あなたもすっかりと溶けて ....
こっぷのみずをこぼしたら
ちゃんとふきなさい
ってよくしかられた
でも じゃあ
こっぷのそとへみずがながれだすのも
わたしのせい
なんだろうか

すすみつづけるのは
あんがいかん ....
昨日美という女がいた
小柄でどうしようもなく泣きそうな顔をした女だった
うつむくと
細いまっすぐな鼻筋があって
ベクトル
時間軸とは関係もなく
電車の床に延びてゆく明日
昨日美はイチゴが ....
楽しかったはずなのに
別れたとたん寂しくなる
ボクは全くバカですね
最後まで騒がずにはいられないのです
 本当は、こんな文章を書くべきではないのかもしれない。ましてやそれを発表するなどということは、絶対にしてはいけないことなのかもしれない。だが、時には書かなければいられないこともあるし、書かなければなら .... 楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ


僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった


たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....
あなたが夜中に電球を交換したから
母子手帳にないものを確認したわたしです
今朝は自然に目が覚めました
これが普通だったのかな
なんだか病気のようで
そう思ってしまって
それでも反省する気に ....
駅名が思い出せない駅で

あなたと雨降りひとつの傘で

無くなった記憶を探しています
増えていく水のなかで
忘れ物をただ4つで

携帯が壊れて

時計が壊れて

水が持 ....
チアーヌさんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裸のマリー- 千月 話 ...自由詩10*05-4-6
BLT- 太郎本人自由詩9*05-4-6
風景観察官の手紙- 朝倉キン ...自由詩23*05-4-4
もちろん玄関はー- プテラノ ...自由詩3*05-4-4
少しだけ悲しいお話をしたあとに- ベンジャ ...自由詩31*05-4-3
つれづれ、最後の- e R i未詩・独白105-4-3
それはどこで笑うのか- Monk散文(批評 ...3705-4-2
矢印を見上げて- ふく携帯写真+ ...12*05-4-2
クレジット・ワン- 佐久間  ...自由詩2*05-4-2
雪〜バイノーラルならば雪- 黒田康之自由詩105-4-1
ふたり- umineko自由詩7*05-4-1
*アイスピックララバイ*- 自由詩11*05-3-31
消しゴムが風邪ひいた- 385自由詩2*05-3-31
Fワァドとか_Sワァドとか- 虹村 凌散文(批評 ...11*05-3-31
ジンジャーエールを買って飲み過ぎな男- ヤギ自由詩7*05-3-31
おっさんのニオイ- ヤギ自由詩9*05-3-31
戯画バイト- 043BLUE自由詩305-3-31
釣りをするひと- いとう未詩・独白505-3-30
お金なんていらない- ベンジャ ...自由詩10*05-3-30
美しい夜に- いとう未詩・独白18*05-3-30
優しい仕事- あとら自由詩5*05-3-29
- たもつ自由詩1105-3-29
水溶性の、誰かの- 霜天自由詩2905-3-29
じゅうりょく- アンテ自由詩3*05-3-29
ありえない名前- 黒田康之自由詩805-3-26
寂し上戸- ヤギ自由詩2*05-3-26
詩人の罪- 岡部淳太 ...散文(批評 ...40*05-3-25
誕生- バカ男短歌23*05-3-25
あなたが夜中に電球を交換したから- 辻野克己自由詩605-3-24
- 自由詩105-3-23

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