触覚の先端ではもう無くしたての繊細な産毛
 幾千とおりの声が転回を始めている
  その閃光は深く深く脳を焦がし
   僕の両手から溢れるハチミツを虹色に染め
    やわらかく着地 ....
  氏ねと命ぜられて
  氏者よ
  おまえはどこに逝くか



輝く油膜を見つめている
四日頃の月が
黄砂にけむり
ここは沼のほとり

膝のうえにゆっくりおりてくる
天か ....
胸に溜まり続ける不安に急かされて止まらない

話を聞いてもらいたいだけの寂しがり屋の女と付き合うのは
実は
私にとって
楽だったかもしれない

深夜ふらふら遊び歩いた

面倒見がいい ....
落とし穴に落ちている人たちはいつも助けてという

手をさしだすと隠し持っていたナイフで傷つけられる

ロープを降ろして「これをつかんで上って来い」というと

落とし穴のなかでみつけた五円玉 ....
よるの薬を飲んだ後にみなで喫煙室で煙草を吸った

ここ出たら何とか障害者認定の何とかの年金がいくら入るとかそんな話をしてた

精神障害者だって沢山ずるいこと考えているんだぜ

ピンクののー ....
笑うカスタネット











石原大介さんの詩を読んでいる。石原さんは、そう言うことができるとしたら、短歌を
よくした。そう言えないという人がいらっしゃれ ....
たなかさんちに
ようじがあるとかで
おばあちゃんについていった
すごくおおきないえで
おばあちゃんとたなかさんのはなしが
いつまでたってもおわらないので
ろうかをたんけんするうち
す ....
春に誘われて地球に頬擦りしたくなる。
夏に誘われて風とイチャイチャしたくなる。
秋に誘われて妙にお腹が空き、
冬に誘われて冬眠に入る。
毎回、訪れる季節に誘われて
良く解らないけど、
簡単 ....
約束されたことは、なかった
ただ一度も、なかった
噛み合わない歯車が磨耗を呼び
嬉々として
それを食い潰した
約束されたことは、なかった

約束されたことは、なかった
なだ ....
いくつもの雫が
髪の毛にぶらさがる
忘れてるのか 思い出せないのか
じれったい重み

麻薬のように
ピッシリと整えられたシーツは
刺激し続ける

ストッキングを脱いで

 ....
形のない
おくりものを探しに
秋の夜長
旅に出よう

月光がかった
道なき道を
わざとつまずいて
わざと笑って
わざと愛して
わざと別れた

それだけのこと
  
  
  
  
思い出は美しかったと過去形で静かにきしめ回転木馬

さようならまたこんにちわ結局はどこにも行けない回転木馬

夕べから眠れませんという君に回転木馬の歌を聞かせよう
おはよう、

立ち止まれるのは
げたばこだけ

あなたは、寒さには気づかない
わたしの
手が赤いのはしあわせだからです

髪が、さっきからおりてきて
邪魔をします



 ....
街は暗がりを望む
茶色のパーカーに、黒いブーツ、
ベージュのバッグに、光らないピアス

おしゃれが好きな君は
街と同化するように
暗がりを望む

そんなに暗がりにとけこんでしまったら
 ....
何日か前の朝日新聞朝刊の広告に、『不食−人は食べなくても生きられる』というおっそろしいタイトルの本が載っていた。数年ほど前にも同様の話を朝日新聞のコラムで読んだ覚えがあり、あまり驚きはしなかった(私は .... 夜空に咲いた
大きな花は


季節を巡った花弁を
風に乗せて


花粉を撒き散らしながら


  とけて

    とけて



大地へ

降り注ぐ


 ....
ネットで調べ物をしていると、時々妙なものに漂着する。今日もそう。

(CMにでてくるチワワってどんなんやったっけ?)

キーワードをいくつか入力し、リターン。お目当ての画像にたどり着く。おけお ....
                  「メリーゴーラウンド」 14

  雲の形

きりーつ れーい
間延びした声で
教室のスイッチが切りかわる
先生が告げた教科書のページを開いてみて ....
 



  37.6度の微熱があって
  ぼくは食虫植物にやられたようだ
  巧妙な手口で誘い込まれ
  まんまとぼくは捕食された
  もう二日もほったらかしだが
  そのうち ....
隠し路線「地下鉄暗闇線」の出し方

中央線編で終点の東京駅が近づき、「成田エクスプレスをご利用のお客様は、ホームを渡りまして〜」というアナウンスが流れている途中で向かい側のシートに座っている人々の ....
目覚めのよい朝
陽の光を浴びようと
玄関を開けると一面
積もっている

靴を履いて
一歩踏み出す
心地よい音がする
サクサク サクリサクリ

uniの6B鉛筆だ
書き方の時間
 ....
からだじゅうのざわざわ、いっこいっこ
追っかけて 今日は、晴れているの、
太陽がおっこちていてよかった、ぽっかりと
あおぞら。追っかけても、追っかけてもどれにも追いつけない、
でいる わたしは ....
冷たい壁の手触りを確かめながら
第十三使徒
死都
ネクロポリス
暗い地下道をたどって行くと
薄汚れた鏡に
見知らぬ男の姿が映し出された
肩をすくめた黒マントの中に
密かに呼び出される空 ....
ぽすっ・・・ぼすっ・・・
   ぽすっ・・・ぼすっ・・・









ぼす・・・










   ぽ ....
朝飯の味噌汁ぶっかけ飯(俗に「猫まんま」ともいうが、猫は味噌汁ぶっかけ飯なぞ喰わない。味噌汁ぶっかけ飯を喰うのは犬だ。故に我が家では、味噌汁ぶっかけ飯を「犬まんま」と呼ぶ。「猫まんま」は鰹節をかけた飯 .... 昼寝して
起きるときは
なんて短い眠りと感じ
2時間は眠ったのに
太陽が既に紅くなりはじめたのを見て
生きていくことが嫌になった

駄目だもう
何もかもが嫌になる

寝ても醒めても ....
ぼせい 【母性】

女性がもっているとされている、母親としての本能や性質。また、母親として子を生み育てる機能。
⇔父性
「―本能」


これは、Gooの辞書から転記しました。
でも、 ....
番号で
管理されても
輝くものは
輝いている
落札!
高らかな宣言とともに成響くハンマァの音
砕かれる落札者の商品

海に灰を撒くなんて穏やかじゃないね
豪華クルーザーの乗客の声
本当は叫んでいる

薄暗い雪が降る
溺れているの ....
チアーヌさんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
BEE- たもつ自由詩1404-11-12
聖餐- 佐々宝砂自由詩204-11-12
彼女- 蒼木りん未詩・独白2*04-11-12
たすけて- 馬野ミキ自由詩16*04-11-11
Yonago/米子- 馬野ミキ自由詩504-11-11
笑うカスタネット- m.qyi散文(批評 ...7*04-11-10
かお- アンテ自由詩6*04-11-10
愛されすぎて...- 月山一天自由詩3*04-11-10
霜降る月の霜。踏み拉かれる前の、あなたへ- いとう未詩・独白1204-11-10
- 湾鶴未詩・独白604-11-9
月光がかった- ツクヨミ自由詩804-11-9
わざと- umineko自由詩604-11-9
回転木馬- 山田せば ...短歌804-11-9
この子はわたしの- みい自由詩6*04-11-9
秋冬- e R i自由詩2*04-11-8
それこそ_どうでもいい話- 佐々宝砂散文(批評 ...204-11-8
花が降ってきた- あとら自由詩3*04-11-7
素描_「ラブドール・ユカリ」- umineko散文(批評 ...404-11-7
雲の形- アンテ自由詩3*04-11-7
毛氈苔- 天野茂典自由詩204-11-6
各駅停車で行く隠し路線の旅- 不老産兄 ...自由詩204-11-6
uni- 385自由詩1*04-11-6
アイ・アム・レイト- みい自由詩5*04-11-6
探索者- ダーザイ ...自由詩1204-11-5
泥饅頭- 自由詩11*04-11-5
どうでもいい話- 佐々宝砂散文(批評 ...904-11-5
短休- 蒼木りん自由詩2*04-11-5
母性という幻想- 宮前のん散文(批評 ...11*04-11-5
ナンバリング- いとう未詩・独白504-11-4
忘れえぬ夜のために- 黒川排除 ...自由詩404-11-4

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